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信州岩波講座2016講座Ⅲ 中野晃一さん&谷口真由美さん

2016年10月28日 | 信州岩波講座
私たちは政治とどう向き合うか
     
◇中野晃一氏(上智大学国際教養学部教授)
        「危機のなかの希望 立憲民主主義のこれから」

 今の日本の状況を「危機的」と捉える人は多いだろうが、安倍首相個人の問題というより、一度政権を放り出した人が再び首相になることを可能にした構造こそが問題だ。
 問題の一つに「官僚支配」がある。特定秘密法や安保法制、共謀罪などは官僚の中にあったものが出てきたにすぎない。そうした官僚支配に対する批判的なシンボルとして、80年代後半から新自由主義的政策が進められるようなった。政治面での典型的例は小選挙区制で、そこでは有権者は「消費者」だ。総理大臣は国民の代表というより最高経営責任者で、選挙に勝ちさえすれば(「お客様」の支持を得れば)何をやってもいいことになってしまう。
 絶望したくなるような状況だが、昨年夏以降希望を感ずることが多々あった。新しい市民の覚醒が起きている。「市民連合」では、かつての運動体の枠を超え、中高年から若い人まで参加している。「市民」とは主権者だ。市民の言うことを国会議員が聞かないなら声を上げようと広がっているのが今の運動だ。
 こうした運動はアメリカの「オキュパイ運動」のように世界で連動して起きているが、日本では官僚支配の伝統が余りにも強いので、「官にたてつく」として批判される傾向にある。また、新自由主義は自民党一党支配にメスを入れる改革のイデオロギーとして歓迎された経緯から、いまだに根強い人気をもっている。このため日本での抗議行動は、民主主義、立憲主義といった問題に特化されていて、それと根が一つの経済、格差などの問題に言及できないでいる。
 野党共闘を推し進めるなかで、市民運動と政党との新しい関係が模索されてきた。そこでキーワードになるのは「応答」だ。SEALDsの学生たちと中高年の人たちとの間には応答関係があった。そうした関係の中で日本の民主主義が作り直されているのが現在の状況だ。こうした応答関係が政党政治の中でもできるのか、選挙の時だけの「お客様」ではなく、常に私たちの代理人である政治家たちを叱咤激励して、私たちの言うことを聞かせる根気強い作業が進んでいると思う。そこに希望を感じる。

◇谷口真由美氏(大阪国際大学准教授・全日本おばちゃん党代表代行)
        「ほんまに知ってる!?憲法と民主主義」

 「全日本おばちゃん党」をフェイスブックに立ち上げた経緯と活動について、「オッサン」と「おっちゃん」、「オバハン」と「おばちゃん」の違いに触れながら、以下のように話しました。
 今の日本の政治は面子や建前にこだわる「オッサン政治」であり、それに対して「おかしい」と言えるのが「おばちゃん」だ。おばちゃんは、「しんどいな」と思うことを次世代に残したくない、そのために何をするか(しないか)を考えことができる。
 最高裁は、「夫婦別姓」を認めていない民法の規定を合憲とする判断を示したが、結婚によって姓を変えたくないという人(女性)の意志は少数者の問題として無視されている。この問題が進まないのは男性中心の国会で後回しにされてきたせいだ。
 憲法について好きな条文を聞くと「9条」と答える人が多いが、私は「99条」だ。国会議員などの憲法尊重擁護の義務を定めた99条は、権力者が暴走しないように憲法によって制止している。私たちが守るのではなく、権力者に守らせるということだ。
 憲法は最高法規であり、これに反する法律や政府の行為は認められていない。選挙の際には、この人に「最高の権力をもつ仕事を与えていいのか」という視点が大切で、候補者が憲法をどう考えているのかを見極めて選ぶ必要がある。そして自分たちの代表者をどう動かすかも考えなければならない。安倍首相が変われば良くなるかという問題ではない。日々のコツコツが必要だ。むのたけじさんは「憲法は普段着でなければならない」と言われた。愛(アモーレ)をもって憲法を読んでいただきたい。

