縁がわ便り

日々の生活の中で、フト心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。

諸行無常・・・・

2017-06-28 | 日本画あれコレ
「筑波の桜」が一段落したところで、溶いて余った水干絵の具や岩絵の具を好きなように塗り、その上から白緑を全体にかけておいたB2の画面。 それを見ているうちに、いつか描きたいと思っていた石仏をここに描いてみよう、と思い立ったのです。 石仏はこの辺りの山道や田や畑の脇道に、ひっそりと忘れられたように立っています。 かつては人々が日々願いを込めて祈りをささげた石仏は風雨に晒され、ひびが入ったり、欠けたりしているものも・・・ それでも、石仏の周りの雑草がきれいに刈り取られたり、首には新しい前掛けがかけられたりして、今なお人々の信仰心が生きている、と感じられるものも見かけます・・・

そんな石仏に引かれてスケッチしておいた中の素朴な菩薩さまを描いていた昨日の夜、思いもよらぬ電話がかかってきました。 小学校4年から6年まで同じクラスで机を並べ、中学、高校も同じ学校で学んだK君の奥様から、K君の訃報を知らせる電話でした。 昨年末に心臓の大手術をして目下リハビリに励んでいるということは聞いてはいましたが、まさか、まさか・・・の知らせで言葉もありませんでした。 大動脈破裂でまるで事故にあったようにあっけなく逝ってしまったとのこと・・・ 

高校卒業後は会うこともなく、還暦を過ぎてボチボチ集まろうか、と始まった同期会で再会して以来、私の絵の個展やグループ展には(時には奥様もご一緒に)欠かさず足を運んでくれたK君でした。 大学院の博士課程在学中にうつ病に罹り、退学し、病を克服して高校教師になったこと、そして、結婚、離婚、再婚など・・・ 佳い奥様と出会われ2人の息子さんに恵まれながら、退職後は人に騙され退職金の半分を失うなど、人並みの苦労を重ねた人生だったようです・・・ 『もういいな・・』なんて、ポツリと言った言葉を覚えていますが、奥様にとってはこれから楽しく暮らしていこう、と思っていた矢先の早過ぎる死だ・・・と。  温和な人柄の、良い人でした・・・  心からご冥福をお祈りいたします。  合掌。


それにしても、石仏を描いていた時にこの悲しい知らせ・・・そして・・・昨日は古代ハスの記事をUP・・・ なんだか出来過ぎ・・・ こんなこともあるのですね・・・



B2 (728 x515)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

見頃です・・・古代ハス

2017-06-27 | あれこれ
今年も隣町の利根水生植物園の古代ハスが見頃を迎えています。 町の担当者をはじめ、ボランティアの方々の地道な管理と丹精込めた手入れのお蔭で、蓮の数も増えてたくさんの蓮の花を楽しむことができます。 白や赤の可憐な睡蓮の花も開き始めました~~

近隣の人々をはじめ、高齢者の施設の方達も、小型バスでやって来て、池の周りを巡りながら、穏やかなひと時を楽しんでおられます。 


昨年の「オール青山展」に出品した作品の1枚はここの白い睡蓮を描いたものです。  古代ハスは一昨年描きましたが、今見ると、花と蕾のバランスが今一つ💦  もう一度、いえいえ、何度でも挑戦しなくては・・・
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

野に瞬く星

2017-06-23 | あれこれ
紫陽花の季節ですね。 散歩の行き帰りの道沿いに、そしてご近所の庭に、様々な形や色をした紫陽花が満開です。 豪華な大輪の紫陽花の傍らに小ぶりの紫陽花がひっそりと咲いていたりして、飽きずに散歩を楽しんでいます。 花(ガク)をびっしり付けたまあるい大玉の紫陽花もいいですが、私はどちらかというと、ガクアジサイが好きです。 ガクに囲まれてびっしり並んだ小花は、お星様のようにも見えます。

今日図書館に行ったら、カウンターの上に沢山の紙の紫陽花が咲いていました。 「素敵ね!」と係りの人に言葉を掛けると、『良かったらお好きなものをどうぞ。』と!! この町の図書館には、折り紙が得意な男性司書の方がいらして、時々折り紙教室も開かれているらしい、、、





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

墨に泣いて胡粉に頼って・・・💦

2017-06-19 | 日本画あれコレ
毎日「筑波の春」とにらめっこの日々を送っています・・・ なんだか浮ついた画面になってしまった感じがして、画面全体に薄く墨をかけてしまったのが失敗の始まり・・・ 墨は魔物・・・思いもよらず手を焼く羽目に・・・ またまた例によって、塗っては洗い、洗って塗っての繰り返し・・・ そこで、ダメ元~~と胡粉を薄く、薄く引いて・・・ ようやくなんとか落ち着いた画面に・・・なったかなぁー

F25
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

カモくん、出番ですよ!!

2017-06-15 | あれこれ
一週間ほど前の夕方、小貝川の手前に広がる田んぼ道の散歩に出かけました。  そろそろカモくん達が田んぼに入ってセッセと働く時期になったのではないか・・・と。

すると、思っていた通り、いました、いました~~  広い田んぼの網で囲われた3枚ほどの田んぼの中に、まだ羽が白い子供のカモが。 近寄ってみると、田んぼのアチコチから姿を現して、こちらに向かって泳いでくるのです! きっと、餌をもらえると思ったのでしょう。 まだ、幼いカモ達が餌場に小さな体を寄せ合ってひしめいている姿は本当にカワイイ!! 夏の暑い時期に雑草を食べたり、虫を摂ったり、安心安全の有機栽培米の立役者です。 

今年も美味しい新米を分けて頂けるのを楽しみに、彼らの成長と稲の成長を見守っていきたいものです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

足元に花(6)蛍袋

2017-06-10 | あれこれ
梅雨入りしてすぐに、梅雨の晴れ間!! 気温は30度近くありますが、窓から吹き込む風が気持ちよく感じられます。

我が家の一輪挿しの花は、もっぱら夕方の散歩で見つける野の花です。 昨日からドクダミに変わって薄紫色のホタルブクロがひっそりと俯いて咲いています。「釣鐘草」とも言われていますが、ホタルブクロの方が感じが出ている気がします。

一週間ほど前の毎日新聞の朝刊の俳句のコラム「季語刻々」でこんな句が紹介されていました。 

  「をさなくて蛍袋のなかに栖む」 野澤 節子

この句に、コラムの主の坪内捻典氏は、『以前に大学生とこの句を読んだとき、幼いホタルが袋の中にいる、と読んだ学生がいて、ちょっと驚いた。  彼は「をさなくて蛍」までを一気に読んだのだ。 --中略--  今日の句の主人公は、さて、なんだろう。  作者自身の心だろうか。』


この花はいかにも梅雨時の花らしく、湿った感じがします。 鈴蘭に形が似ていますが、鈴蘭よりはるかに大きくて、中はたっぷりしています。 鬱々とした気持ちを抱えてもぐりこむには心地いいかも・・・  
コメント
この記事をはてなブックマークに追加