俳句
天気
○会費領収書、礼状など。
○円覚寺と東慶寺は、どちらがいいのだろうという考えがうかぶ。初めは東慶寺の方が、植物もいろいろと優しいげに植えられて、いいと思えた。そういう意味では、いいお寺だ。しかし、紅葉も冬の色を呈し始め、野牡丹の色も濃くなると、早朝の箒目もあたらしい、誰も人の来ない円覚寺のほうが優れているように思える。精神の底をつくようなものが円覚寺にはある。それが何かはよくわからないが。
○これまで、こちらに来て、随分電車の中の人々を観察してきたが、おととい丸の内まで電車で行ったときには、電車のつり革にぶら下がっている人、目を瞑って黙然と腰掛けている人、携帯を睨んでいる人を眺めていると、漱石に描かれた東京の人々の様子と、今の時代の東京となんら変らないように思えた。昔から、東京の人はああだったように思える。人口が多くなったかどうかではないようだ。首都であるせいか、気質のせいかは、知らないが。
天気
○会費領収書、礼状など。
○円覚寺と東慶寺は、どちらがいいのだろうという考えがうかぶ。初めは東慶寺の方が、植物もいろいろと優しいげに植えられて、いいと思えた。そういう意味では、いいお寺だ。しかし、紅葉も冬の色を呈し始め、野牡丹の色も濃くなると、早朝の箒目もあたらしい、誰も人の来ない円覚寺のほうが優れているように思える。精神の底をつくようなものが円覚寺にはある。それが何かはよくわからないが。
○これまで、こちらに来て、随分電車の中の人々を観察してきたが、おととい丸の内まで電車で行ったときには、電車のつり革にぶら下がっている人、目を瞑って黙然と腰掛けている人、携帯を睨んでいる人を眺めていると、漱石に描かれた東京の人々の様子と、今の時代の東京となんら変らないように思えた。昔から、東京の人はああだったように思える。人口が多くなったかどうかではないようだ。首都であるせいか、気質のせいかは、知らないが。