のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

銀杏が色づいた

2017年11月02日 | 日記・エッセイ・コラム

 加計学園の獣医学部が認可になりそうですね。国壊議員が騒ぎ出しそうです。

 一連の騒動で一番ダメージを喰らったのは獣医師会ではなかろうか?信用できない組織になってしまった。

 私は牛と豚の家畜人工授精師と言う資格を持っているので、妊娠させた牛の数は何万頭もいますが、人間を妊娠させたことはない。

 人工授精師会と言う組織があり、毎年1万円会費を取られていましたが、会報も新技術の紹介も何もなし。年に一回忘年会があるらしいのだが、行ったこともない。会計報告もなく、ただ単に毎年1万円取られるだけの会でした。はたして集められた会費は何に使われていたのか?おおかた県の家畜保健所の連中との飲み会に使われていたのでしょうが、無駄な会費なので途中でやめてしまいました。

 「タネ」と呼ばれる牛の精液は液体窒素のタンクで保存しておくのですが、一ケ月に一度くらい補充しなければなりません。液体窒素のタンク車が来るときに「タネ」の販売もあるのですが、受精師会をやめたらその連絡が来なくなったことがありました。驚くことはない、家畜改良事業団に足を運んで液体窒素補充したりタネを買ってくれば済むことなのですが、こういうところに顔見知りがいると最新情報も入ってくるものです。

 動物から人間に感染する病気もあるので、水際で抑えることは極めて重要なのですが、日本の獣医学は閉鎖性が祟って思い切り遅れているので、外国で勉強してきても資格を得られるようにした方が競争効果があります。

 私が幼少のことに村に赴任していた獣医さんで陸軍獣医学校を出た人がいました。いつも消毒用のアルコールを飲んで酔っ払っている人でしたが、軍隊では当然ながら馬しか扱ったことがなかったそうです。この人がよく言ってた言葉が、「人間は何が何でも助けなくちゃならないけど、家畜はだめだと思ったら殺して食っちまえばいい。」

 獣医っていい加減な連中だなと思ったのは。考えてみれば私の父も獣医だった。

 子供の頃はこの季節になると学校帰りに銀杏を拾ってきたものです。一度カバンの中に入れて持ち帰ったらとんでもない匂いに大騒ぎになったことがあったので、ビニール袋を持って学校に行きました。

 拾ってきた銀杏を畑の泥の中に埋めてしばらくすると外の柔らかいウンコ臭い皮が腐って、中の硬い皮で包まれた実が取り出せるのですが、この時のくさいこと臭いこと。それを水洗いして天日干しして、冬になるとストーブの上で炒ってやけどしながら殻を割って食べるのですが、それほどおいしいものと思ったことはありませんでした。

 今は銀杏の実など誰も拾わないので、臭くなるばかり。銀杏はオスとメスの樹があるので、実の付くメスの木は切られてあまり見かけなくなりました。

 風が吹いて落ちた葉もウンコ臭いんですけどね。

 週末に向けて金ちゃんがまた何やら動き出しているようです。

 もしかしたらトランプさんの韓国訪問は中止になるかもしれませんね。

 疲弊して集落消滅を待つばかりの僻地に住んでいると、爆弾やミサイルが落ちようが何か起きてくれないと活気が出てこないので、いつまでも女々しい言い合いしてないでさっさとぶっ飛ばして片付けちまえと言う気分になってきます。

コメント
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