たすくの空中散歩

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「ほんとの野菜は緑が薄い」河名秀郎〜無肥料栽培<1>

2010年12月09日 23時01分54秒 | 一喜一憂



肥料をやらずとも野菜が育つ理由については、実は前回の「不耕起栽培法」にてお話していました。
本来ならば自然界の作る「土」そのものが肥料なのだということ。
つまり無肥料栽培法とは、肥料を与えない農法ではなく、「自然界に肥料を作ってもらう」農法ということです。

さて、ただ無肥料でも野菜が育つ、ということだけならこの話はここでおしまいです。
ところが、この自然界の作る「土」という完全にバランスのとれた肥料で野菜を育てることによって、驚くべき事が起こるようになるのです。
というか、ほんとは人間の作る野菜に起きていることの方が驚くべきことなのですが…。

とにかく、そんな僕の頭の中の天地をひっくり返すような衝撃を与えてくれたのが、この本「ほんとの野菜は緑が薄い」(日本経済新聞出版社)でした。

著者の河名秀郎さんは無肥料野菜に関わり続けて30年近く。現在は「ナチュラル・ハーモニー」という会社を立ち上げて全国の無肥料栽培の生産者と消費者とをつなげる流通のお仕事をしています。

以下この本の目次です。

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「ほんとの野菜は緑が薄い」河名秀郎

プロローグ ほんとの野菜とは?

買った柿は「腐る」庭先の柿は「枯れる」
「姉の死」をきっかけに、野菜について考えた
不純物を入れない、不純物を出す
なぜ自然栽培でなければいけないのか

第一章 野菜は本来、腐らない

庭先の柿とスーパーの柿のちがい
虫と人の「おいしい」は同じなのか
肥料を使わなければ、虫は自然にいなくなる
雑草はいずれ生えてこなくなる
野菜の病気も、大切なプロセス
腐る作物と発酵する作物
腐る野菜と枯れる野菜、どちらを食べますか?
命のリレーができない野菜が多売されている
生命力あふれる野菜が教えてくれること

第二章 ほんものの野菜を見分ける〜農薬と、肥料について考えたこと〜

いちご農家は、いちごの表面をむいて食べる?
土にもタネにも、農薬は使われている
有機JASマークが付いていれば無農薬なのか
「輸入野菜より国産野菜」は本当か
無農薬なら安全なのか
牛が知っていた自然な野菜と不自然な野菜
緑が濃い野菜は体に良いのか
肥料はなんのためにある?
化学肥料じゃなくて有機肥料なら良いのか
有機野菜のショッキングな事実
腐る有機野菜と腐らない有機野菜
おいしい野菜とは、プロセスを経た野菜である

第三章 肥料は無くても野菜は育つ〜土について考えたこと〜

どうやったら無農薬無肥料で野菜が育つのか
「土から不純物を抜く」ことからはじめる
異物の入った土には「肩こりや冷え」が溜まっている
有機野菜の落とし穴
土の「凝り」をほぐす方法
人と自然がコラボすれば、野生よりもおいしい野菜が育つ
土がきれいになれば、ミミズは自然にいなくなる
歴史のある土がおいしい野菜をつくる
土がちがえば、できる野菜もちがう
同じ畑で同じ野菜をつくり続ける
地元でも大きな収穫量をあげる自然栽培の田んぼ
「不耕起栽培」との違いは
一生懸命育った野菜はおいしい

第四章 その野菜、命のリレーができますか?〜タネについて考えたこと〜

タネを水に落とすと、水が青く染まる?
キュウリから白い粉が出るのは自然なこと
子供を残せないタネが主流になっている
遺伝子組み換えはこんな身近にある
「遺伝子組み換え不使用」表示の裏側
品種改良の実情
タネなしフルーツの背景には
タネを採り続ければ思いがけないプレゼントがある

第五章 「天然菌」という挑戦〜菌について考えたこと〜

市販の味噌を食べられない人がいる
天然菌を使っていない発酵食品
その菌は作られている
天然菌と作られた菌はなにがちがうのか
菌は「業者から買う」のが当たり前
菌にも地域の味がある
天然菌の復活その \里和△砲い
発酵文化の衰退は四百年前からはじまっていた?
天然菌の復活その◆‥形涯櫃亮家採取の再開
素材の大豆に生命力がなければよい菌は付かない
天然菌の復活その うまみの四重奏
化学物質過敏症の人でも食べられる
だしがいらない味噌汁
天然菌で広がっていく発酵食品いろいろ
納豆の旬とは?
味噌汁は自然が作った完成形
菌は人間に必要なもの

第六章 自然は善ならず〜自然界を見つめなおして思うこと〜

できることから少しずつ、でかまわない
「植物を食べる」ことの意味
野菜の栄養価は昔より落ちている
戻るのではなく、進む
不自然を自然に戻すちから

第七章 野菜に学ぶ、暮らしかた〜自然と調和して生きるということ〜

野菜と人は同じ、と考えてみる
健康法は「入れない」そして「出す」
風邪をひいた社員を褒めまくる
クスリを心の拠りどころにはしない
自然栽培を手本に、アトピーと闘う
栄養素という概念をとりあえず捨てる
イヤだと思うものに、あえて感謝の気持ちを持ってみる
こころに凝りを作らない方法
善い悪い、はない
ファーストフード一日四食からでも遅くない

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では、この本を参考にしながら、現実版「風の谷のナウシカ」、無肥料栽培の世界をご紹介してみようと思います!




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4 コメント

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つづきを待つ (WildWile)
2010-12-10 09:55:49
無施肥自然栽培をやっているひとに出会い、ビール麦畑、無施肥で始めました。彼の畑の野菜は美味しいです。
しばしお待ちを (相沢)
2010-12-10 17:05:58
地ビールづくりをされるのでしょうか?羨ましいですね!
うちの父の友人もビール麦づくりを何人かでやっているそうです。もしや同一グループ?

僕のは小麦なので上手く育ったら、うどんとか作るのが楽しみです!
お互いの味見ができるようになると良いですね。
本の表紙の写真を見ると (週末ひで)
2010-12-14 00:17:33
河名氏は、農家のように見えますが、農業は1年間しかやってないんです。。。
でも、自然栽培それ自体は、なかなかいいですね。
あら、ほんとですね (相沢)
2010-12-14 18:41:15
確かによく読んでみると研修を一年間やった後はすぐに流通のお仕事をはじめていたのですね。勘違いしておりました、本文訂正させていただきました。ご指摘ありがとうございます。
僕は口だけの人は好きではないのですが、河名さんは「自分で実際確かめてみないと気が済まない!」という行動的な姿勢があって共感できます。
楽をした方が野菜がうまくできるとは皮肉ですね。

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