ノリの東京の友人の生きる糧

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

SF好きなら観ておくべき作品 〜 第9地区 〜

2010年05月16日 | 映画
 私は映画に『日常からの離脱』を求めているので『映画は劇場で観る派』です。映画の内容ももちろんですが、大きなスクリーンや大音響のサウンドで観ることのできる劇場に足を運ぶ行為自体も『日常からの離脱』です。自宅でDVDやブルーレイ等で映画を観るのもいいのですが、慣れしたんだ環境だと非日常感が出ないので個人的にはイマイチです(大画面テレビも持っていないですし・・・)。

 そんな『映画は劇場で観る派』の私は毎年年末に『来年は必ず劇場で観る映画リスト』を作成します。これはWOWOWや地上波の映画番組で全米公開されている映画の紹介映像を見て、「この作品は来年日本でも公開されるだろうから覚えておこう。」と記憶しておいてから作成しています。最近は日本でも同時公開が増えてきましたが、まだまだ半年遅れでの公開等が多いですからね。全米公開映画のチェックは映画好きにはかかせません。

 さて、昨年末に作成した『2010年に必ず劇場で観る映画リスト』の載っていたSF映画の『第9地区』を、職業訓練学校帰りに金曜日の夜にレイトショウで観て来ました。福岡ではこの日が上映最終日だったので危うく見逃すところでした。全米でヒットした映画だったのでロングランするかと思っていたのですが割と短期間の上映でしたね。客が入らなかったんですかね。

 本作は昨年末の『アバター』の記録的な大ヒットのおかげで陰に隠れてしまいましたが、昨年の夏にアメリカで公開されて大ヒットしたSF映画です。
 『100万人を超えるエイリアンが地球に漂流してきて、それを難民として地球人が受け入れて共存するようになって20年経過した南アフリカが舞台』と言う設定自体が聞いただけでワクワクします。そんな作品をSF映画好きの私が見逃す訳にはいきません。最終日でも観れてラッキーでした(観客は4人しかいませんでしたが・・・)。

 ネタバレになるので物語の詳細は書けませんが、本作は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『クローバーフィールド』や『放送禁止』のようなフェイクドキュメンタリー風の作品です。
 本物のニュースやドキュメンタリーの映像を編集したような感じで物語が進むので、映画を普段観ない人が何の説明も受けずに本作の映像を観たら本物のニュースだと間違えてパニックになってしまうかもしれません。それくらい人間とは違うエビに似ているエイリアンの描写が見事です。CGがよく出来ていますね。少し暗めの映像がリアル感を出しています。

 そんなフェイクドキュメンタリー風の本作ですが、「こんな感じで淡々と話が進むのかなぁ。」と思っていたら、途中から大きく話が動き出して活劇SF映画に変化します。そこからは日本のアニメや特撮ファンが大喜びしそうな展開が繰り広げられます。『アバター』で私が大喜びした某兵器が本作でも大活躍するのは予想外の展開で嬉しかったですね。お得感があります(スプラッター描写が多いのが少しマイナスです)。

 尚、舞台が南アフリカで、地球人が難民のエイリアンを差別し迫害する描写が多々あるので「政治風刺の映画だ。」との意見も本作にはあるようです。『差別』が物語の根幹にあるのは確かだと思いますが、後半の大活劇のシーンではそんな事は全て忘れてしまいました。この監督は演出が上手いですね。

 キャストに関しては無名俳優ばかりが起用されているので、逆にそれがフェイクドキュメンタリー風の映像にマッチしていました。リアル感を出すには有名俳優を一切起用しないのも1つの手ですね。

 以上が、『第9地区』の感想です。
 私の評価は☆4つです。SF映画が好きな人は観ておくべき作品だと思います。前評判通りの出来の良さでした。
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フェイクドキュメンタリー 日本のアニメ スプラッター クローバーフィールド 職業訓練学校 ブレア・ウィッチ・プロジェクト ブルーレイ
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2 コメント

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レンタルで観ました (H先輩)
2010-09-23 19:05:43
前半のもたもた部分を飽きさせず、単なる殺され役だと思っていたらヒーローだった、とこの監督の演出力は見事ですね。友人さんの大好きメカも期待通りの活躍ですし。薄っぺらな政治風刺映画ではないですね。人種の壁を乗り越え芽生えた友情が気持ち良かったです。ラストシーンに悲壮感は無いですね。
H先輩へ (ノリの東京の友人)
2010-09-24 06:11:16
 本作は気に入って頂いたようですね。「アバター」の大ヒットのせいで埋もれていましたが、本作も異文化コミュニケーションを描いた良くできた作品です。領土問題で延々と争いを続ける人間がむなしく思えます。

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