のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

チキンソテーがお供え物

2016年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 イブですね。昨夜から雪でしたが、昼間は曇り空で南風がもたらした湿気で温度以上に寒かったです。

 スキー場には各地からおなじみの顔触れがそろいつつありますが、まだ雪が少なくて全面滑走できないので来ていないメンバーも多数います。冬の仕事がない農業関係者が多いのですが、日本各地から集まってくるので、ここでの情報交換も貴重です。

 近隣のスキー場が雪不足で営業できないため、茨木の高校生の団体がこちらのスキー場に来てにぎやかな三連休になりそうです。クリスマスイブをスキー合宿で過ごすのってどんなもんだかな?という話題になり、最近はクリスマスよりハロウィンの方が若い人たちにマッチしたイベントになっているんじゃなかろうか?時代が変わったのかな?性欲と物欲で盛り上がった祭りですから、正常に戻ったとしたら好ましいのかもしれません。

 嫁探しに来た若い衆はホルモン焼きを食べに行くようですが、ここに顔出す若い衆も皆常連。つまり嫁なんか見つからないってことです。要領のいい奴はそんなことに首突っ込まずかっさらって行くもんです。

 スキー場のBGMはクリスマスソング一色でしたが、白い雪だの待っている人が来ないだの奇跡がどうのこうのと似通ったテーマばかり。曲の構成もパターンが同じ。一曲聞けば後は皆同じような商魂たくましい曲をエンドレスで何曲もかけているといい加減やかましく感じる。これじゃクリスマスそのものも飽きられるわな。

 クリスマスもキリシタンのプロパガンダみたいなものですから、こうしたものに乗せられないしたたかさが現代日本人に芽生えているとしたらこれはこれで大したものですが、元々心身に存在しない概念だから飽きられたのかな?

 社食ではチキンソテーが出ました。私は鶏肉が苦手なので、チキンソテーをビニール袋に入れて持ち帰り、自営業のネコのプレゼントにしました。私の軽トラが到着すると玄関前まで自営業のネコが出迎えてくれました。さすがに鋭い感覚しているな。

 クリスマスイブだから自営業のネコの教養の一環にディケンズの「クリスマスキャロル」の話でもしてやろうと思ったら、鶏肉くわえてさっさと縁の下にもぐってしまいました。プレゼントに動揺しないこの態度。見上げたもんです。

 クリスマスイブに集まってホルモン焼き食ってる若者を笑うのもなんですが、家に戻って共同風呂に行ったら近所のじいさんに「熊の肉もらったから熊鍋すべぇや!」と誘われ、イブを一人で過ごす孤独な老人たちと薪ストーブを囲んで熊鍋をつつきました。

 北海道ではヒグマの肉を食べて食中毒が出たばかりですが、クマに寄生している「せん毛虫」による食中毒ですね。せん毛虫にやられる場合ほとんどが熊の肉を食った後で、加熱不足が原因です。今回もらったクマ肉は冷凍してあったのでその時点でせん毛虫は死滅していると思いますが、しっかり過熱していただきました。野生の熊をばらしたことがある人は目にできますが、胃から腸にかけて裂いてみると様々な寄生虫が居候しています。たぶん、クマはアトピーにはならないと思いますが、あれを目にすると食べるのも気持ち悪くなります。味の浸みたダイコンと白菜がおいしかった!

 アトピーの原因は体内細菌や寄生虫がいなくなったことで免疫が自分自身で傷つける行為を始めたとかで、水道水の普及と妙に符合して増えています。水道水が雑菌のみならず体内の最近まで殺してしまうのが原因と言う説もあります。我が家は地下水くみ上げて使っているので、今のところアトピーには縁遠い生活です。

 20年位前までは地区に子供もたくさんいたので、公民館でクリスマスパーティーをやったことがあります。私はサンタの役でどえらい吹雪の中プレゼントの袋持って公民館に持って行ったのですが、ママさんがたに「サンタっていうより大黒様みたい!」と笑われました。その時の子供たちが親になる時代になりましたが、お祭りクリスマスはすっかり姿を消してしまいました。残されたと言うのか、残らざるを得なかった人たちが集まって熊鍋をつつくイブ。なんか妙にしんみりしました。

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