この後、フロアから寄せられた質問に答えながら、二人の対談が行われました。


アンケート抜粋:今の日本政治の底にある「危機」について気づかせ、考えさせてくれた/主権者としてのあり方、あるべき姿・行動について、改めて考えさせられた/憲法をもっと知ることが大切だと思った/憲法への愛、立憲主義とはどういうことか、支持者であることはどういうことか、とても心に響いた/対談形式を取り入れていることはより理解が深まり大変ありがたい、などの声とともに、両氏とも、もう少し講師自身の考えを聞きたかった/質問票の答えをもっと聞きたかった、などの意見も寄せられました。
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信州岩波講座2016講座Ⅱ 佐藤優さん「沖縄と日本」

2016年09月06日 | 信州岩波講座
ー沖縄問題は構造的差別の問題ー




 8月27日(土)の講座Ⅱは、佐藤優さん(作家・元外務省主任分析官)が、「沖縄と日本」と題して、およそ650人の聴講者を前に、民族や差別の観点から講演しました。

 沖縄の問題が日本人の間で理解されないことの背景には民族の問題がある。イングランド人やロシア人は、スコットランド人やチェチェン人の独立運動のことを理解できない。日本と沖縄の関係も同様で、多数派は少数派を理解できない。
 1952年のサンフランシスコ条約締結までは、日本全土が占領下で「平等」だった。しかしその後は沖縄が差別され続けている。1952年当時、在日米軍基地の比率は沖縄10%対本土90%だった。現在は日本の面積の0.6%にすぎない沖縄に74.5%もの基地が集中している。
 基地と原発の問題を同一とする考え方があるが、過程が全く違う。原発は一応「民主的」手続きを経て合意の上に成り立っているが、沖縄の基地は強制的に接収されたもので、民意の承認を得ていない。
 米軍属の男による女性強姦殺害事件について、翁長知事はオバマ大統領来日に際し直接訴えたいと考えていた。しかし政府は「外交は政府の専権事項」としてこれを認めなかった。東京で同様の事が起きたらどうなるのか。沖縄人と日本人の命は等価なのか? 沖縄と日本のギャップは広がり、不可逆的な状況になっている。沖縄を犠牲にしてまで日本全体のために働く意思はないというのが沖縄人の多数派になりつつある。日本人の当事者性が問われている。
 
 フロアからは70余りの多様な質問が寄せられましたが、沖縄関連では、「政権の中枢にいる人たちが沖縄問題を理解していない。ここ数年の中央政府の沖縄に対するやり方は余りにも無神経」「地政学的に沖縄基地は必要という考えは全く間違っている」「沖縄の貧困問題は深刻だ。基地を縮小する方が貧困の解決につながる」などと述べました。
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信州岩波講座2016講座Ⅰ 高橋源一郎さん「ことばの復興のために」

2016年09月06日 | 信州岩波講座
「私が考え選ぶ明日」を基本テーマとする第18回信州岩波講座は8月6日に始まりました。


ー「ことばの再定義」が大切―




 講座Ⅰは高橋源一郎さん(作家・明治学院大学教授)が「ことばの復興のために」と題して講演。およそ480人の方が聴講。大学での講義のようにステージ上を移動しながら、ユーモアを交えて語りかけました。

 今の20代・30代の人が野間宏や椎名麟三を知らないからといって驚くことはない。彼らはそうした昭和文学の作家たちが〝存在しない世界〟に住んでいるのだ。しかし、例えばドストエフスキーを学生たちに読ませれば、結構キチンと読んでいることが分かる。あるもの(それは時代によって変わる)を読んで感動するということは昔も今も変らない。
 8月8日の「天皇のおことば」で〝戦後〟は終わり、未知の世界に入っていく。そこで大切なことはきちんとものを考えることだ。他人の言うことをそのまま信用するのではなく、自分の頭で考えること、ことばを「再定義」することが大切だ。「民主主義を守れ」というとき、「民主主義って何だ」というように。憲法をめぐっても9条だけでもさまざまな考え方があるが、やはり「憲法って何」という再定義が必要で、その上で一から考えることだ。
 文学には多様性がある。何も否定しない。それは政治とは正反対の世界だ。戦後は終わるが闘う手段はある。最終的には個人個人の再定義で時代に立ち向かうこと。そこに文学の必要性がある。「ことばの復興」とは、衰えてしまったことばや概念が新しい意味をもつことだ。

 後半の質問に答えるコーナーでは、夏目漱石の評価、オバマ大統領の広島演説、弱者を排除しようとする風潮、若者と政治、立憲主義などの問題について、丁寧に答えていました。
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信州岩波講座2016 高橋源一郎氏、佐藤優氏、中野晃一氏、谷口真由美氏の講師陣

2016年06月27日 | 信州岩波講座
第18回 信州岩波講座2016
私が考え 選ぶ明日
8月6日よりスタートします!

