のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1012

2017-01-04 00:00:13 | 新しい子猫たち 

日本を除く、各国指導者たちは ジブトラストの真意、社会福祉に対する 莫大な寄付の真意を判らなかった。


 


香奈の指図と云う事は判ったが、香奈は世界最高齢グループ、仙人でもあるまいし、いつかはいなくなる、その時に突然 もう寄付はヤメ といわれた時の影響を密かに試算していた。


 


ジブの寄付はジブトラストの周辺の施設とか機関を利用して行われていた。エンゼルホープ病院とその協力病院を中心とした医療サポート、恵の財団やその他のジブ関係財団による、母と子のために援助や教育が多かった。


 


今の現状では、政府による支援は、むしろ ジブの支援のサポートとすらなっているが、ジブの支援とか寄付が無くなると、各国の政治不安、社会不安をも引き込おこす可能性があった。


 


しかも悪い事にジブトラストの関係する実業グループは増えていた。その会社群も神太郎から出来る限り、社会貢献をするように言われているらしく、ナンダカンダと支援していた


 


これらの会社が もうヤメと云う姿勢に転換して、普通の会社に変わるだけでも影響は大きい


 


ビクビクしながら、ジブとの付き合いをしないといけなっていた。 ジブは元々 タックスヘイブンの資産管理会社に 金をプールして、それからの運用委託とか出資で、事業をするシステムと云うのは、大体判っていた事だった。


 


今のジブの申告所得と実際の利益とは違う事は、みんな判っていた。それでもそれを指摘したり修正を迫る事は恐ろしくて とても出来ない。それなら寄付はヤメとか言われる可能性は高いし、ジブが次期指導者になった時の反応も怖い。


 


ジブの各国の幹部たちにも、その姿勢は当然判っていた。元々いわばゼニの亡者、目先の利益優先の奴らだけに、当然それを利用していた。


 


ある種の均衡と調和がそこにあった。実際には香奈の命令で、このタックスヘイブンの資産管理会社の使用は実は減少していたが、依然としてあった事は事実だった。


 


減少していた事は、各国の指導者たちで知っていた人もいるし、知らない人もいた。疑心暗鬼の渦が巻いていた。ジブの道徳的弱点と云えた 実質的な税金逃れがあるよと云う事が無くなるとジブに対する 脅し が 出来なくなってしまうのだった。


 


当然 ジブとの付き合いもその点を考慮したものになった。

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