お別れの前夜

明日は担当した物件の引渡しの日。オーナーにかぎを返します。
引渡しの前は、工事が無事に終わった嬉しさと一緒に寂しい気持ちも必ず一緒に訪れる。
リフォームという仕事が新築の仕事の時と大きく違うのは、オーナーだけではなくリフォームする家との出会いもあるということ。
その家と対話している（プランを練るとも？）と、最初に建てた人の考えやこの家が自分をどうしてほしいかが聞こえてきそうな感じ。これは新築にはない。
たった１ケ月半、でもオーナーと家と両方に愛着がわいて「もうここには通わないのか」と少しだけ切なくなる。
今回は「クローバーハウス」。若いファミリーの家。その若いお父さんが頑張ってデザインした「四つ葉のクローバー」が新しく盛込まれた家。家族の幸せを願う気持ちを表すよう。
子供の時に住んでいた家って、昔のことを思いだすとき原風景で残るもの。
ここの家の子供は、自分の父親がデザインした景色が原風景として心にずっと残るのだろうな。幸せな記憶。
このステキな家族とクローバーハウスにどうかたくさんの幸せが訪れますように。

投稿 by オオチ