 講座Ⅰ 8/6(土)13:30~16:50
     講演:高橋源一郎氏(作家・明治学院大学国際学部教授)
        「ことばの復興のために」
     ・会場からの質問に答えてを中心に
 講座Ⅱ 8/27(土)13:30~16:40
     講演:佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)
        「沖縄と日本」
     ・会場からの質問に答えてを中心に
 講座Ⅲ 9/10(土)13:30~17:00
     講演:中野晃一氏(上智大学国際教養学部教授)
        「危機のなかの希望 立憲民主主義のこれから」
     講演:谷口真由美氏(大阪国際大学准教授・全日本おばちゃん党代表代行)
        「ほんまに知ってる!?憲法と民主主義」
     ・両氏による対談
 会 場 須坂市メセナホール
 チケット 3枚つづり券/¥2500(前売のみ)
      1講座券/前売券¥1000(学生¥500)当日券¥1200(学生¥500)


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第17回信州岩波講座2015報告

2015年10月22日 | 信州岩波講座
第17回信州岩波講座2015は、「未来へ人間らしく―『戦後70年』からの出発」を基本テーマに3つの講座を実施しました。
戦後日本の歩みを支えてきた憲法が、政府によって踏みにじられようとした敗戦後の原点に立ち返り、人間らしく生きられる社会を築くために再出発しようということが、テーマにこめた考え方でした。



○澤地さん 旧満州体験を踏まえて
★講座:講演 澤地久枝氏(ノンフィクション作家)
「希望〟を守る旅」
質問に答えて 澤地久枝氏×工藤信一氏(信毎論説委員)
澤地久枝さんが「旧満州」で過ごした自らの戦争体験を出発点にしながら、民意を全く顧みようとしない現政権の手法に対し、「アベ政治を許さない」と、ノンフィクション作家として歴史を検証してきた立場から厳しく批判されました。
 
○上野さん、金子さん 政策に厳しく
★講座:
講演① 上野千鶴子氏(社会学者)「戦後70年、日本の女性は幸せになったか?」
講演② 金子勝氏(慶應義塾大学教授)「アベノミクスと地方創生は何をもたらすのか」
対談 上野千鶴子氏×金子 勝氏
上野千鶴子さんと金子 勝さんが、学者としての専門的な観点から、「ネオリベは男女格差を生んだ」「安定雇用を保証し、長時間労働をさせないことが少子化対策にもなる」「アベノミクスは破綻する運命にある」「今のやり方で地方は豊かになれない」などと、安倍政治の問題点を明らかにしました。

○山田さん「ちょっと待つ」大切さを
★講座:講演 山田太一氏(脚本家・小説家)「80年を生きて」
質問に答えて 山田太一氏×丸山憲司(信州岩波講座企画委員長)
山田太一さんは、人間と時代の関わりを見つめてきた脚本家の視点から、「不自由さの魅力」や「便利にはなったが余情が無くなった」ことなどに触れながら、効率や経済性ばかりが偏重される世の風潮に対し、「ちょっと待つ」ことの大切さを説かれました。

会場には若い層の姿も 安保法案審議の追い風
3講座ともに、会場からの質問も交えた対談があり、講演を更に深みのあるものにしました。
聴講者は3講座合わせて約2,300人と昨年を大幅に上回りました。安倍政権の横暴ぶりに対する批判が高まる中での開催で、内容がタイムリーだったことも要因の一つと考えられます。

