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金栗四三が大河ドラマに登場!

2017-04-04 18:09:43 | スポーツ一般
 再来年に放送されるNHKの大河ドラマは、「いだてん~東京オリムピック噺~」というタイトルで、現在の和水町出身で、日本が初参加したオリンピックのストックホルム大会に出場したマラソン選手、金栗四三さんが主役の一人になることがアナウンスされた。熊本県民としては大変喜ばしいニュースだ。
 今から105年前の1912年、ストックホルムで開かれたオリンピックに、初めて二人の日本選手団が参加した。そのうちの一人、金栗四三さんはマラソンで3度世界記録を樹立し、「日本マラソンの父」とも呼ばれる、わが熊本の誇るべき大先輩。このストックホルム大会では猛暑の中、途中棄権に終わったが、なんとその55年後、54年8ヶ月と6日5時間32分20秒3でゴールインしたというとてつもない記録を残している。このストックホルム大会が開かれたのが1912年(明治45年)の5月5日から7月27日までで、日本はまだ明治時代、大会直後の7月30日に明治天皇が崩御、時代は大正へと変わった。
 熊本県民総合運動公園陸上競技場は現在、ネーミングライツを導入しているが、開設当初は「KKWING」と呼ばれていた。KKというのは「金栗四三記念」の略である。こんなことになると、もう一度「KKWING」に戻した方がいいかもしれない。また、熊本では大会名に金栗を冠した陸上競技大会がいくつもある。つい先日も「金栗記念選抜陸上中長距離大会」が県民総合運動公園陸上競技場で行われたばかり。
 もう一人の日本選手、陸上短距離の三島弥彦さんは100、200、400mに出場、いずれも予選敗退したが、スポーツ万能の選手で、ストックホルム大会の日本代表選考会に飛び入り参加し、代表の座を射止めたという逸話の持主。三島さんの父親は旧薩摩藩士で後に警視総監を務めた三島通庸。栃木県令時代に那須野ヶ原を開墾した人としても知られる。僕が那須塩原(当時は黒磯)に在勤していた頃、子供たちを連れてよく遊びに行った西那須野町の千本松牧場というスポットがあるが、その周辺は三島という地区名が付いていた。
※写真はストックホルム大会参加当時の金栗四三さん

▼金栗記念選抜陸上中長距離大会


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