「おんな城主直虎」、毎週楽しく観てますが。
小野但馬守政次役の高橋一生さん、評判良いですねえ。
芝居がもう神がかっていて、表情を全く変えないままで悲しみとか焦りとか、さまざまな感情を表現するのはもはや達人の域でしょう。 観ていて舌を巻きます。なんだか、凄い役者さんがでてきたものです。
もっともこの人、若い頃から「何故か売れない天才役者」と言われていたようで。
わたくしが彼をはじめて認識したのは「相棒 season4」で、前・後編の大作で演じた犯人役。 その後season5で同じ役で再び出演して冒頭で殺されちゃうんですけど。
その時はそれほど芝居が上手い!とまでは思わなかったんですけど、それでも独特の印象を残す演技だったのではっきり覚えています。
その後、彼の出演作を調べてみるとあっちこっちでわたくし出会ってるはずなんですけど、その辺はあまり記憶がなし。
相棒以来、目を引いたのは「民王」というドラマでした。 この時も賢いけれどちょっと腹黒い、それでいてお茶目な不思議なキャラクターを好演して、わたくしはこのドラマではじめて「あの相棒で犯人だったこの人は高橋一生という俳優さんなんだ」と認識したわけです。
そこからは信長協奏曲」の浅井長政もよく似合ってたし、何と言っても「カルテット」の家守さん。 あれは最高だったなあ・・・・
とまあ、何となく注目していた俳優さんだったわけです。
ご本人曰く、「おんな城主直虎」も政次役は、能面を参考に芝居しているんだそうで。
なるほど、納得です。 能の芝居は、面をつけたら表情はひとつなのに、それで喜怒哀楽を表現しなければいけないですからね。
まあそのお・・・・ 「おんな城主直虎」って、そもそも史実としてほとんど残っていないという珍しい大河ドラマでね。
直虎と言うおんな城主が実在したのかどうかすらはっきりしていません。
小野政次については、ドラマでは「実はいい人」路線で話が進んでいますので、この調子で行くと最後まで井伊のため、直虎のために影で働くというキャラで押し通すのかな、と思いますが。
実際はどうなんでしょうね。 史実をつなぎ合わせると、わたしはあそこまで良い人ではなかったように感じてるんですけどね。 なんとなく、自分の立身出世のためには誰であろうが陥れたり裏切ったりしながら乱世を生き抜こうとしてたように思います。
今となってはわかんないですけどね。
どういう風にも解釈できるからこそ、歴史って面白いからね。
ドラマの方はと言うとこれからさらに波乱万丈、政次もこれから悲惨な末路を辿っていくことになります。
そのあたりを高橋一生さんがどう演じていくのか、脚本家はどういうカラーでストーリーを展開させていくのか、なかなか楽しみであります!
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