のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

都知事

2013年12月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 一日みぞれ交じりの雨でした。気温的には、数字の上では暖かいはずですが、こういう天気は体の芯まで冷え込みます。

 夕方、共同浴場に行って近所の人と猪瀬さんが辞任を表明した東京都知事の話題になりました。亡くなった奥さんに積みを擦り付けようとしたとか、アマチュア治家が云々なんてことは問題にならず、次の選挙は誰が出るだろうか?と言う予想で盛り上がりました。

 はっきりしているのはドクター中松と共産党が出てくるだろうというだけで、共産党は個人の顔が見えない。北朝鮮問題で足元が怪しくなったアントニオ猪木、突然国会議員辞職したそのまんま東、やけのやんぱちで民主党が蓮舫送り込んでくるかもしれない。なんか、あんまりまともな人の名前が挙がってこない。

 片山さつきと舛添さんの元夫婦が選挙で争うのも面白そうですし、基本、他人事ですから政策うんぬんより話題性が傍観者には面白いだけで、冷静に考えると美濃部さん以降、しばしば都民はリーダーにふさわしくない人物を選ぶので、よく東京が成り立ってきたなと都庁職員の努力に感心してしまいます。

 泡まつ候補と言えば、昔なら銀座で演説していた右翼の赤尾敏、なんだかわからないけど選挙ならどこの地方からでも出てくる高田がん、オカマの東郷健なんて常連がいて、政見放送などで言いたい放題が面白かったのですが、「マスゴミ」と言う言葉を世に出したのはオカマの東郷健だったと記憶しています。泡まつ候補も個性が薄くなった気がします。

 参議院全国区と東京都知事選挙は変な人が出てくるのは他人事として面白かったけれど、7年後には東京オリンピックも控えているのですし、国とやりあえるだけの胆力を備えた人物が出てこないと東京大変なことになりますよ。選ぶのは都民の責任なんだけどね。

 

 さらに盛り上がったのは地区の区長選びの話題で、どうやって選出するのか?選出方法を巡ってのアンケートが回ってきました。とりあえず来年は今の区長代理が区長を務めることになっていますが、その後のなり手がいない。毎年、区長代理選びが大変な問題となっています。東京23区の区長と村の地区の区長は全然違います。

 定年後の60歳以上のおっさんと言う暗黙の了解がありますが、何しろ高齢化が進んでそれさえ先細り。10ある組から順番に出したらどうだという意見も出ていますが、60歳以下が私だけになった私の組などほぼ皆が区長経験者なので、残すところ私を含めて2名だけ。投票にしたら無理やり区長に選ばれた人が村を出て行ってしまうかもしれない。

 いつ赤紙が回ってくるかわからない戦時下のようなもので、安心してしていられるのは区長経験者だけ。

 そんな中でも安心していられるのは決して候補に名前があがらない兵役不合格の人物たちで、東京都知事選なら泡まつ候補に出られる人材が少なからずいます。こういう人ほど大声で不平不満を言い連ねるのですが、試しにやらせれば民主党並の統率力のなさを発揮してしまいます。

 こういう時代なのだから女性区長だって良いと思うのだけれど、こんなこと言い出すとご婦人方の反発としっぺ返しでいじめられます。やっぱ火中の栗は拾いたくないのでしょう。

 来月末には次の区長代理が決定することでしょうが、当分息のひそめ合いが始まります。

コメント
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