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第17回信州岩波講座2015

2015年09月21日 | 信州岩波講座

未来へ人間らしくー「戦後70年」からの出発
第17回信州岩波講座2015 講座Ⅰ(8/9)、講座Ⅱ(8/29)、講座Ⅲ(9/12)から 
 
 澤地久枝さんは、2008年の第10回記念の講座以来2回目の登場である。間もなく85歳をお迎えになる年齢にして大変お若く、元気な、はきはきした声音が会場の張りつめた空気によく溶け込んだ。なによりも普段市民との対話を重視し、数多く積んでいるだけあって一般聴衆に分かりやすい話法がよかった。8月9日講座Ⅰ「“希望”を守る旅」と題して講演90分。730人。
 幼児期に旧満州に渡り、そこで敗戦を迎える。ちょうど8月9日ソ連軍の急襲に遭遇し、身一つで日本へ引き揚げた体験をもつ。出版編集者になってから『人間の条件』を書いた作家五味川純平の秘書を10年経験した。これらの経験はすべて氏の作家人生の肥やしであり、思想の基層を形成している。
 
 忘れられない2008年の澤地さんは「いのちの重さ」を語った。当時若者の間でちょっとしたブームだった小林多喜二の『蟹工船』を紐解いて、さらにイラク戦争やベトナム戦争で息子を亡くしたアメリカの母親たちのその後を辿った。そこで「死者は一瞬に去っていくけれども、残された者の悲しみは無限に消えることはありません」と反戦と平和の尊さを説いたのだった。

 講座Ⅱは、盆過ぎ雨上りの涼しい会場。3回目になる上野千鶴子さんは、大の仲良しの色川大吉さん(歴史学者、90歳)と連れ立ってマイカーで登場。「戦後70年、日本の女は幸せになったか?」が講演の演題。対談は金子勝さん。上野さんの見事な「突っ込み」が(上野さん)らしくて刺激的であった。
金子さんの講演は「アベノミクスと地域創生は何をもたらすか」金子さんも3回目、今回も金子節炸裂である。8月29日開催。930人。
 
 山田太一さんは信州岩波講座初登場。小津安二郎監督の映画作りを紐解きながら、現代社会のあまりにも激しく早い変化のありように警告し、「0.5秒待つ」間合いが人間に考える余裕を与えるとの意を静かに淡々と諭すように語った。「80年を生きて」との題から深く考えさせる講座であった。丸山憲司さん(999)とのインタビュー対談では「若者に一言」と問われ「自分が絶対正しいと決めつけないことが、他者への理解につながる」と、今風の一方的自己主張の危うさに一言。9月12日開催の講座Ⅲ、700人。
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信州岩波講座2015 澤地久枝氏、上野千鶴子氏、金子勝氏、山田太一氏の豪華講演陣!

2015年07月03日 | 信州岩波講座
信州岩波講座2015
未来へ人間らしく「戦後70年」からの出発 8月9日よりスタートします!

 講座  8/ 9(日)13:30~
     講演:澤地久枝氏 “希望”を守る旅
 講座  8/29(土)13:30~ 
     講演:上野千鶴子氏 戦後70年、日本の女は幸せになったか?
     講演:金子 勝氏 アベノミクスと地域創生は何をもたらすのか
      両氏による対談
 講座 9/12(土)13:30~ 
     講演:山田太一氏 80年を生きて
 会 場 須坂市メセナホール
 チケット 3枚つづり券/¥2500(前売のみ)
      1講座券/前売券¥1000(学生¥500)当日券¥1200(学生¥500)



