のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

幼心ってやつ?

2017年03月02日 | 日記・エッセイ・コラム

 私が小学校に上がる前ごろだと記憶しておりますが、「怪獣王子」と言う番組がありました。

 主役の子供は恐竜に育てられた野生児だったと思います。それまでターザンの「ア~アア~」が野生の雄叫びだったのですが、この番組が流れて「オ~ラ~」に代わりました。

 それまで怪獣物はおおかた都会が舞台だったのに、どうやらこの怪獣番組は違うのかも?と考えたおぼえがあります。

 残念ながら後半は同じ時間帯にジャイアントロボが放送されるようになり、どっちが面白いかな?と悩みつつもビデオもない時代だったので、いつの間にかジャイアントロボを選ぶようになってしまいました。

 怪獣王子の武器と言えば投げると手元に戻ってくるブーメランで、山で「く」の字型に曲がった枝を拾ってきては怪獣王子のまねをしたものです。

 どうやらブーメランと言う武器があるらしいと教えてくれたのは当時の小学校の高学年の少年で、現在還暦過ぎの爺さんになっています。それもオーストラリアにブーメランがあり、多分怪獣王子はそこで育ったのだろうと思い切り現実離れした説を聞きました。

 21世紀の現代。オーストラリアの先住民がブーメランを持って狩りをしているとは思えないのですが、獲物に当たらなければ戻ってくると、シンプルながら理にかなった狩猟用具かもしれません。

 近代兵器が次々開発される時代なのにブーメランを武器に戦っている部族が民進党で、大阪のなんとか学園の問題でもブーメランが炸裂しているようですね。怪獣王子と違うところは戻ってきたブーメランを受け止めることができず、自らを傷つけているところで、ブーメランも使いこなすことができないのは子供の頃に野に出て遊んでいなかったからでしょう。

 昨日のお寺で目にした絵馬。

 「絵馬」と言う不思議な呪術道具があって願いがかなうと伝説が流布したのは中学生の時で、小学館の雑誌か何かでした。女子たちが己の容姿を振り返ることなく「恋の成就」に熱中していて「絵馬」ってのがあるだってよ。と、噂しているのを耳にしました。

 当時こちらの神社仏閣で「絵馬」なんてものはありませんでしたし、五角形に切った板に屋根を付けて馬の絵が描かれていると物の書に書かれていたとかで、技術科の木工の時間に余った板きれでそれらしきものを作り、女性たちが家庭科の授業で作ったジャガイモの煮っ転がしと交換したことがありました。

 ふと目に入った絵馬。字が下手すぎるから子供が書いたんだと気が付きましたが、保育園児がこんな難しい漢字を書けるだろうか?でも、ご両親がこんな文字を書いていてはちょっとお子さんの将来が気がかりですが、「教育」ってのはトンビが鷹を生むことよ。シールズが主張した「裕福な家庭や高学歴の親だけが優秀な子供を育てられる。」なんて妬みは絵空事。あたりまえからあたりまえを生み出すのを教育とは言わないんですよ。

 多分、小学生くらいのお兄ちゃんかお姉ちゃんが描いてくれたんでしょうね。

 気持ちはわからないでもないんだけどね。

 氷が張り付いているってことは、陳情案件凍結ってとこですかね。地道に努力してください。

コメント (4)
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