のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

窓ガラス

2013年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 今月の8日に胃を半分取った父ですが、ようやく一般病棟に移りました。

 6人部屋の病棟で、真ん中のカーテンでしきたれたベッドに移されましたが、隣の窓側のベッドに寝ているのが高校のときの同級生の父親でした。

 昨年末から入院していたようですが、その同級生は東京の企業に就職しているので年明けに2回ほど顔を出しただけみたいです。今年は子供が大学受験の最中なので身動きもままならないみたいだといっていました。

 窓際のベッドは外の寒気が壁を伝わってくるそうで、夜中から朝にかけて冷たい空気が壁から流れてくるのだそうです。

 部屋の寒気は外から窓を伝わって入ってくるのが一番多いそうで、窓ガラスを二重ガラスにすることで外の寒気が伝わってくる比率がずいぶん減るのだと言ってました。ちなみに、その同級生は板ガラス製造の技術者です。

 中国の北部やロシアではガラス窓が二重になっているのは当たり前で、外のガラスと中のガラスの隙間が簡易冷凍庫になります。窓の外と内側でだいたい10-15cm程度の隙間がありますが、ここに物を置いておくとガチガチに凍ります。

 日本ではガラスそのものが二重になってその間に熱を伝えにくい真空のスペースがあり、ガラスそのものも防犯に備え割れにくくなっている。技術が違います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする