H27年度 第3回食べる力を育てる研修会開催

2016年01月16日 | 食べる力を育てる研修会

お正月気分が覚め切らない1月9,10日の2日間 H27年度
の第3回「食べる力を育てる研修会」を開催しました。

今回は71名の参加者で、なんと遠くは北海道網走や札幌から、
また長野、埼玉、静岡、山梨、奈良、福井、三重、岐阜など県外
からは、35名の参加がありました。
職種別では、教員が45名、療育・施設・デイなどの職員16名、
看護師1名、歯科衛生士7名、保護者2名でした。

 
1日目は、野村先生(埼玉県立熊谷特別支援学校教頭)の
 食べる力を育てるための子どもの見方や育て方の講義、
 呼吸と摂食嚥下に関する「おなか、のど、あご下」のひろがり
 の実技を行いました。

                    クリックすると拡大します。
 昼食時には、2日間で3人のお子さんが実際に食事をしていた
だき、姿勢や介助法を保護者に説明する場面を、中継画面で
解説がありました。モデルになっていただいた子どもさん、保護者
の方々、ありがとうございました。
  
午後からは、胃ろう・気管切開・人口呼吸器の子どもさん
への摂食指導や、胃食道逆流の例について、また丹羽先生か
らは口唇閉鎖の重要性の講義があり、実際に頬や口唇にふれ
る実技がありました。
        
2日目は、事例検討として、特別支援学校の教員から動画で
提示された子どもの摂食場面について、インシデントプロセス
法により、グループに分かれ検討しました。さまざまな意見
を集約し、代表により発表をしていただきました。
  

午後は、歯科医師の石黒先生(ひろがり嘱託)からは、
主として摂食嚥下のメカニズム、喉頭マイクによる嚥下音の
紹介などがありました。また橋本先生(愛知コロニー歯科)
からは、静的弛緩誘導法を実施により生じる身体的変化、とく
に筋緊張、心拍数、嚥下症状などを、筋電図やSpO2モニタ―、
喉頭マイクなどを使った丹羽先生との共同研究の結果の途中
経過を提示いただきました。

当日の様子を動画からご覧ください→こちらから

2日間の参加者のみなさま、大変ご苦労様でした。

なお、今回スタッフの腕に巻かれていた、ひまわりの可愛い
下記の腕章は、長野の稲荷山特別支援学校の先生の手
作り品をいただいたものを使わせていただきました。
ありがとうございました。


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