のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

ナウイズムと苦悩

2016-10-24 | ナウイズム(実在主義)

(のしてんてんデッサンより いのち)

 

ナウイズム(実在主義)とは、超然とした思想ではない。

最もふさわしい言葉で表現すれば、ナウイズムは苦悩の荒野に咲く花ということになるだろう。

あるいは人間主義と言えばいいかもしれない。

 

それは身近で実用的な生活の指標となる。

 

時間に追われた現在人のオアシスでもある。

 

 

 現在(今)にあって、意識をスケールの軸(図のYj軸・縦線)に向ける。すると人はその瞬間、時間から解放される。

心は今に止まり、己の細胞や原子や素粒子という成り立ちに目を留める。あるいは今、立っている地球や頭上の太陽、銀河に思いをはせる。

全てがこの今に存在しているものたちだ。

 

この実在に目を向けていると、苦悩もまた実在であることがわかる。

 

苦悩の大半は、幻想である時間によってもたらされる。だから苦悩は幻想だと思ってはならない。

幻想は苦悩を生むが、

苦悩は現在(今)にしか存在しない。愛と同じものなのだ。

 

それゆえ、ナウイズムは、愛と苦悩の力学でもある。

 

ナウイズムは優れた文学を生むだろう。

絵画も、音楽も、実在する人間のすべての領域にナウイズムは機能する。

ナウイズムはまさに、苦悩に咲く花なのだ。

 

ナウイズムに敷居はない。

すべての人の心と同じ高さのG面にある。

門も柵もない。

宗教の人々にも

科学の人々にも

結界や垣根は存在しない。

 

なぜなら、実在こそがナウイズムの根幹だからだ。

 

 

 

 

 

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