津軽半島は、『津軽半島における新第三紀以降の地形は、中軸の津軽山地(四ツ滝山山地、大倉岳-袴腰山地、梵珠山-馬ノ神山地)、東北部の平舘山地、および南西部の屏風山砂丘地の三つの隆起帯と、それらの間の今別丘陵---蟹田丘陵---青森平野西部、津軽平野の二つの低地~丘陵地により特徴づけられる。(根本)』と概観される。
これらに関わる岩肌を覗いてみると・・・
四ツ滝山の北部の竜飛火山岩類は
竜飛崎の竜飛火山岩類
同上
同上
同上
同上
同上 帯島
同上
同上 帯島
同上 竜飛漁港
七つ滝
七つ滝
七つ滝
大泊海岸 平舘山地に属するとみられる
梵珠山-馬ノ神山山地では
梵珠山松倉神社の岩
梵珠山松倉神社
屏風山砂丘地では・・・
埋没林の現れている出來島海岸
【参考資料】
「津軽半島における新第三紀以降のテクトニクス」(2014、根本)より
『〇津軽半島における新第三紀以降の地史は、他の日本海沿岸地域と類似する。
〇前期中新世に日本海誕生に伴う火山活動によりグリーンタフが形成され、
〇中期中新世には日本海拡大に伴い浅海から深海へと沈降した。
〇鮮新世以降、東北日本弧は東西圧縮の応力場に置かれ、津軽半島では逆断層やドームなどの地質構造が発達した。その地質構造を反映して、津軽半島の地形は北東部、中軸部および南西部の三つの隆起帯と、それらの間の低地~丘陵地から構成される。』