瞳の中にいつも・・

目に焼き付けておきたい対象は感動と美。
節約家故に趣味と実益を兼ねてが私のモットー。
あと、ペットの話題も少しだけ。

貘の耳たぶ

2017-07-16 11:48:44 | Weblog
芦沢 央 著 「貘の耳たぶ」読了。

本を手に取って一気に読みたくなる本って久しぶり・・。
サスペンスドラマは見ない私だけど映像が脳裏にくっきり出てくる辺り凄い作品ではある。

本を読む時間って通常、通勤電車の中だから往復2・30分位のもの・・。
あー。週末にドップリ読書タイムに浸れる嬉しさよ・・。

いきなりの場面から展開するちょっとあり得ないストーリー。
でも、そこに至った伏線には同情する余地もあったりで・・。

私自身、帝王切開で第一子を出産した経験から、痛みに耐えてわが子を見に行くシーンは一緒。
でもまさか・・。あり得ない。

出産後、確かにホルモンバランスが崩れたりで思考が不安定になりやすいのは事実。
不安が幾重にも重なりとんでもない「こと」へと誘導する。

魔が差すって言葉が過る。
でも、この作品はそこではなく、犯罪を犯した本人に引き金を引かせた「もの」。
これこそが一番言いたかった事かもしれないなあ~って思う。

身近な存在の影響は良きも悪きも作用する。
又、逆に身近でなくたって、無意識な言葉も引き金となる「もの」にもなる。


同性として共感する場面も無きにしも非ず。
でも、やっぱり何か違う・・。


一つの間違いが方向を見誤ってとんでもない事態を齎す。

誰かがその時に適切な言葉でフォローしてくれたなら・・。

救われていたかもしれないのに・・。
違った人生もあったはずなのに・・。


それにしても子供たちがどうなっていくのか・・。



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