のりーズ日記

のりーズのメンバーによる日記と情報交換と愉快な仲間達を増やすところ。

J 5Days @ RED Day

2007-10-08 19:13:58 | 茉莉花
2007年10月6日
 RED day
 SHIBUYA-AX
 開場17:00
 開演18:00
 オープニングアクト:
  サスライメイカー
  ロットングラフティー


四日目のオープニングは二本立て。
Jが自身のレーベルINFERNO RECORDSで面倒を見ている二組。



まずはサスライメイカー、磯部くん。

いやぁ~
いいものを見た
ファンになりました

鳥肌の立つ美しさ。
とにかく綺麗
爽やか
透明
心にしみる音、声。

ぞくぞくする。

当たれば絶対ヒットしそう。
FM802とか好きな人なら抵抗ないはず(笑)。

心に響きます。
癒し系~


だけど本人は超~面白キャラ(笑)。

かなり緊張のご様子で、MCではかなりつたない喋り方に(笑)。
「J兄さん」発言にはフロアが爆笑。

「9割喋ること考えてたんですが、9割5分忘れちゃいました
「Jさんとの出会いは、一本のデモテープでした」
と、話しながら何故か爽やかな白いシャツのボタンを外していく磯部くん。
そして…脱いだー
何故ー(爆笑)。
しかしそれには一切触れずに喋りに喋り、脱いだシャツをまた着直す(笑)。
意味不明な行動と、緊張で息の上がった喋りにフロアも笑いが止まらない。
「昨日、三日目も見させてもらったんですが、
(アンコールの時にスタッフが)水をね、前から配ってくじゃないですか。
でね、もう、前の人達とか干からびてる訳じゃないっす」 干からびてる(爆笑)。
えぇ、えぇその通りですが(笑)。
「なのに、みんな後ろにリターン、あ、リターンじゃないや(笑)後ろに回してて、僕は感動しました
Jのライブは助け合いの精神ですからね~。
「で、アンコールでJさんが服を脱いで出てきたのを見て、
カッコイイ俺もやりたい
そしてまた再び脱いでは着るを繰り返す(笑)。
「けどまだ僕は見せられるような体じゃないんで…
ムキムキになってまた戻って来ます
いえいえ、十分いい体してましたよ

ラストの「東京」はどうやら支えてくれたお母さんに捧げた曲だそうで、
イントロのキーボードをバックに熱く、感謝の気持ちを込めた話をしてました。
「東京に出て来て7年。僕は負け続けでした。
流行りとか、情報とか、どんどん変わっていって、人の感情とかも全然分からなくて。
でもしわしわの手で僕を育ててくれた母ちゃんが『頑張りんちゃい』と、
ただ一人、ずっと変わらない言葉で励ましてくれました。
負け続けた7年。でも、Jさんに出会って、この東京で、負けない、勝ってみせるって、思えました」
キーボードだけの演奏に、磯部くんの魂のこもった歌声が乗る。
素直な音、歌声。
だけど入ってすぐ抜けてっちゃうような聴きやすいだけの音じゃない。
しっかりと、胸に響く。

サスライメイカー。
是非聞いて下さい
「サスライメイカーもう一度、何度でも言いますサスライメイカーよろしくお願いします

ステージ去ってく時はかなりヨタヨタしてましたがどうやら胃痙攣を起こしていたそう(爆笑)。
終演後も自ら物販に立って、大きな声で、気さくにみんなに挨拶してました。
でもみんなに声かけられてもタジタジしててホント、すれてない感じが可愛かったです笑。


磯部くんの爽やかさと初々しい可愛らしさと透明で素直な音に心を洗われた後は、
異常~に長いセットチェンジにちょっとダレつつ、
続いて登場ロットングラフティー

京都出身の暴れ者集団

私は好きです
打ち込み、ラップの暴音ミクスチャー

ツインヴォーカルなのだが、この二人が凄~い。
シャウトが
日本人離れしたシャウトに、ラップ、そして歌も歌えます(笑)。
(NOBUYAくんが京都風薄味顔で結構好き・笑)

