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世界ノルディック選手権(2月25日)

2007-03-01 15:08:18 | スキージャンプ

●日曜日は、午前、夜ともに公式競技。午前は、コンバインドの団体戦。高橋大斗がいないので、ジャンプはかなり苦しいと思いましたが、10チーム中6位で印象としては、健闘したというところでしょうか。コンバインドの場合は、踏切スピードもかなり早く90キロ近くでており142メートル飛ぶ選手がいてビックリです。ちょっと怖い感じがしましたね。

●夜は、ジャンプ団体戦です。13チームが参加しており、日本は3番目のスタート順です。こんなに早いスタート順であること自体が今の日本の立場を表しています。試技ではまずまずのできで8チームに絞られる1本目はなんとかなりそうかなくらいの感じでした。

海外のTVも取材に来ていました。

●1本目は、トッチーが118メートルで7位とまずまずのスタート。岡部が121メートルでこのグループ2位、伊東が117メートルで3番手グループ5位となりここで順位を全体の5位まで上げてきました。エース格の葛西が128メートルで実力者揃いのこのグループ4位で1本目は3位で終了しました。意外だったのは、ドイツが8位でやっと通過。フィンランドも7位と調子が出ていないことでした。4位のポーランドとは3点差、5位のロシアとも18点くらいしか離れていないので、2本目は厳しい戦いになることが予想されました。

●2本目はトッチーがいきなりの失敗ジャンプで110メートルで一気に6位まで順位が下がりました。まだ17歳。このプレッシャーはこれからの大きな財産になりますね。第2グループは岡部が1番でスタートして120メートル。この時点ではどうかなと思いましたが、結果的には、このグループ1位で順位を4位に上げました。そして運命の3番グループ。オーストリア、ノルウェーを除く国はどこも4人きっちり揃えることができずこの3番グループのできが順位を大きく左右したようです。

●伊東は多分、今年1番のジャンプだったのではないでしょうか。飛距離が131.5メートルできっちりテレマークの着地も入れて飛型点二人が19.0を出すほぼ完璧なジャンプ。ライバルのポーランドは94.5メートル、ロシアも107メートルと沈み、スイスも105.5メートル。この時点で3位に上がりしかも4位以内が確定というほどの点差をつけました。この日は、選手控え室に詰めていたのですが、1本1本、選手たちがモニターを見て一喜一憂していたのはやはり団体戦という感じでしたね。特に、3番手が94.5メートルで一気に沈んだときのマリシュの呆然とした顔が印象的でした。不気味なのはフィンランド。3番手が135メートルを飛び4位に順位を上げてきました。日本との点差は確か30点以上あったと思いますが、最終ジャンパーはアホネンだし少し心配がよぎりました。

●点差から考えると、飛距離で20メートル以内の差ならまず大丈夫な展開で、アホネンも119メートルとそんなに強いプレッシャーを葛西にかけることができませんでした。ここで、130メートル以上の大ジャンプをやられるとどうしても力が入るのですが、葛西も多分計算していたと思いますがしっかり飛んで117.5メートルとまとめ3位に。

●今年の成績からすれば、奇跡に近い銅メダル。こういうことがあるからスポーツはおもしろいんですよね。競技役員も選手に拍手喝采、日の丸が揺れフラワーセレモニーも盛り上がりましたね。

 

●これで、世界ノルディック選手権前半戦は終了。後半は宮の森シャンツェを舞台にまた熱戦が繰り広げられます。世界の傾向として、ラージヒルに競技が集中しておりノーマルヒルはあまり慣れていないこともありこのシャンツェに慣れている日本勢はかなり有利と言えそうで、団体戦の勢いをこのまま持ち込んでほしいものですね。

ガンバレ!日本!

→世界ノルディック選手権(2月24日)  

→世界ノルディック選手権(2月23日)  

→世界ノルディック選手権(2月22日)  


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