思わなかった…誰も

いつの間にかパパちゃんも病室に来てくれていた
息子が呼んでくれたらしい
娘はこの春制作会社に就職をしADさんとして頑張っていた
家からの通勤時間や不規則な勤務時間などで一人暮らしデビューとなった
初孫、特に内孫とくればジジババは目に入れても痛く無い？どころか目にいれていた…グリグリと 笑
新社会人、憧れの一人暮らしに輝く笑顔で「行ってきます！」と
ジジババ達の寂しそうな顔
特にじぃちゃんときたら…

娘の携帯に連絡したが繋がらず、ラインだけしておいた

病室では先生が最終確認をし

◯◯時◯◯分 死亡を確認しました
合掌

硬直は既に始まっていて、管が抜かれた口元は管の跡がくっきりと窪み口は開いたままだった

ご遺体をお清めして整えますのでロビーでお待ちください

他の看護師さんが葬儀場一覧表を持ってきて何やら説明しだした
じぃちゃんの死を見届け頭がポカーンとしているところに説明されても入ってこない
ハイ…ハイ…と聞いていたものの

よろしくお願いしますと看護師さんが去った後、で？なんて？とパパちゃんに聞き直していた

葬儀社を決めて電話をし、搬送の車が何時頃来れるかの確認をして欲しいという事らしい

何だか…
慌ただしい予感