のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

100円ショップ

2014年11月16日 | 日記・エッセイ・コラム
 まだ体が慣れていないので寒さが身に沁みています。人里は青空で深山の方面には黒っぽい雲が覆い、時折姿を見せる山脈方面は真っ白になりました。

 年末で混雑する前に床屋さんに行きましたが、その待ち時間に100円ショップで来年のカレンダーを買ってきました。
 何の団体なんだろうか?大型観光バス2台のニーハオの集団が100円ショップを占拠しており、騒がしいことこの上ない賑わいを見せていました。大きな駐車場のあるスーパーに隣接している100円ショップなので、観光帰りの団体が立ち寄ってんでしょう。
 レジは一カ所しかなく私の前に7人ほど並んでいましたが、行列を守らない中国人ですから割り込みは予想していました。はたしてどのくらい割り込んでくるもんだろうか?黙ってみていると、私の前順番が来るまでに割り込んできた中国人は11人。並んでいる人より多い。消費税込み108円のカレンダーを買うために並んで待つこと38分。無駄に時間をつぶしましたがこれはこれで面白かったです。

 レジには3人のおねえさんがあわただしく働いていましたが、その横には通訳がいました。必ず一言二言喋りたがる民族なので、余計なことを言っては作業を中断させるので、通訳が間に入って適当にあしらって作業の邪魔をさせないように気遣っていました。何気に耳を傾けていると私がわかる範囲の会話で通訳さんが遮った問答の中には「もっと買うから値引きしろ」と値段交渉を持ちかけている買い物客が3人いました。
 私が並んでいる間で一番多く買った中国人は5千円を超える買い物をしていました。こりゃぁ店も文句は言えないでしょうし、108円の買い物している身としては「ご苦労様です」としか言いようがない。

 行列に割り込みは文化の中国人ですが自分の前に割り込まれると頭に来るみたいで、言い合いになっている客もいました。そのたびにレジがストップするので「無秩序」のもたらす「時間の無駄」を目の当たりにしました。
 それにしても、女性が多かったことっもあり生活用品を買っていく客が多かったです。それと化粧品を買っていく女性も多かったですね。日本の土産が醤油さしや湯飲み茶碗と言うのも妙にプリティです。
 ダイソー、なかなか心得ている!と感じたのは、「日本製」と書かれた商品に中国人観光客は確実に食らいつきますね。店内を見渡すと円安の影響もあったのか?「日本製」製品が結構多いんです。100円ショップと言うと、中国で大量に買い付けしてコンテナー輸送のイメージがありますが、時代はわずかながらも動いているみたいです。

 私の前に割り込もうとした中国人男性がいました。「あんたそれしか買わないんか?」などと話しかけて私の前に入ろうとする瞬間、「私は日本人です。中国語で話しかけないでください。」と中国語で言うと一瞬動きが止まり、その前の数にの視線もこちらに注がれました。
 高貴ないでたち、立ち居振る舞い、まばゆいばかりの神々しい品格。気がつかんかったんかい!
 中国人男性は恐れおののいて後ろに並ぶか!と思ったら、無言のままちゃっかり私の真ん前に入り込んでいました。めげない。骨のある自己中心主義です。これはこれでいいんじゃないですか?身の回りにいなければ。
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