人間用ボンド

ざちょーの時々更新よもやま日記

ものすごい傑作じゃないか、ラスト5分までは、、、、、

2015年03月06日 | 日記

今の世の中、ホントに便利というかありがたいもので、色々な映画がネットで、それもタダで観られたりするもんだから、暇なときはかなり楽しませて頂いているわけです。

違法にアップされているなんて、決して思っていないぞ! きっと合法的に観せて頂けていると信じてます。まして、ダウンロードなんて、ダメ、ゼッタイ!

 

というわけで、ここのブログにも書くことがあまりない日常なので、そんなネットで見つけた映画の話でもしてみようかな、、、、

で、最近、かなりオススメ映画を見つけたのだよ。

 

「スクールガール・コンプレックス -放送部篇-」

監督は小沼雄一、2013年の作品です。

 

もうタイトルからしてなんだか中途半端な臭いがプンプンしますよね。でも可愛い女の子が沢山出ていてキャピキャピしてて、仕事しながら気楽な感じで流しているにはいいかな~なんて思って見始めたら、これがなんと、ドンドン引き込まれていくではないですか。

 

原作というかモチーフになっているのが「スクールガール・コンプレックス」っていう写真集なので、そのままに女子高生達の日常がキラキラした映像で描かれています。

お話は、ほぼタイトルから想像できる通り。とある田舎町の女子校の放送部が学園祭の朗読劇上演までの数日間を描きます。それぞれの百合な感情が折り重なってたんたんと日常が過ぎていきます。

この手の映画と言えば、1990年の「桜の園」という傑作映画を思い出しますが、ほぼそんな感じの現代版です。実際の女子校なんて知らないけれど、勝手に想像するあんな感じやこんな感じのきれいな女子校世界が、そのまま展開されます。

 

この手の映画ってよくあると思うけど、そのほとんどがアイドルや若手女優の為のプロモーション的作品で、観ていて可愛いけど、可愛いだけで内容はどうでもいいかな、、、、なのに、この映画は何かが違う、大きく違う。

何が違うのかはよく分からないけど、登場する女の子達の微妙な気持ち(決して声高には叫ばないのに)がリアルな感じで伝わってきて、男の自分でも妙に共感できるんだよね。それに主役の子が好きな三塚さんが最後までどうしようもなかったり、主役の子の親友が決して美人ではないけど、とってもいい存在感を出していて、、

なんだかんだで、もうね、これ、マジで傑作?、って嬉しくなりなりながら見続けたのですよ。

 

で、これね。(リンク切れご容赦ください)

 

 

ヤバイ、こんな所に大傑作だよ~、、、、と観ていたら、

もうね、ほんと、ラスト間際ですよ、一番大事なところで、、、、、、

 

愕然とします。やっちゃいます、

観れば分かるけど、「ええっ~~~~~~~」って思わず声を出します。

あなたも「それはないだろ!」とツッコミ入れてしまいます、保証します。

 

大傑作まであと5分で、すべてが台無しになります。

ネタバレするので、ここではあえて書きませんが、

思うにこの作品は、たぶん、すごくいい作品を創るぞ!というものでなく、普通のよくある可愛いプロモーション的なものを創ろうとしたのに、それが何故が大傑作になってしまった。そういう奇跡の作品だったのでは、、、そう思うと、すべてが納得できそうです。

 

まあ、とにもかくにも、それまでは本当に素晴らしいので、ぜひオススメです。キラキラと切ないです。

 

因みに、「五つ数えれば君の夢」という2014年の東京女子流というアイドルグループが主演した、同じように女子校の文化祭をテーマにした作品も見つけましたが、こちらはそんなに悪くはないけど、大事な何かが決定的に足りない作品です。

 

 

そんなこんなで、ちょいちょい、タダ映画の話でもしましょうかね。

それでは、次回は「めくるめくピンクの世界」かな?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