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もっとも大きな世界 4

2017-12-17 | 5次元宇宙に生きる(心)

内側と外側

 

私たちに自分の大きさが分からない秘密

それは、大きさを知る私たちの意識が私たちの内側にあるからです。

たとえば、船に乗っている私たちに、その船室から船の大きさが分からないのと同じですね。

 

大きさを知るためには、そのものの外側から眺める必要があるわけです。それができないということは、私たちは自分の内側に身をおいているということを意味するわけです。

単純に言うならば、内側は私であり、外側は私ではない世界ということですね。

 

そしてここが重要なことなのですが。

大きさが分からないということは、「私」はその内側にいる(内側そのもの)ということを証明しているということです。

 

瞑想すると、意識が私たちの内部を照らし出しているのが分かります。普段目からやってくる光の情報が強くて、この内部を照らす意識のことを忘れていますが、実はこの目から来る光の情報を認識するのも、私たちの内部にある意識の働きであることはいうまでもないことでしょう。

 

これを図で表すと次のようになります。

 「私」がいる。

これは誰もが持っている意識ですね。

「彼」がいる。と言っても、それは彼を見て認識している「私」の意識です。

「宇宙」がある。これも宇宙を見て認識している「私」の意識に他なりません。

上の図で表しているのは、

「私」の限界と、「私」がみる宇宙の限界です。

スケールは違いますが、同じように限界が来てその先を知ることが出来ない。いうまでもなくこれは、その内側に「私」がいるという証拠なのです。

五次元の考え方から言えば、

この図の私も、もっとも大きな世界も、同じ私なのですね。

私の外側の宇宙は、光によって見ている。つまり他者のように思えますが、行けども行けども果てがなく、その外側から見ることのでいない宇宙は、五次元の意識から見えてくる最大の私の姿と言えるのです。

「私」は極大の宇宙そのもの、「私」は神であるという一つの理由がここにあります。

 

では極小の世界に向けて、私たちの意識はどんな風景を見ているのでしょうか。

それは「私」のこの身体の内側に拡がる極小の無限の世界です。

この世界を見る力は、光ではなく意識の目であることは分かると思います。

これを図示しますと次のようになります。

 

私の外側には光がありますが、内側にはありません。

正確に言うと、見ることのできない光の世界=意識の世界というわけですね。

意識の目が自分の内部を見つめ、照らし出しているのです。

 

意識は、図のように自分の内部を深く照らし出して行きます。身体の組織、それを構成している細胞。細胞を造っている原子、原子をつくっている素粒子と言いうように、素粒子が星のようにきらめく宇宙が見えてくると想像されるのです。

私たちの身体は宇宙そのものであり、宇宙である「私」は神であるという理由を、極小の世界でも見ることが出来るのですね。

意識は際限なく小さな世界を見ることが出来ます。素粒子でさえその中に大宇宙を抱えている無限にゼロに近づく世界があるのです。ここでも私たちは己の内側を覗いている自分に気付きますし、永遠にゼロにならない、つまりその外に出ることのできない境界があることを知るのです。

 

この無限に広がっていく極大の世界と極小の世界。その内側にいる「私」。そこから決して外に出られない私たちのこの世界こそ、意識しうる「私」のもっとも大きな世界であり、それが「私」の大きさだと言えるのです。

これをものに例えれば、一個のリンゴですね。

リンゴの皮は極大の境界線であり

リンゴの芯が極小の境界点になっている。

つまり「私」とは完結した一個の無限宇宙リンゴという訳です。そしてそれはリンゴの中身をかじっている虫ではなく、リンゴの実そのものなのです。

 

この身はそのためにこそ存在意味がある

そう考えると、

私たちがこの自然に添って宇宙と共にある。この実感こそが至福の正体であると思えるのです。

無為自然。

自分は一人で何か為さねばならないという思い込みが苦悩を生みだしているのですね。

己を信じて身をまかせる。

その自然が、私たちの至福を約束していると思うのです。

大宇宙も小宇宙も「私」を中心にして存在している。

私たちはちっぽけな一人ぼっちではなく、巨大宇宙無限リンゴだった。

宇宙リンゴとして目覚めようではありませんか。

 

 

(お知らせ)

五次元の極大の世界をイメージした童話「スケール号の冒険」第4部は、同名のカテゴリーから入って頂きますと、スクロールするだけで簡単に読めるようにいたしました。

興味ある方はどうぞお試しください

 

 

 

 

 

 

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