NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

1月24日(日)第4回スキルアップ講座を開催いたしました

2016年02月01日 | 日記

1月24日(日)静岡県立大学短期大学部にて、第4回スキルアップ講座を開催いたしましたので、ご報告させて
いただきます。
当日は、全国から112名のご参加がありました。
多くの皆様にご来場いただき、本当にありがとうございました。


 

今回の講座のテーマは、「バームンガムこども病院のホスピタル・プレイから学ぶ 医療的ケアを受けながら
生活する子どもも いのちの終わりを迎える子どもも すべて遊びで支えよう」でした。

講師は、イギリスのバーミンガムにあるバーミンガムこども病院から来日した上級HPS Emma Eardley(エマ)です。

エマは、HPSとして小児がん、幹細胞移植、血液腫瘍、網膜芽細胞腫、泌尿器術、リハビリテーション、頭蓋顔面外科手術、
一般病棟と多岐にわたる経験を積んできました。

当日は、バーミンガム子ども病院におけるHospital Playの支援方法、いのちの終わりに直面した子どもへの
遊びを使った社会的心理支援、きょうだいとの協力の大切さ、悲しみに対処する方法などを
エクササイズを交えながら教えて頂きました。



参加者の皆様からは、
・エマ先生の子どもへの温かさ、揺るがなさがとても伝わってきました。
・HPSの支援方法をたくさん知ることができて良かったです。具体的な遊びの方法も勉強になりました。
・日頃の活動に戻ったら即実践できる、新しいツールや技術、知識を習得できました。
・レジリエンスの形成を支援する役割やビリーブメントケアの役割を学ぶことができ、今後の実践につなげていけると感じました。


などの感想を頂きました。

また、「"いのちの終わり"の時期のかかわり方をもっと学ぶ機会が欲しい」「静岡以外でもこういう講座が開催されると良い」
といったスキルアップ講座の開催回数の増加を求める声もありました。

死に直面する子どもに対する支援、グリーフケアを一日で学ぶことはできず、
どうしても理論や倫理的問題を取り上げる必要があります。
本法人としてもこのテーマをもっと深く学び、皆さんに提供できるよう、準備して参りますので、
次の機会を待っていてください。



最新の画像もっと見る