別れと共に 2005年も思い出深い年でした

2005年12月31日 | わくわく!
今年“も”いろいろあったすごい年だったなぁとふりかえっています。

私は大学最後の年から一年としておんなじことをしてませんが、
今年もまたいろいろあって、来年の見通しを立てずに新年を迎えます。

今年は大きな別れが二つもあって、かなり大変でした。
世界にも、苦しいこと、悲しいことたくさんで、つぶれそうでした。

新たな出会いや再会の年でもありました。
苦しい別れの後にまた出会う、こんなこともあるんだ…
ほっと安心できたような気もしました。

人の世はたくさんのことが見えすぎて分からなくなってしまうことがあるけど
木や鳥や、生き物たちの暮らしをみて
自分の中の愛やしあわせを大事にして
暮らしていこうと思います。

今年出会ったすべての人に感謝しつつ

庭のあべまき

2005年12月27日 | 林冠の世界~木に登る~
庭のあべまきの木を剪定しました。
わざわざ登ってしまいました。

ちょっと大きい脚立があれば済むはずですが
せっかくなのでロープをかけて登りました。
自分で植えたドングリの木に登れるなんて幸せです。

とはいえ庭の環境に合わせて結構剪定しなきゃいけません。
苦労はあると思うけど、なんとかこれからも大きく育ってや~。

カラスザンショウ

2005年12月26日 | あべまきの森
先日登ったシロダモの木の隣に、
すご~くトゲトゲの木がありました。
カラスザンショウという名前です。
山椒の木の、う~んと大きい木っていう意味だと思うんですが、
確かに幹周りも一抱え弱くらいあります。

根元のあたりはするどい刺がなくて、ぶつぶつのある木っていう感じで、
太いから登れるかなぁ~って思っていて、シロダモに登った時に乗り移ってみたら、
上の方はするどい刺がいっぱい!手でつかむのも足をかけるのも痛い痛い!

でも上を見ると山椒のような実をいっぱいつけてて、
メジロや他の鳥たちが食べに来ていました。
地上近くに落ちた実も、ソウシチョウっていう鳥が食べていて、
いろんな木があって、メニューがいろいろでいいんだろうなって思いました。

明石公園にてツリーイング!

2005年12月23日 | 林冠の世界~木に登る~
今日もまた、すご~い木に登ることが出来ました!

JRと山陽の明石駅すぐ北にある、兵庫県立明石公園に
大きな横枝をいっぱい伸ばした、立派な楠がたくさんあって、
ず~っと登ってました。

あっちの枝、こっちの枝、そして隣の木へと、
ロープを手繰ってはかけ、手繰ってはかけを繰り返して
思う存分ツリーイングしました。
ここまで動き回ったのははじめてです。

一緒に登った皆様、公園の皆様など、本当にありがとうございました!

あべまきの森5回目 シロダモに登る

2005年12月21日 | あべまきの森
今年最後のあべまきの森ツリーイングを楽しんできました。

シロダモっていう楠やシナモンの仲間の樹木で、
大きくはないけどぐんぐん伸びて高くなりそうな木!
どうしても下が暗くなってしまうので、下枝をなんぼか切りました。

で、ふと目の前の叉を見ると、見たことのあるかたち。
樹木のボディーランゲージ入門にある、「しし鼻の隆起」を見つけました!
幹と幹の間に少しだけ樹皮を挟み込んでいて、
包み込むように年輪がとがって成長している様子だそうです。

木の声をまた一つ、聞くことが出来たようで、うれしいです。

こうべ森の学校にてリースづくり

2005年12月18日 | 自然と人のかけはし
神戸の再度公園は雪でした。
こうべ森の学校にて杉のリースを作りました。

朝くるまで行くと、雪が場所によっては積もってて、のろのろでした。
空はすご~く青く、あおい松と赤い幹が映えてきれい!

この活動に参加するのは2回目。
午前中は森の手入れということで、私は檜の枝打ちを中心にしました。
高枝切りバサミのような鋸で枝打ちをすると、見違えるようにすっきり!
どんなに寒くとも体を動かすと暑いのです。

午後は杉の葉っぱを丸めてリースを作りました。
私は葉を編んで丸くしたのですが、しばらく持つといいなぁ。
これも大切な森の産物かもしれません。

保久良山夢ひろばにてツリーボート!

