社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社民党 京都府連合 政審会長・幹事長(近畿ブロック協議会副議長) 野崎靖仁、48歳。
日々の思いを綴ります。
 



安部龍太郎『家康 (一)自立篇』(幻冬舎)を読む。



京都新聞などで連載されていた小説『家康』の単行本です。

「自立篇」の連載は終了し、
現在は静岡新聞などで「不惑篇」の連載が始まっています。

京都新聞では、まだ始まっていません。

全5巻の構想なので、まだまだ完結しそうにはありません。

この「自立篇」で扱われるのは、桶狭間の戦いから三方ヶ原の戦いまで。
家康19歳から31歳までの話です。

今川家の部将として尾張攻めに参加することになった松平元康。

今川義元の死後、母方のおじ水野信元を仲介に、
織田信長と同盟を結び、三河・遠江へと領土を広げます。

「天下を尾張にする」。

伊勢湾海運を押さえて巨万の富を得た信長は、
近江を押さえて琵琶湖の水運を掌握し、日本海の海運へと手を伸ばし、
泉州堺を手に入れて南蛮貿易を支配下に入れようとします。

流通ルートを押さえて勢力を拡大し、やがては海外進出へと至る信長の野望。

信長の卓越した構想力に圧倒された家康は、
自分なりに「厭離穢土、欣求浄土」の理想を抱くようになります。

鉄砲を手に入れても弾薬が入手できなければ意味がない。
弾薬を入手するには流通ルートを押さえる必要がある。

単なる領地の取り合いではなく、
商業、流通という視点を織り込んだ物語になっています。

騙し合い、化かし合いを知らぬ十代の家康が、
戦いを重ねる中で自分なりの理想をつかみ、成長していく
教養小説のような展開にもなっています。

遠江支配を目指す家康の前に立ちはだかる強大な敵、武田信玄。

三方ヶ原の戦いで信玄に大敗したところで「自立篇」は終わります。

おそらく次の「不惑篇」は本能寺の変までになると思います。
(本能寺の変は家康41歳のとき)

本能寺の変から江戸城に入るまでが第3巻、
江戸入りから関ヶ原前夜が第4巻、
関ヶ原の戦いと大坂の陣で第5巻、といったところでしょうか。

完結までは先が長いので、とりあえずは京都新聞での連載再開を待つことにします。

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