縁がわ便り

日々の生活の中で、フト心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。

秋野不矩展

2008-08-27 | あれこれ
受賞の度にマスコミで目にしていた彼女の作品は、その多くがインドを描いたものでした。ゆったりとした時の流れと、包み込まれるようなおおらかさを感じ、取り上げられるたびに気になっていた作家でした。

その彼女の展覧会が8月9日から、10月5日まで葉山の神奈川県立近代美術館で開催されることを知り、涼しくなったら出掛けてみよう、と思っていたのですが、このところの雨模様の涼しい天気に、急に思い立って行って来ました。

海を見下ろす好立地の美術館はゆったりとして、140x200cm前後の大作(中には122x705なんという超大作も!)が100点ほど、4つの部屋にほどよく並べられ、他にも絵本の原画や素描、そしてスケッチブックも3冊ほど。

ほんとに大きな作品ばかりなのに、不思議と威圧感はなく、初期の頃の伝統手法の端正な日本画も素敵でしたが、6人の子供を生み育てる中でも、自身の絵を描く力をそこに見出し、子供をモチーフに制作をする豊かな母性の人が、インドで出合って築き上げた、彼女独自のおおらかで優しく壮大な世界を堪能してきました。

線ではなく面で、しかも色(評判どおり、彼女の使う黄色の奥深さは素晴らしい!)で表現する世界でしたが、元気をいっぱい!頂きました。

展覧会を見た後は、それがどんなに素晴らしいものであっても、帰りはガックリ疲れてしまうのが常なのですが、昨日はなんだか気分良く、海を見下ろすレストランで美味しい新鮮魚介のランチを頂いた後は、さらに元気になって、美術館から葉山の御用邸、そして長者ヶ崎までウォーキング。(2キロ位?) 

かつて夕日が美しいことで知られていた長者ヶ崎は、崖崩れで立ち入り禁止となり、スケッチは出来ず、一色海岸は海の家もほとんどが店じまいしていて、すっかり淋しい晩夏の海となっていたのは残念でしたが、久し振りにふるさと神奈川の空気を思いきり吸って、ご機嫌な一日でした。 
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浅草スケッチ下見

2008-08-23 | ペン画スケッチ
野外スケッチで浅草を描くのは3回目になります。 さて、今度は何を描こうかと、涼しい陽気に誘われて、一昨日浅草に下見に出掛けてきました。

幟や提灯が大好き、とはいえ、雷門の大提灯を描くには、人波に呑まれてしまいそう・・・それで、1回目は浅草演芸ホールを描き、2回目はかっぱ橋道具街に足をのばして描いたのでした。 今度は、やはり浅草寺で、スケッチポイントを探してみよう、とは思っていたのでしたが・・・・

浅草寺の仲見世通りは、いつものように観光客で大賑わい。そして、この日はなんていったって、下見なのです! のんびり観光客気分であちこちお店を冷やかして、チョッと疲れたと、近くのカフェで一休み。                       
                     
フト、通りの向かいを見ると小さなお店が肩寄せ合って、なかなかいい雰囲気。 カフェの軒下の暖簾と、風に揺れる吊りシノブと風鈴もなんだか江戸情緒タップリ!で、思わずスケッチ。

その内、「オイ、オイ、肝心のスケッチポイント探しは・・・?」と、大事なことを思い出して、なんとか(やっと!)ここなら、と言うポイントが見つかって、一安心!

それが・・・先程、池袋コミカレから電話。 『明日の浅草スケッチは天候の都合で中止となりました。 お教室で動く人物の練習をするそうです。』 

あら、マァ、なんと・・・

SM  セヌリエ
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真夏の太公望

2008-08-17 | ペン画スケッチ
我家の近くに、近隣の釣り人たちの間では水質が良いことで知られている沼がありまして、季節の良い時だけでなく、寒風が吹きすさぶ中でも、太陽がギラギラ照りつける暑さの中でも、いつも、何人かの人たちがのんびりと釣り糸を垂れています。 

目下、オリンピックや高校野球で、連日手に汗握る、熱い戦いが繰り広げられ、普段はあまりTVは見ない私でさえ、TVの前に釘付け状態で、スケッチどころではありません・・・ こんなことでいいのか・・・とフッと思い立ち、車を走らせ行って来ました、猛暑の最中、オリンピックも高校野球もどこ吹く風、釣り糸を垂れ、じっと水面を見つめて無我の境地の面々がずらりと並んでいる中沼へ。

一体何がそんなに面白いのか、と車を降りて、彼等の後ろをぐるりと回ってみましたが、引きがきている人はなく、なんだかとっても拍子抜け。

ところが、彼等のいでたちはというと、これがすごく気合が入っていて本格的! (とズブの素人目には見える・・・) バケツにボール、網に大きなクーラーボックスも二つ三つ。(そんなに釣れるのか、甚だ疑問に思えるのですが・・) パラソルもお洒落で楽しく、2段式のまであるのにはいささかびっくり! 

