堰堤下や渓流に、しばし釣り糸を流し、帰ると身も心もよみがえるものだが、
これは、川の瀬音に浸ることによる効果ではないか・・・・・。
時に鳥の声、樹のそよぎが加わり、遠く近くの瀬音と共に歩むことができる奥入瀬の道・・・。
14kmにもわたるこれら自然の“ゆらぎ”の中を行くことは、
こころも身も「リフレッシュ」 「フォーマット」 「初期化」 「洗濯」される。
津軽平野の川は、弘前~富萢まで40㎞ほど流れて30mほど下る。
暴れ川の蔦川は、谷地~焼山まで8㎞ほど流れて500mほど下る。
いずれも、その畔・ほとりを歩くのは困難だ。
ひとり、奥入瀬渓流は、子ノ口~焼山まで14㎞ほど流れて200mほど下り、
その間、川と車道と歩道が並行し、老いも若きも四季を通じて歩くことができる。
そして切れ目なく瀬音が聞こえている。
『 歩き(け)や奥入瀬3里半 』 ---桂月ーーー