2005年12月17日 | 林冠の世界~木に登る~
さむ~い!ぐんぐん冷えこむ保久良山の
大きな大きな楠に登りました。

元々大きなお屋敷のテニスコートだったという場所に立つ楠は、
高い高い!ロープをかけるところで12,3メートルあり、
そのちょい下にハンモックを張りました。

すごい北風に吹かれて揺れる~!
ハンモックに横になると、確かに森に浮かぶ船のようで
「ツリーボート」って名前がしっくりします。

巨大な80リットルザックを担いで阪急岡本にいたら声をかけられました。
ツリーイングの写真を見せると、あらまぁ~って喜んでくれました。
よかったです。

今日は ごみ拾い

2005年12月16日 | あべまきの森
あべまきの森に入るときに、いつも気になっていたゴミを
こないだの帰りも袋いっぱいひろったのですが、
今日もぼちぼちいっぱい拾いました。

たくさん散乱していて、しかも土がついてて重い!
そんなに量はないように見えても、あっという間に袋いっぱい。

お願いだから山と川には捨てないで~!拾うの大変よ~!
と思いながら、気持ちよく歩きたいし気長にやるつもりです。

第33回京大植物園観察会を終えて

2005年12月15日 | 林冠の世界~木に登る~
 実際に見ることも、やってみることも出来ないけど、ツリーイングの面白さを分かってもらいたい。難しいけど、出来るといいなと思って今回やってみることにしました。

 まずはツリーイングの風景を写真で見て頂き、植物園中央の大きな榎のところに移動しました。そこでツリーイングの道具や、ロープのかけ方、登り方などを紹介して分かって頂いてから、ツリーイングでどのように木を見ていくかを、全員でやってみました。

 ツリーイングで一番大切なのは、登っても十分元気な、健康な木と枝を見分けることです。木の健康、木の体力ってなんでしょう。木のどんなところに元気の良さや調子の悪さが出てくるのでしょう。参加者みんなで考えながら、大きな榎を観察しました。葉っぱがついてるかな?枯れ枝はあるかな?根っこどうかな?当たり前のように考えているけど、本当のところはどうかなって確認していきました。

 さらに登って危険がないかどうか、木やその他の生き物の暮らしにどのくらい影響があるかどうかを考えることも大切です。ひっかかった枝は落っこちてくるかもしれません。幹についてる苔はいろんな生き物の住み処でもあります。枯れ枝も虫が食べたり鳥が巣を作ったりする大事なところですが、時には安全のため、そして木の健康のために切った方が良いこともあります。いろんなことを考えながら、登りたくなるかなって考えます。

 それからロープをかける枝の叉を選びました。枝の強さ、傾き、場所などを考えながら、高いところ、低いところ、好きなところを選んでもらいました。自分の目だけで選んだということで、手近な範囲が多かったようです。そう、はじめて登る木は、まずは十分な安全の確保できるところに登って、木の上の方の様子をしっかり見るといいと考えています。地面の上から見るのと、少しでも登って見るのとでは、見えるものがたくさん違うのです。

 短い時間の観察会でもあり、内容はここでおしまいでした。登っている姿を見たい!という声が多かったのですが、土地を管理して頂いている方々に勝手に登ることは遠慮しています。また、個人的にあの榎は、とっても登りたい木だけど不用意には登れない木だなって感じました。年月を重ねてついたであろう苔が気になったり、枯れ枝がとても少なくて木にしてあげられることが思いつかなかったり、そしてこの植物園をどんな森にしていきたいのかっていう話を、もっともっとたくさんの人としてはじめて登れるかなぁなんて感じました。

 ツリーイングは、より積極的に森や木と関わっていきたい方に最適なあそびやスポーツで、しかも多くの方に幅広く使える技術だと思います。これまでは専門家と大掛かりな資材が必要で、危険性も高かった高いところの作業が、より身近に安全に出来るようになります。そうなればこの植物園のように大きく育った木々の手入れでも、自分たちで出来るようになります。木々を見つめ、対話を続けながら木に登ることで、木々のメッセージをこころの近くに聞くことが出来ます。そんなあそびと学びの中で、将来を見据えて切ったほうがいい枝や幹、そして木々があれば、気がつくことが出来ると考えています。

 ぜひ、各地で開かれている体験会や講習会でツリーイングを知って頂き、木とあそび学び、この植物園の木々とも仲良くなってもらえたら、と思います。

 全国組織のツリーマスタークライミングアカデミー
   Tree Master Climbing Academy http://treemaster.jp

 Treeing Club 青空
  http://www.ao-zora.net/treeing/tcaozora.htm

 また、私はツリーイングやその他に森や生き物についてブログ
  http://blog.goo.ne.jp/nowhereleaf/
 にて、話題提供しております。

ガイド:村尾 嘉彦(Tree Master Climbing Academy)

第33回京大植物園観察会

2005年12月15日 | 林冠の世界~木に登る~
京大植物園を考える会の第33回京大植物園観察会にて、
『“ツリーイング”ってなんだろう?~植物園の大きな木を みてみよう~』
という題でガイドをさせてもらいました。

いやはや50分くらいの短い間で、道具から木の見分け方、考え方に至るまで、
たくさんのことを見て頂いて、ちょっと盛り込み過ぎかなぁと感じましたが、
ずっと一緒にお付き合いくださってありがとうございました。

植物園の木は、今まで多くの方に見守られて、すごくのびのび気持ち良さそうに見えます。
登るだけじゃなくって、ただ眺めるだけでもなくって、
一枝ひとえだ、一枚の葉っぱずつ、
そして長い時間の中で大きく、高く育ったその姿を前にして
心の幸せを感じてもらえたら嬉しいなと思います。