きつねの戯言

銀狐と申します。不定期でエッセイのような独り言・ライトノベルもどきの妄想物語・落描きイラストなど書かせて頂いております。

天使と怪人 2017.06.15

2017-06-15 21:57:56 | 日記
父の日が近い。

亡父は15年以上前に鬼籍に入っているが、最近思い出す度に、歌詞はうろ覚えながら脳内再生されるミュージカルの1節。
「今は冷たいお墓の中♪」
『オペラ座の怪人』のヒロインが今は亡き最愛の父を唄う場面。

ファザコン気味のヒロインは幼い頃に父に聞かされた『音楽の天使』と信じ込んでオペラのレッスンを受けていた謎の男こそ『オペラ座の怪人』だった、という物語。
ファザコンの私はヒロインが父を慕うあまり、父性を求めて怪人に惹かれて行くのはとても共感できる。

過去の自作小説でもファザコンヒロインはたくさん描いて来た、というより、殆どのヒロインはファザコンと言っても良いかもしれない。
オペラ座の怪人は音楽の天使だが、私の守護天使は小説の天使ウリエル。
ウリエルはまた教師の天使でもあるそうで、亡父は現代国語の、亡祖父は古典の教師であるから、父も祖父もウリエルの守護を受けていたに違いない。

先日来のネタの種もまだ発芽してはいないが、寧ろ『オペラ座の怪人』的な、父恋しの思いから父性溢れる男性に惹かれてしまうヒロインの話も良いなあ、と思ったが、ふと過去作品の殆どがそうであったことに気づき苦笑する。
いつかもう一捻りして、一皮剥けた新しい小説が書けたら良いのだが、今は書きかけの作品とネタのままの作品を抱えている。
いっそのことネタの種とコラボ?
それも良いかもしれない。
ともあれ、時が来ればウリエルが再び降臨し導いて下さるのだろう。

今日通院の帰りに小説を買った。

先日文筆業の友人と、「インプットが不足すると感性が枯渇するから、小説や映画などを読んだり見たりすることは大切だ」という話をしたので、以前から気になっていた又吉直樹氏の新作が書店に並んでいたのを手に取ると、帯の文章に惹かれて買うことにした。

なかなか読書の時間も取れないかもしれないが、いつまで経っても創作が進まないのは書きかけの原稿の所為ばかりではないかもしれないので、ちょっと感性を刺激してみようという魂胆だ。
過去の自作小説も、好きな作家さんの小説を読んだり映画などを見たりした時に一気に創作が加速したことが多かった。
長期間塩漬けの作品で、半ばお蔵入りを覚悟したものでさえ、何か心の琴線に触れる刺激を得て、一気呵成に書き上げたことは何度かあった。
ダメ元で試してみる価値はある。
勿論そういう不純な動機は恐らく読み始めたらどこかに吹っ飛んでしまって純粋に物語を堪能する方が先であろうとは思うけれど。
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