のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

会議は踊れ

2014年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 消費税が上がるまで秒読み段階に入りました。今のうちに買いだめと思っても基本的先立つものがないのですから、どうして見ようもありません。

 

 庶民が薄氷を生む思いで選択を迫られている中、御国の方もロシアのクリミア問題を巡ってきわどい選択を迫られているようですね。一歩引いてみれば国連のパフォーマンスで、日米韓の三者会談みたいなもの。

 

 プーちゃんだってロシア国内の人気取りにクリミア編入を持ち出したわけで、この程度のことで一戦交える気もないでしょう。夢は大きくどうせねらうならウクライナ編入でしょう。

 袖の下を渡して人を腐らせていく中韓の外交戦略と違って、コブシで語り合おうか!と言うプーちゃんの戦略はある意味正統派の王道。ヨーロッパ諸国はしたたかにそこを見抜いていますから冷静です。

 

 それより、G20のクネちゃんは居場所がなさそうでしたね。実際、来年の今頃の会議ではいなくなっているかもしれないけれど、狼少年外交のつけが回ってきたみたいです。体調不良と言う名目で晩餐会も出なかったようですが、1人寂しくホテルの部屋で携帯電話ギャラクシー片手にマッコリ飲みながら激辛ラーメンでも食べていたんでしょうか。

 

 ご近所を見渡せばこういうおばさんよくいますよね。井戸端会議の話題の先陣は他人の悪口から始まるおばさん。

 

 「どこそこの家は父ちゃん失業中なのに初ガツオなんか食べているのよ、ニダ」と会話に入り込んできて、いつの間にか会話の中心になっているんだけど、そのうち煙たがられて少々卑屈になるおばさん。

 

 このおばさんが何を勘違いしたか?ハイソサエティーなセレブが集まる社長会議などに出かけようものならそりゃもう見劣りしますわな。お得意のご近所の悪口も相手にされないし、噂話は地獄耳でも教養ないからセレブ達の会話にもついていけない、お食事会でも日頃立ち膝で犬食いしているから、行儀よく食べられない。

 「ちょっと、持病の癪がでて、スミダ。」とホテルの部屋に引きこもる。

 

 
 「私が悪いんじゃない、ニダ。父ちゃんが出世しないから、こんなに惨めな思いしてる、ニダ。妬ましい、ニダ。恨む、ニダ。所詮我が社は中小企業、ニダ。」 すねては見ても、中傷企業なんだけどね。

 

 そんな苦悩があったんでしょう。翌日、小浜社長が「知ってるよね、ボクのゴルフ仲間の安部ちゃん。一度話してみたら。」と顔合わせしてくれたのですが、うっかり口を開けば品のなさが露呈してしまうので、一つ突っ張って気位の高さを見せてやろうとツンツンしてたらそれが逆に非難を浴びてしまう。
 「安部ちゃんじゃなくて、真紀子ちゃんが来てくれれば良かったのにスミダ。ヨナちゃんの気持ちが良くわかる、ニダ。ヨナちゃんは国外で生活できてうらやましい、ニダ。恨む、ニダ。ニダ、ニダ!」

 

 唯一仲良くしてくれたのが産廃業者の習社長。金は持っているけど品がないのでこういう席ではいつも浮いている。

 
 「ハーイ!クネちゃん。私も韓流ドラマ好きアルよ。イ・スンマンいいの男アルね。」
 クネちゃん企業はその昔習社長の下請け工場でさんざんひどい目に遭わされたけれど、基本的に社風もにている。

 

 
 「安部ちゃんや小浜ちゃんと手を切って私の会社の下請け戻るがいいヨ。お金なんぼでもありまんねんアルよ。この世はすべてお金アルよ。私たち正しい考え方持っているアルよ。あんな気取った連中とつきあったっていいことなんもないアルよ。」

 今までさんざん売掛金踏み倒されてきたにもかかわらず、下請け根性が抜けきっていないからついついなびいてしまうクネちゃん。

 

 「クネちゃんのとこのカバのゴーカンスタイル。あれ最高アルよ。私、肥満対策に腰フリフリしているアルよ。」 フリフリ フリフリ

 「カバのゴーカンスタイル????サイのカンナム(江南)スタイルのこと?ハシミカ。」

 「そうとも言うアルね。イタリアでパッシングされたみたいアルが、イタ公は芸術わからないアルよ。中国は4千年の歴史アルよ。」 フリフリ フリフリ

 「ウリナラはもっと歴史古い、ニダ。ウリナラのオリジナルは世界に普及している、ニダ。でも、習さんさすがによくわかっている、スミダ!」

 「パクさんとリーさん元気アルか?クネちゃんのとこで開発したパクリあれ世界一の技術アルよ。」 フリフリ フリフリ

 「パクリもウリジナルニダ!歴史を軽んじる国にはパクリは使えない、ニダ。習さんとこと、ウリナラだけでパクリを独占する、ニダ!」

 「やっぱ、クネちゃんは話が分かるアルよ。これから仲良く手を取りあって行こうアルよ。」 フリフリ フリフリ

 

 
 習社長はそういってみてもクネちゃんの所の社員が無能で使い物にならないことを知っているから、面倒見る気持ちなんざさらさらない。調子いいこと言ってみても経営破たん目前のクネちゃんの負債引き受けるほど余裕もない。何しろ自分のところが張り子の虎なんですから。

 

 習社長は安部ちゃんや小浜ちゃんが注目してくれれば満足。でも、クネちゃんにすれば目の前に餌をぶら下げたようなもので、「人生いろいろ、スミダ!」とクネクネとすり寄っていく。

 

 そんな会議の中で、すでに安部ちゃんも小浜ちゃんも竹島工場の北に防衛ラインを設定し、クネちゃんの会社でも労働組合が勝手に動きだし、海軍なんぞ日本を仮想的国にして軍備増強して無駄な設備投資している。

 

 会議は踊るじゃないけれど、こんなことしている間に世界はこっそり動いているのかもね!

コメント (1)
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