キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

まるでタツノオトシゴのオスだね・・・

2015-12-24 14:12:34 | Weblog

タツノオトシゴのオスのような衆議院議員がいる。自民党・京都3区の宮崎謙介議員34歳だ。同じ自民の新潟4区の金子恵美37歳と5月19日に結婚したが、12月23日結婚式を挙げた。その席上、来年2月に子供が生れるので『育児休暇』を取ると宣言したそうだ。「国会開会中だから親元の新潟で出産、育児は出来ぬので、産後一ヶ月、妻を助け、子供を育てる決意をした」と勇ましい。「一億総活躍社会の実現には女性の社会参加が必須です。男性の育児参加が遅々と進まず、育児を女性に押し付ける風習と対峙し、若手の国会議員だからこそ、妻が国会議員だからこそ、私はこの重たい一歩を踏み出さねばならない、誰かが勇気を持って踏み出さならぬ。国会議員が『隗より始めよ』ということで率先する」。選挙に有利か、否か悩んだようだ。理屈を付けるのはさすが議員だ、私事が国家の大事に聞こえる。披露宴で塩崎厚労相は「国民から負託を受け、最低限やるべきことを押さえ、『イクメン』を、ちゃんとやって貰わねば厚労大臣として非常に困る、前向きに、子育ては、しっかり応援するというのが安倍内閣だ。しっかり休んで貰えばよいと思う」と能天気なもの。妻の金子議員も「男性のサポートがないと共働きは難しい。育休を選択してくれて有難い」と手放しだ。派閥のボス二階総務会長は「育休を取るか、取らぬか本人次第、迷惑を掛けないよう良識的判断が欲しい」と述べている。谷垣幹事長は党内に慎重論があるので「議員は被雇用者とは違う。議論を積み重ねる必要がある。衆院規則の改正は慎重に検討すべき」と、正鵠を得ている。衆院規則は出産を理由に本会議欠席は認めているが、育児による欠席は規定がない。本会議の度に宮崎は欠席届を出す考えだが、今後規則改正を声高に主張する心算のようだ。夫婦は『共働き』と気軽に言っているが議員歳費などの年収は約3.000万円、2人で約6.000万円、議員宿舎代は一般から見ればタダに近い安さだ。選挙区の有権者何万人の代表者だから、高給を払い、議員特権を与えている。低賃金で町工場やスーパーで共働きしている若者と同列ではないだろう。先ず両人共、国会議員たる責任感が欠けているし、『隗より始めよ』とは手前味噌の御都合主義だ。自民党が多数を得ているので、こんな無責任な手合いが出て来る。夫婦揃って、落選の経験がないようだ。次の選挙で有権者のお目玉でも(お年玉ではない)頂いた方が身の為だ。第2党のイオン岡田民主党が泡沫党並みの体たらくだ、落選の懼れはない。 {タツノオトシゴのオスの腹部に育児嚢があり、繁殖期には膨らんでくる。ここにメスが産んだ卵を稚魚になるまで保護、栄養を与える。5mm程に育つとオスは海藻に体を巻き付け、体を震わせて、次々に子を産むのでオスが妊娠したと言われる}  写真は箱根の風景、箱根仙石原のススキ原。


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