H27年度 第1回食べる力を育てる研修会 96名の参加者で開催

2015年05月19日 | 食べる力を育てる研修会

平成27年5月16~17日の2日間、名古屋ユマニテク歯科製菓
専門学校で行った「第1回食べる力を育てる研修会」の報告
です。

 今回で本研修会も7年目ですが、始まって以来という
96名もの多くの参加者をえて、会場も一杯で熱気のある研
修会となりました。
参加者の内訳は,57名が特殊教育教員、施設関係29名、歯科
関係2名、保護者5名、その他2名でした。特殊教育教員の地
域別では、愛知県内が29名に対し、静岡9名、長野7名、岐
阜5名、奈良4名、三重3名、千葉2名、山梨、埼玉各1名など
県外が約半数でした。遠方の方々、本当にご苦労様でした。

また、保護者の方々には、食事介助のモデルとしてご参加い
ただき、ご協力ありがとうございました。

1日目には、NHKテレビの取材が入り撮影が行われました。

研修会の様子を、写真でご紹介します。

   
右の写真は、ご協力いただいたモデルのお子さんに、野村、
丹羽先生による食介助指導の実施場面 

  相互で実技実習 

今回も石黒先生から「摂食嚥下機能の発達的視点」、玄先生
からは「摂食評価」について、わかりやすい解説がありました。                 

 

NHKテレビの撮影が行われました。 

 当日夕方のNHKのニュースで、本研修会の内容が
         紹介されました。下記から放送動画が見られます。

◎研修日程は下記の様な内容でした。

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*なお、参加者の感想、改善点等です。その一部を抜粋しました。

■内容について

・実際に支援する側、される側でロールプレイイングできてわかり
易かったです。
・実際にクラッカー、お茶、ヨーグルトを使って体験したことで理
解がしやすくイメージしやすかった。
・介助を体験し難しいと感じましたが前半の口唇(上下)の講習
があったので、つながって、考えながらできわかってきた。
・舌の動きによる発音発語は、今までに受けた摂食の講義には
なかったので、とても良く理解でき、興味深く聞くことができた。
摂食指導だけでなく発語の指導の参考になった。
・脱感作での手の触れ方について、手のひらも触ってよいと思っ
ていたが過敏な子もいると言う事が今日の講義内容で知った。
手指から触れあっていこうと思う。
・普段行っているふれあい体操がとても心地いいことに改めて
気づかされた。
・わかりやすく実践体験をふまえながらの講習でよく理解できた。
摂食は口、のどだけでなく、身体全体とかかわっていること、リラ
ックスがとても重要なことがわかった。
・実技があり、わかりやすかった。資料だけでなく実際の映像を
使って説明してくれたところが良かった。食べる力には身体全体
が関係していて、一つ一つ説明してくれたところ。
・初めて参加しましたが、 基礎的なところから話を進めて頂けた
のでとても勉強になりました。実践を通した研修もあってとても良
かったです。
・実際にペアになって実践することでとてもわかり易かったです。
・「こどもが」どうなのかという目線になって考えることができました。
今回初めて親子で参加させていただき、実際の食べる様子を見
て頂いて指導も頂き本当にうれしく思っています。「誤学習がわが
子の丸のみを助長している」この母自身の個の認識の大転換が
何よりの、この土日の一番の成果です。ありがとうございました。

■改善したほうがよいこと、今後に望むこと等
・ひろがりの会で、関わっていらっしゃるお子さんに対して、食事に
関する実践、静的弛緩誘導法を用いた日々の実技等からどんな
ふうに成長発達したか実践の様子をもっと詳しく教えて頂きたい。
・成人の方の摂食支援についての講義もあればいいなと思いました。
・質問の時間がほしかったです。
・二人組になる実技があったので席は二人ずつ座った方がよりス
ムーズにペアになれると思いました。
・介助の姿勢についてもう少しお話があるとうれしいです。
・食形態のこと。きざみの大きさ、いかにして教員が食形態調整を
していくか、教えて頂けたらと思います。(限界があるのはわかって
いるのですが)現状が・・・。
・資料の中で出典がある場合は出典一覧を作ってもらえるとあり
がたいです。探して読みたいので。

 

 

 



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