昨日のつづき


伊藤桂一著 「南京城外にて」


「新・秘めたる戦記」シリーズの第五巻目

収録作品はノンフイクション。
後の人の資料となるように戦話集の形にしてある。


  「あとがき」 (平成13年2月 記) より  

戦中世代は、あと何年かで、この世から姿を消してゆく。
むろん、作者の私も。

みんな戦死なのだ、と、私は思っているし、同世代者も、
そう思って、眼をつむることであろう。

あんなに苦労したのに、この世では報われなかったな、と、
少々微笑して。

そうしてそれでいいのだ、と、 みんな、それぞれに納得はしている。

ほんとにみんな、いいたいことを、 孫にさえいわなかったのだ。


  南京攻略について

南京城攻略戦の時、日本軍によって30万人が虐殺されたという説が
あって、それを信じている人もいる。

南京攻略戦は、守る中国軍より、攻める日本軍のほうが多く出血して
いるのではないだろうか。 (略)

日本軍が南京城へ攻め込んだ時は、 中国軍はほとんど逃げ去ってしま
っていた、という証言がある。

***** ***** ***** ***** *****

作者自身も昭和13年より終戦まで3度にわたり満7年の軍隊に勤務された。
底辺で戦った兵士の生き方、戦い方、死に方が、戦場での挿話から静かに
伝わってくる。

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