MCはイマイチだったんだけど(笑)、ラップでMC
何言ってっか分かんな~い(笑)。


とにかく音で魅せてくれました
低音が気持ちいい~
BASSの侑威地くんは5弦ベースを使用。
うねりのある音が気持ち良くて侑威地くん、凝視でした(笑)。


ステージパフォーマンスはみんなキレがあって動きがカッコイイー
みんな揃ってガンガン、ヘドバン(笑)。

京都発のバンドらしく、郷土愛に溢れた「響く都」はかなりキャッチー
京都出身のバンドはホンマ、京都の歌書くよね~(笑)。

ラストの「マンダーラ」もスケールでかくて、サビのヴォーカルの声の伸びも気持ち良く、いい感じでした


同じ京都人として応援して行きたいバンド。
みんな聴いてね~、ロットングラフティー


   


最終日はJのワンマンなのでスペシャルゲストが見れるのはこの日まで。
今までは「ん~?」なバンドも呼んでましたが(笑)、
今回は私的には全部ヒットでした。
(Merryはよく分かんないけど・笑)

フェスみたいに色んなバンドが見れるのも5 daysの醍醐味


しかしホンマ、よくこんだけジャンルのバラバラなバンドを集めたもんだと。
本人もそれに関してはご自慢なようですが(笑)、見る側としてもホント関心しました。

おかげで楽しめた



さてさて、私にとっては未知の領域、いよいよ四日目。
2004年リリースの『RED ROOM』です。



『RED ROOM』はJの最高傑作です。(と思ってます。私は)
超~暗い(笑)。
内部を、内側を深くえぐられる、静かな凶器のような一枚。
痛いです。
一枚通して聴くには体力、と言うか精神力を使うので気合い入れないと聴けない(笑)。

おそらく最初で最後の最高傑作かも知れない…
こんなこと言うと何だけど…私にとっては…。


6枚目の『URGE』も最高傑作だよ。
カッコイイさ。
すんげ~好きだよ。

だけど、私は『RED ROOM』までのJが好きだったの…

おそらくJは『RED ROOM』を最後に、以降新しいスタートを切ったんだと思う。
それまでの作品は自分がリスペクトするミュージシャンであったり、
自分が大好きな音であったり、
そういったものに対するオマージュ的な要素が強かった。

だけどそこから脱却して、
自分だけの音、俺だけの音楽って突き詰めて、突っ走って来て、
『URGE』はそんな道の一つの到達点、一つの回答だと思う。
ホントに素晴らしい出来。

だけど、『RED ROOM』までが良かった…と思ってしまうのは、
別に今のJが良くない
というのとはまた違ってぇ~、
なんだかんだ言って単純に趣味の問題かもね


だーがー…やはり『RED ROOM』は凄かったのだ…
やっぱりJは、いや、J BANDはこれだよっ
と、思わされた夜でした…。




西部劇を思わせるSEで、最後に登場のJはすでにベースを担いで出陣

お召し物は二日目と同じ。


さてさて、一曲目はもちろん「STAR」

もーーー、とにかく当時のツアーがフラッシュバック(笑)。
『RED ROOM』のツアーが今までで一番印象に残ってる。
とにかくカッコ良かったんだもの
当時「あ、この人本気だ…」と、恐ろしいぐらいの気迫を感じさせるライブをしていた。
(そして私は肋骨にヒビを入れ、
後日、頭のMRIも撮った・笑)


この日はそんなピンとはりつめた空気を見事に蘇らせてくれました。
「My Angel」「Death Valley」二本立て…殺されるかと思った…

鬼気迫る緊張感。
妥協を一切許さない切迫した空気。
殺伐とした、うねる狂気。

特に「Death Valley」は凄かった。
わーって騒げる暴れ曲ではないんだけど、
あの凶暴(狂暴)性は本当に見る者を圧倒する力があって、
内側からぐらぐら煮えくり返るような(笑)。
そう、燃えると言うより煮える感じ(笑)。

燃え上がるのではなく、ドロドロとしたマグマがぐつぐつと煮えたぎる、
そんなライブ、
そんなアルバムなのです。


とにかくも~~~藤田さんのギターがすんごい
ご本人もかなりノリノリだったと思われ(笑)。
タメの利いたヘヴィーな音が魅せる魅せるっ。
カッコイイよっ、藤田さんっ

そして腹に響くスコットのドラム
スコットのドラムはホント、最近凄いっす
まだ化けるかとゆう(笑)。
『URGE』のCD聴いてるだけでもスコットが如何にまた益々カッコよくなってるかは一目瞭然なんだけど、生だと更にっ。
特に久々な曲とかだと、一瞬何の曲か分からなくなるぐらいのイカした変貌ぶり。
凄いっす…

