ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

日本人なら観て笑おう、愛すべきバカ映画 ~ 47RONIN ~

2013年12月07日 | 映画

 昨日の夜は、キアヌ・リーヴス主演の『47RONIN』を観てきました。
 予告編を観た時から薄々想像はついていましたが、今年一番笑わせて頂きました。愛すべきバカ映画でした(褒め言葉です)。

 本作は題名を観れば日本人ならば判ると思いますが、ハリウッド製の『忠臣蔵(赤穂浪士)』の映画です。
 ただし、その中身は、インターネットで世界がつながって情報が共有化されているこの21世紀に作られた作品とは思えないくらいとんでもない日本が描かれています。物語の主軸は確かに『忠臣蔵』で、浅野家、吉良家、徳川家等の馴染みの面々が出てくるのですが、その世界設定やビジュアルが昔の日本、中国、朝鮮、モンゴル、チベット等のアジア諸国がごちゃまぜになっています。真面目に作っているのかギャグ(コメディ)で作っているのかエンディングまで私には判りませんでした(たぶん真面目に作っているのだと思いますが・・・)。本作のシナリオライターの想像力(もしくは妄想か無知)は凄いですね。

 そんな変な作品のオファーを、キアヌ・リーヴス(主役のカイ)、真田広之さん(大石内蔵助)、浅野忠信さん(吉良上野介)等の有名な俳優さん達がなぜ受けたのか不思議でしょうがありません。映画を観ながら皆さんのキャリアに傷がつかないのかをずっと心配してしまいました。特に真田さんは今年公開された『ウルヴァリン:SAMURAI』の役もイマイチだったので心配です。大きなお世話ですが、仕事は選んだ方がいいと思います。
 ただし、お姫様役の柴咲コウさん、悪役の菊地凛子さん、赤西仁さん(大石主税)の3人は非常にスクリーン映えしたので出演して良かったのではないでしょうか。次のキャリアにつながりそうな感じがしました。柴咲さんは本当に綺麗ですね。

 と言う事で、本作はとんでもない『忠臣蔵』ですが、歴史好きの人には笑える映画ですし、歴史に詳しくない人には本当の『忠臣蔵』に興味を持つきっかけになる映画なので、多くの日本人に観て頂きたい作品です(『国辱』と怒る人もいるかもしれませんが・・・)。10年に1回くらい出てくる珍品映画なので、少なくとも話のネタにはなります。

 ツッコミどころ満載ですが、最初から最後まで楽しめたので私の評価は☆3つです。

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