老若男女それぞれが思い思いのポーズで、命の洗濯?・・・フーン、暑くても、寒くてもここに通う気持ち、分からないでもないかな・・・・・

F4  ストラスモア
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夕闇に花開く・・・烏瓜の花

2008-08-15 | あれこれ
長いこと、この花を見てみたい、と思い続けておりました・・・ 昨日思いがけず夕暮れ時の散歩道で遭遇。 まるで白いレースに包まれて花開いているような妖しい花が夕闇の中にいくつも蔓の先に白く咲いておりました・・・

夕暮れ時のほんの短い間に花開き、すぐにしぼんでしまうため、なかなか花の姿を目にするのは難しく、毎年晩秋の野に真赤な実を付けている烏瓜を見るたびに、「来年の夏こそ、花を見るゾ」と思いつつ、夏になると、ついついうっかり、の繰り返しが、ここ何年も続いていたのでした。  なんだかとても嬉しい気分です。



 
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オ~イ、雲よ~~

2008-08-13 | ペン画スケッチ
       くものある日
       くもは かなしい
       くものない日
      そらは さびしい     

   こんな風景に心を留めるのは・・・もしかして・・・遠野が・・・・・

   SM  ファブリアーノ

  
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暑さにめげず・・・

2008-08-08 | あれこれ
暑くても、毎日の散歩は欠かせません・・・ 日が沈む頃、庭の水遣りを終えて、汗を拭き吹き、ウォーキングに出掛けます。 散歩コースはいくつかあるのですが、今は稲穂を吹き渡る風が心地よい、広々と広がる田んぼの中の道を歩いています。 稲はもう、稲刈りしても良さそうなほど、実ってきています。 このところの高温続きで、稲に高温障害がでてきているところもあるそうですが、この辺りの稲はどうなのでしょう? 

散歩道の脇にある畑の傍を通ると、時々『茄子持って行かない?』なんて、声を掛けられます。 特に顔見知り、というわけではないのですが、この時期、大収穫の夏野菜は、こうして、運よくその場に居合わせる人に分けてもらえる、という散歩の余禄に与ることがよくあります・・・ 昨日は、ナスにトマト!! ポケットに入りきれない分は両手に持って歩きます。 まさに、主婦は強し!!

高校野球は茨城の常総学園は木内マジックもきかず、1回戦で敗退しましたが、神奈川の横浜高校が勝ち進んでくれたお陰で、もう少し試合を楽しめそうです。

今日から、いよいよ北京オリンピックも開催されますし、楽しみが続きます。やはり、女子マラソンとヤワラちゃんの柔道、男子体操に期待してしまいますが、何より無事にすべての競技が終わってくれることを祈っています。

そして、夏は平和を考える時季。 平和を祈って、昨年秋に広島で、日野原重明氏と小澤征爾氏が開催した合唱と詩(吉永小百合さんが朗読)の平和メッセージ会の模様を今朝TVで見て、触れ合う魂の持つ大きな力にしみじみと感動を味わいました・・

いつでもどこの地でも、ナスやキュウリやトマトなどが美味しくいただけますように・・・
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遠野に遊ぶ

2008-08-06 | あれこれ
猛暑お見舞い申し上げます。 毎日暑い日が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか? 暑さに弱い私は、今年もまた、スケッチに出掛ける元気もなくもっぱら、家でゴロゴロ・・・読書三昧??(余り身も入らないのですが・・) 

柳田国男の「遠野物語」は「遠野物語拾遺」と共に面白く読み終わりまして、目下「遠野物語の世界」で、遠野物語の成立とそこに語られている世界を、美しい写真と共に楽しく味わっています。 なかなか奥深い世界です・・・

ところで、我家から車で5、6キロのところに、なんと柳田国男記念館があり、こんな田舎に、どういう関係で?などと疑問に思っていたのですが、今回遠野関連本を読むうちに、彼が兵庫県から上京し、医師の長兄が住む茨城県布川(我が住む町の隣町)に身を寄せ、後に父母と二人の弟も上京し、ここに一緒に住んでいたことが分かり納得。 後に東京に住む次兄宅から高校、大学に通ったそうですが・・

どんな資料が展示されているのか、近いうちに記念館を訪ねようと思っています。
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都会を描く・・・新宿

2008-08-03 | ペン画スケッチ
岩手スケッチや、ロビーギャラリー展用の全紙作品制作、そして遠野スケッチなどなど・・・これでもあれやこれやと忙しく、先日の教室での「街スケッチ」の講義を受けるまで、線描したまますっかり忘れておりました!、6月の新宿での野外スケッチで描いた「私の新宿」・・・

建物、人物、動くもの・・・都会スケッチで入ってくる三大要素は一応みんな入っておりますですが・・・ 

田舎暮らしを求めて、横浜から茨城に移り住んで、20数年。 都会には住めない、なんて勝手に思い込んでいるくせに、月に1、2度は都会に出て、街の匂いを嗅がないと落ち着かない、なんていう中途半端者。

それでもやはり、雑踏は苦手です。 気が付くとやはり緑のある場所をさがしています。 この日も大きな木々の並木にホッとして、コクーンタワーがビルの向こうに顔を出しているアングルを見つけ、メガネサロンの店の窓の下に陣取ってスケッチ開始。 

前のビルの窓に長い尻尾を垂らして座っているネコ(科の動物?)も面白い!!ネコが鎮座している横にはLWなんて文字が大きく並んでいるのですが、何の会社なのでしょう? 下には横じま模様の幟が4本も翻り、ビルの前の舗道もこれまた白や黄色の横じまが引かれ、なんとも賑やかなこと!! 道行く人を見れば、ほとんどの人が大きなバッグや鞄を抱えて、忙しそう・・・

例によって、見えるものはあれもこれもてんこ盛りに描いています。 引き算のスケッチが課題の私としては・・・さしずめ、左手前の信号機が余計だったでしょうか??

「引き算のスケッチ、といっても、行くところまで行かないと・・」とは、先日の教室後のaちゃんとの会話・・・やはり難しい問題です・・・

F8  セヌリエ
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