そして、J~。
5弦ベース登場で~、更にヘヴィ~に。
真剣そのもの。
まさに当時、「殺される…」と脅える程に(笑)緊迫した鬼気迫るプレイを見せてくれました。


J BANDの真髄、ここにありって感じです。


飛び道具のような(笑)、根っからのハイスピード・パンク小僧なmasasucks。
ディープな大人の世界でしたが、頑張ってサポートしてました(笑)。
ホントこの5daysはmasaが一番大変だったと思う(´・ω・`)
masaがJ BANDに入ったのは5枚目からだし、四日目まではライブのレギュラー曲以外の久々な曲は全く初めてステージで弾く訳だし。
よく頑張った


本編終了近くになってトラブル発生(笑)。
「パイロマニアー」と、勢いよくタイトルコールしたJ。
が、しかし…
スコットのドラムは明らかに違う曲。
J~~~、大事なとこで曲順間違えんなよー(笑)。
「Die for youだよね」てなしれっとした顔でドラムを叩いていたスコットが可愛かった(笑)。
「どうやらこのアルバムは俺自身も狂わせるようです…」
とか言い訳してましたが(笑)。


本日の泣き所は本編ラストの「NOWHERE」。
富山のライブを思い出します…
途中で声が出なくなって、深く深く頭を下げて目を潤ませたJ。
声の出ない状態で演奏だけで聞かせてくれた「NOWHERE」。
J BANDの演奏にフロアの歌声が乗って…
泣いたなぁ…あの日は~…


多分何も考えずにJにぶつかれたピークはあのツアーまでだった気がする…。
寂しいが…。


四日目なのに声も綺麗に伸びていて、
「あいつ明日声出るんかー」「あー…もう枯れてるよ~…」
とヒヤヒヤしながらツアーしていたのはもう昔の話ですかね(笑)。


MCも相変わらず、
「四日目だから4倍でおまえらの声聞かせてくれー
と、言っておりました。

「『RED ROOM』は俺自身凄い好きなアルバム。俺の内側にあるものを出し切った。
作るのも相当神経すりへらして大変だったんだけど(笑)」
そういやあの時期に倒れて10㌔ぐらい痩せたんだっけね…
以降シャープな肉体美をキープしてますね(笑)。
「久々にプレイして、俺もかなり本気だな、と(笑)」
「こんな(ライブ)を、若い子達の前でやるのは犯罪だなぁ、と(笑)」
いやいや、あんたのファンは年齢層高いから(笑)。

「ここで一つ提案がある。もっと近くでみんなの顔が見たいんだ。もっと近くに来いよ。
一歩ずつ」
しかし動かないフロア(笑)。
「大丈夫だって。何にも起きねぇよ(笑)。みんな助けてくれるって。頼もしい奴ばっかりだぜ?」
やはり動かないフロア(笑)。
「なんか、日本語が通じない奴がいるなぁ~」
「もっと、もっと、Close to me(笑)」
何故イキナリ英語?(笑)。

「もしかしたら名前も住んでる場所も知らない人間同士が、
こうして同じ一つの音楽で、俺の作った音でこうして集まって、みんなで暴れられて、ホントに凄いことだと思います」
などなど。

「次で最後です」と言った時のフロアからのブーイングには
「えぇーばっか言ってんじゃねぇっ(笑)」とキレ気味(笑)。




まぁ、そんな感じで色んな想いが交錯しつつ、
ディープな狂気の世界にどっぷりつかり~、
二日目、三日目に比べたら盛り上がりはイマイチだったかも知れんが、
私はRED ROOMのあの空気をもう一度吸うことができて非常に満足でした。

しかし体力は限界
思ってたよりは元気だったが、四日目にして声が枯れてきていることに気がついた…




01.star
02.Trance My World
03.Twister
04.Go charge
05.Crush Course
06.My Angel
07.Death Valley
08.Chaos Dance
09.Twisted dreams
10.Die for you
11.PYROMANIA
12.NOEHERE

13.Feel Your Blaze
14.BURN OUT

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