のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

ミュシャ展に行ってきました

2017年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 お江戸に見分を広めに行ってきました。

 チェコの画家のミュシャ展が開催されており、このチャンスを逃したら生涯こんな機会はなかろうと前々から上京するチャンスをうかがっていました。

 20世紀の終わりにプラハで一連の作品を見てきたのですが、天井画なども近くで見られるそうなので楽しみにしていました。

 早朝、蚕に桑を与えてから新幹線でお江戸に。この3月に行ったときは携帯電話で改札を通過するお江戸人に圧倒されたので新しいガラケーに替えました。通話も5分以内ならカケホーダイと言うプラン。

 地下鉄対策は携帯屋のおねえさんがスイカがどうのこうのチャージが云々と言ってたので、今年はスイカの苗を植えました。そろそろ花が咲くころです。最近珍しくなった黄色い小玉のスイカも作ってみました。問題は収穫の頃になるとサルがかっぱらって行くのでその対策を講じなければなりませんが、今のところスイカは元気に育っています。バッテリーもチャージしました。

 準備万端!クールでアーバンな都会人に変身して自動改札に挑みましたがピクリとも反応しません。メロンも作った方が良かったんだべか?

 券売機には修学旅行の中学生がたむろしていました。関西方面の言葉だったので尋ねてみたら奈良県から来たのだそうです。修学旅行と言うと京都・奈良というイメージですが、向うじゃ日常か。

 田舎者でもできる携帯で自動改札を通過する方法を考え付きました。まず、左手に携帯電話を持ち、右手に切符。そして切符の投入口真正面におもむろに立ち、背後から見えないように切符を投入する。この時センサーに携帯電話をあてると誤作動するのでまだ左手に持ったままで、改札を歩きながらさりげなく右手に携帯を持ち替えて、先に飛び出している切符を携帯で覆うように引き抜く。

 切符は携帯電話の影にしたまま、何気なく振り返って、おもむろに携帯ごと切符を胸ポケットにしまう。はたから見ている人には携帯電話で自動改札を通過したように見え感動と尊敬のまなざしを向けられる。これであなたも都会人です。

 実は、昨日買ったばかりの左右そでの長さが違う300円のTシャツ着て行ったので、ポケットがないからTシャツの上にカメラマンベストを着て行って正解でした。

 ミュシャ展、大エルミタージュ展と美術三昧の一日を送るので、喫茶店のルノアールに立ち寄ってモーニングセットで朝食をとりました。お飲み物プラス120円のハムチーズフォカッチャサンドという聞きなれないセットにしてみました。ルノアールと言えば妙に甘いココアですが、さすがに朝からは胃に重いので普通のブレンドにしました。

 多分、ルノアールに入るのは平成の御代になって初めてだと思いますが、コーヒーが610円になっていました。こちらの喫茶店では350円が相場です。

 昭和の時代ならルノアールのモーニングセットの時間帯になると地元の爺さん婆さんがたむろしていたものですが、年金生活者にとって1000円弱のモーニングセットはきつかろう。都会人営むのも大変ですね。

 何気に店内を観察して客やウエイトレスの人生などを想像してみました。正面で新聞読みながらプラス60円のトーストセット食べている年配の男性。多分このご近所にお住まいなんでしょう。サンダル履きでした。

 私の後ろでスマホ見ながらメモ取っている30代男性。大きなバッグは商品見本の営業マンだと思う。衣料品かな?こんな時間帯ならまだ店も開いていないので飛び込みもかけられない。でも、会社からは直行直帰扱いになっているので、売り上げを出さねばならない。営業回りの道順作成しながらちゃっかり転職の機会もうかがっているような気配。

 せわしなく店内を動き回っているウエイレスのお姉さん。言葉に福島方面のイントネーション。専門学校にでも勉強に来て挫折して、都心から離れた町の家賃5-6万のワンルームに住んでいて、ここの時給では賄いきれないだろうから夜は居酒屋でバイトしているフリーのアルバイターと見た!

 店長。彼女いない歴三十年。就職難の時代にアルバイトで入ったまま運よく正社員に雇用された生真面目タイプでバイトのお姉さんにバカにされ、本社からは売上向上のノルマを押し付けられ、夜レンタルのエッチなビデオを見ることだけが人生の末期青年。

 余計なお世話ですが、こうして勝手に観察してみると結構楽しい。

 さて、11時開演なので乃木坂の国立新美術館に行って見るとすでに長蛇の列で50分待ちの看板が掲げられていました。

 雨が上がっていたのは幸いで、気温もそれほど高くない。そういえばプラハでスラブ叙事詩を見た時も雨の日だったなぁ。なんてことを思い出しながら列に並び建物の中に入ると思い切り蒸し暑い。50分どころか1時間も待たされてしまいました。

 ミュシャ展と言うこともあるのでしょうが7割ほど女性の観衆ばかりでした。広島の福山から来たという元学校教員のおばさんたちと話をしながら列に並んでいました。この人たちはスラブ叙事詩よりもアールヌーボの美人画を見るためにきたそうです。

 人の波に押されるように会場に入ってしまったので、説明のインカムを貸す場所を通り越してしまいました。スラブ叙事詩の絵の中にはスラブ人の神話や歴史などがちりばめられているので説明があるとないとでは随分見え方が違ってきます。日本語で説明を聴きながら眺められる機会などないので重要なポイントを逃してしまいました。

 二カ所ほどストロボを使わなければ撮影できる場所がありました。

 プラハで見た時より会場が明るいというのか光が違うのでしょうが、陰影が薄くのっぺらした感じに見えてしまいました。プラハの空気に色があるとすれば紫がかった青が私の印象で、ミュシャの絵画はその青が素晴らしい隠し味になっている気がしていたのですが、空気感が違う。

 なにより人が多いので、遠目に見れば絵の下部が人の波に隠れてしまう。間近で筆遣いなどを見られるのはありがたかったのですが、あと2m人の列を下げられなかったものだろうか?

 絵画の横にある説明を読みに行くと絵を全体で見られない。全体を見ようと列を離れれば人影が邪魔をする。ちょっと不満が残る絵画展になってしまいました。

 乃木坂でミュシャ展を見た後はそのまま歩いて六本木へ向かいました。 

 セレブとセフレのバブルの塔。ヒルズ族と呼ばれるヤマヒルのような怪しい人たちがたむろす六本木ヒルズタワーの森美術館で開催中の大エルミタージュ美術館展に歩いて向かいました。

 これが見えれば田舎者は嬉しくなる東京タワー。

 さすが東京の人はやることがすごい。六本木のド真ん中で東京タワー眺めながらウンコする奴っているのだべか?北京ならわかるけど。

 夕方、浅草方面に行って見て、六本木ウンコの謎が解けました。

 スカイツリーの手前に黄金のウンコがありました。想像するに昨年ゴジラが上陸した際にオナラもろとも蒲田方面から飛んできたのでしょう。

 東京土着民が多く棲みつくスカイツリー地帯と、北夷南蛮渡来系民族で成り立つ東京タワー地帯。意地の張り合いがあるんでしょうね。

 それで東京タワーの見えるところでウンコする渡来人がいるのか!

 何故か納得。

 続きは後程。

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