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第17回信州岩波講座2015プログラム

2015年07月01日 | 信州岩波講座
第17回信州岩波講座2015プログラム
《基本テーマ》:未来へ人間らしくー「戦後70年」からの出発
 今年は第二次世界大戦終結から70年。日本にとっては敗戦70年の節目の年に当たります。「戦後70年」は戦争への深い反省とともにあり、新しい憲法のもとでの「平和主義」「民主主義」による希望の歩みでした。しかし今、「戦後レジームからの脱却」をめざし政府のもとで、その構図が大きく崩されようとしています。
 日本と同じように敗戦国として出発したドイツのワイツゼッカ―元大統領は、「過去に眼を閉ざす者は結局、現在にも盲目となる」という有名な言葉によって歴史に真摯に向き合うことの大切さを訴えました。日本では、過去の過ちを直視することを「自虐史観」とし、不都合な歴史をなかったことにしようとする「歴史修正主義」が勢いを増してきています。夏に出される予定の総理大臣談話が、アジアの隣国だけでなく欧米諸国からも注目されているのは、日本政府の歴史認識に対する懸念や不信の表れではないでしょうか。
 戦後、経済成長路線をひた走り、「豊かな社会」を実現する一方で、さまざまな歪みやほころびを生じさせてきたことは周知のとおりです。そうしたなかで発生したのが2011年3月11日の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故でした。この惨事は日本社会にかつてないほどの衝撃を与え、自らの生き方とともに社会のあり方を見直そうという機運も高まりました。あれから4年余り。福島原発では依然として放射能汚染水が漏れ続け、制御できない状態が続いています。ドイツやイタリアは、「フクシマ」の教訓から脱原発に踏み切りました。しかし当時国の日本では、事故の責任もあいまいにされたまま、脱原発の世論を無視し、「経済成長」を理由に政財界が一体となって原発の再稼働に驀進しています。そして、「成長」の恩恵をひとにぎりの層に集中し、格差の拡大、貧困化の進行は深刻さを増すばかりです。また、東京一極集中が進み、地方では高齢化と人口の減少で自治体としての存続すら危ぶまれるところも出てきています。
 戦後生まれが総人口のおよそ8割となり、戦争体験世代は確実に少数になっています。はかりしれない犠牲の上に成り立った戦後の平和と民主主義。「戦後70年」を単まる歴史の通過点とすることなく、未来への展望を切り拓く足掛かりにしたいものです。

【講座Ⅰ】 8月9日(日)13:30~16:30須坂市メセナホール 
(1)講演「“希望”を守る旅」・澤地久枝氏(ノンフィクション作家)
(2)会場からの質問に答えて 
【講座Ⅱ】 8月29日(土)13:30~17:00須坂市メセナホール   
(1)講演「戦後70年、日本の女性は幸せになったか?」・上野千鶴子氏(社会学者)
(2)講演「アベノミクスと地域創生は何をもたらすのか」・金子勝氏(慶応義塾大学教授)
(3)対談・上野千鶴子氏/金子勝氏
【講座Ⅲ】 9月12日(土)13:30~16:40須坂市メセナホール
(1)講演「80年を生きて」・山田太一氏(脚本家、作家)
(2)会場からの質問に答えて
【同時開催】 第9回NPO.999古本市場 

[主催]信州岩波講座実行委員会(須坂市/須坂市教育委員会/須坂市文化振興事業団/岩波書店/信濃毎日新聞社/信毎文化事業財団/NPO法人ふおらむ集団999)
[後援]須坂商工会議所/須坂市高等学校校長会/上高井教育会/須坂市PTA連合会/上高井郡市PTA連合会/須坂新聞社/諏訪市立信州風樹文庫/須坂青年会議所
[協賛]㈱桜井甘精堂/オリオン機械㈱/STⅤ須高ケーブルテレビ㈱/㈱アスク
[協力]草月流小林幸子教室/長電バス㈱/須坂市観光協会ほか

*チケットは、県内有名プレイガイドで好評発売中(前売り1講座券1000円、3講座綴り券2500円)
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哲学カフェ2015公開談話会&第1回ふるさと・内山塾

2015年05月12日 | 哲学カフェ
◎NPO.999哲学カフェ2015公開談話会                 信州岩波講座連携事業
講 演:姜尚中(東京大学名誉教授)                    
対 談:姜尚中/長田洋一(元「文藝」編集長)
談話会:〈司会〉長田洋一〈進行〉松原京子(999理事)

6月13日(土)午後1時30分~5時00分/長野市南県町 信濃毎日新聞社2F講堂
会費前売り1,000円(当日1,200円) *250名限定

【プログラムタイムスケジュール】
13:30〈講演〉「悪の力」についてー夏目漱石「こころ」に触れて………………………………姜尚中
14:45〈休憩〉
14:55〈対談〉……………………………………………………………………………… 姜尚中/長田洋一
15:35〈談話会〉…………………………………………………………〈司会〉長田洋一〈進行〉松原京子
16:15 終了あいさつ       
【終了後:姜尚中氏著作本のサイン会】16:20~17:00まで      *全体の進行・松原京子

主催:NPO法人ふおらむ集団999  共催:信濃毎日新聞社/平安堂
特別協力:須高ケーブルテレビ/アスク「月刊ほっとパル」「大人の贅沢倶楽部」
協賛:桜井甘精堂/信毎販売センター
後援:信州岩波講座実行委員会/週刊長野新聞社/長野県カルチャーセンター
協力:篠ノ井有線放送虹色朗読会/朗読たんぽぽの会

