日本人として恥ずかしいことなのですが、
私は『源氏物語』を読んだことがありません。
(現代語訳でも)
古典的な教養として必須であるにもかかわらず。
そこで、概略をつかむために
マンガを利用することにしました。
清水好子(監修)、みはしまり(画)
『マンガ源氏物語』(講談社+α文庫)。
文庫本一冊で源氏物語五十四帖が読めるので、
ブックオフで見つけた折に購入しました。
マンガは光源氏にまつわる本筋の紹介に絞られ、
脇道の話は見開き2頁に文章でまとめられています。
この割り切り方が潔い。
面白いのは、光源氏や紫の上は
池上遼一風の作画になっていることです。
美形キャラを描いたら池上遼一風になった、
ということだとは思うのですが。
さすがに光源氏のセリフで
「あなたは夕顔の花に似ている。
夕顔と呼ンでもいいかい?」と、
「ン」がカタカナになることはありませんでした。
これでストーリーの概略はつかめたので、
次は現代語訳の読破に挑戦したいと考えています。
与謝野晶子か谷崎潤一郎か瀬戸内寂聴か。
まあ、岩波の日本古典文学大系で本文を読んでもいいのですけど。
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