【プレイガイド】好評発売中
平安堂長野店・川中島店・東和田店・若槻店・須坂店・更埴店/長野県カルチャーセンター/須坂市メセナホール     ▲お問い合せ:NPO法人ふおらむ集団999事務局(電話026-244-1931㈱アスク内・土谷)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎NPO.999読書井戸端会議第1回ふるさと・内山塾             信州岩波講座連携事業
講 演:内山 節(哲学者)「現代社会を生きるー現代世界と宗教―」
談話会:講師を囲んで参加者の語り合い

日  時:7月4日(土)13:30~16:30(開場13:00) 
場  所:須坂シルキーホール(長野電鉄須坂駅前・須坂市シルキービル3F) 
(駐車場は、長電須坂駅前パーキングをご利用ください。割引券を差し上げます)
会  費:前売り1,000円  *100名限定
交流会:談話会終了後、有志で講師と懇談(会費別途2,000円)

チケットのお求め:平安堂長野店/同須坂店および999会員 *5月10日から発売
問い合わせ/チケット予約:「ふるさと・内山塾」事務局(長谷部)携帯090-8944-6364又は℡・Fax 026-248-1676
メールアドレス tsuneo.h@alpha.ocn.ne.jp
【講師プロフィール】
1950年東京生まれ。哲学者。『労働過程論ノート』(1976年)で哲学・評論界に登場。70年代から東京と群馬県上野村を往復して暮らす。趣味の釣りをとおして、川、山と村、そこでの労働のあり方についての論考を展開、『山里の釣りから』(80年)に平明な文体で結実する。そこでの自然哲学や時間論、森と人間の営みの考察が『自然と人間の哲学』(98年)『時間についての十二章』(93年)『森にかよう道』(94年)などで展開された。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集長。「東北農家の会」「九州農家の会」などで講師を務める。
主催:NPO.999読書井戸端会議/NPO法人ふおらむ集団999  
特別協力:須高ケーブルテレビ
後援:須坂市教育委員会/信州岩波講座実行委員会/須坂新聞社   
協賛:桜井甘精堂/平安堂 
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ふおらむ集団999「1999年宣言」

2015年03月04日 | 信州岩波講座
1999 年 宣 言
           信州岩波講座/ふおらむ集団999
明治建国の先駆者坂本龍馬は、幼時より故郷土佐の地から海原はるかに拡がる太平洋を眺め、国の行く末を考えたという。
 21世紀が間もなく始まろうとしているいま、この国は改めて開明が求められているように思える。政治が国民の信頼を失って久しい。教育がまったく方向性を見失っている。強いといわれてきた経済までも“おごれる者はひさしからず”の譬えに違わず失速した。その結果、国民のモラルは地に堕ち、子どもたちの社会的諸事件や教育現場の混乱が日増しに増加している。いまこそ、文化の質が問われている。文化が〔力〕となることが求められている。
 山国信州は、水平線をみることができない。地平線さえも想像の彼方である。しかし、この大地にしっかり自分の足で立てば彼方の地平が眼前に広がることを知る。市民が、一人ひとり自立した意志をもって文化を日常のものとしたとき、この国の未来もまた再び拓けるものと信ずる。
私たちボランティア・グループ「信州岩波講座/ふおらむ集団999」は、市民的知性即ち市民のモラルの地平を拓くための地下水の役割を担う。古い歴史と市民文化の伝統をもち、いまもそれを守り育んでいる信州須坂で私たちは信州岩波講座の旗を掲げ、1999年より出発する。
 故安江良介岩波書店前社長は、1995年松本市での「大江健三郎講演会」の前段の講演の中で、『私たちは、いま大変な時代に生きている。21世紀の人類の課題は、①地球問題、②問われる国家の枠組み、③最も深刻なのは科学技術の無限の発達。』と警世の言葉を遺している。
 私たちの思いはここから出発している。この言葉の重みを背負いながら有識者の知恵を市民に開放・交流し、もって市民の行動と思考の礎となることを願うものである。
 須坂から始まったこのともしびが、やがて各地に点火して燎原の火の勢いを得るならば、確実にこの国の市民文化は、その地平に創造的時代を築くことができるだろう。                                                                   以上
1999年4月3日
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