縁がわ便り

日々の生活の中で、フト心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。

まど・みちお & ゼンタングル

2017-11-24 | あれこれ
冒頭の絵は「まど・みちお」の絵です。

以前、NHKのEテレの中高年向けの番組で、余暇を楽しく過ごすための取り組みやすい美術的活動の一つとして「ゼンタングル」が紹介されていました。 分かりやすい説明で面白そうでしたので、言われるままにちょっとトライしてみると、これまでにないような絵?が出来上がりました。 しかし・・・この感じ、どこかで見たことがあるような気がする・・・と思いながら、「ゼンタングル」についてネットで調べてみる気に・・・興味を引かれたので、更に入門書を手に入れて読んでみました。

「ゼンタングル」とはZen(禅)とTangle(絡まる)を合わせて作られた言葉で、「今」を味わいつくす「禅」の精神や哲学を取り入れ、パターンを組み合わせて作品を描く新感覚のアートです。・・・(「描きこんで楽しむゼンタングル」 佐藤心美著 より)・・・のだそうです。

そして・・・本文中に紹介されていたいくつもの「パターン」を見ているうちに、詩人「まど・みちお」の「絵をかいていちんち」で衝撃を受けた彼の絵を思い出したのでした。 「まど・みちお」はインタビューの中で、ご自分の絵について「言葉による「読み」や「意味」から解放されるものとして抽象画をとらえている」、と答えたそうですが、まさに一本の線に集中し脳をリラックスした状態に導くということで、「禅」に通ずるものを体感されていたのでは、と思っています。

童謡の「ぞうさん」や「やぎさん ゆうびん」「一ねんせいになったら」などで広く知られる「まど・みちお」が絵の世界では「ゼンタングル」の先駆者だったのかも・・・と勝手に思って内心悦に入っています(*^▽^*)


下の絵は、「ゼンタングル」のパターンの一部です。

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生はいいなぁ・・・

2017-11-21 | あれこれ
今年の隣町の秋のコンサートは「角田健一ビッグバンドコンサート」でした。 久しぶりにジャズを、しかもビッグバンドの熱のこもった生演奏を身近に楽しんできました~~ 恥ずかしながら、角田健一というミュージシャンについては何も知らないまま、田舎の公民館で開催される年に一度のコンサートだからと、チケットを勧められて、楽しめるかな・・・と思いながら出かけたのです。 (実は金管楽器はどちらかというと苦手なのです・・・)

それが、「A列車でいこう」に始まり「星に願いを」、中に演奏者と観客が一体になって掛け合いを楽しむ「八木節」をはさみ、「ジョージア・オン・マイ・マインド」、「シング・シング・シング」、そして「聖者の行進」で締めくくる、全15曲プラスアンコールの2曲を、会場一体となって楽しむことができました~~

スイングジャズもいいなぁ・・・ 何よりもやはり熱意溢れる生演奏は心に響きました・・・
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澱んでしまったら・・・手を動かす!!

2017-11-15 | 日本画あれコレ
「下手の考え休むに似たり」とはよく言ったもの。 せっかくの小春日和にウダウダしている自分を持て余し気味だったのですが・・・ そんな時にはあれこれ言ってないで、手を動かし、身体を使うのだ(とはこれまでの経験から)・・・そうしたら頭が巡るかもしれない・・・ と、重い頭で部屋をグルっと見回すと、部屋の隅にぽつんと置いてあるパネルと雲肌麻紙が目に入りました・・・ そう言えば、グループ展を終えてから、何も描いていない・・・ なにはともあれ、パネル張りでもしてみるか・・・

なんだか気乗りがしなかったのが、そのうち作業に没頭してきて、ピンと張った真っ白な画面にやる気も湧いてきました~~

これで、スランプ脱出といきたいものですが・・・ 

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友の手仕事

2017-11-09 | あれこれ
絵手紙に水墨画、針仕事に野菜作り・・・庭には季節の花が咲き、その上お料理の腕もたしか・・・ そして何よりあったかい心と芯の強さ・・・そんな彼女が最愛のご主人を失くして、1年半、「何もする気がしない・・・昼間は友人たちと楽しくランチタイムを楽しんでも夜が怖い・・・」と。 すぐにでも飛んで行きたい気持ちはあっても、こちらは自由に動けない状況にあって・・・それでもなんとか都合がついて会いに行った函館。 

10年近く会っていないのに、お互いにあまり変わっていないね、、、と昔の調子で過ごした宝物のような素敵な3日間。 函館の美味しい海産物やたくさんの花の種、そして古裂で作った可愛い小物など、など・・・ 持ちきれないほどのお土産を手に帰ってきました。 「元気でね、またきっと会いましょう。」と別れたものの・・・今度はいつ会えるだろう・・・と内心しみじみとした思いが去来しています。 

最近、人生の残り時間を想うことが多くなりました。 12、3年乗った車を、これが人生最後の車になるだろうナ・・と思いながら衝突防止などの新機能が付いた新車に買い替えました。 車がなければ住みにくい田舎暮らしですから、いつまでここに住んでいられるかしらん・・などと、このところ老い支度の本がやたらと目につくようになりました。
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函館再訪(3) 大沼公園

2017-10-29 | スケッチ
函館に到着した日は雨。 友の家に行く途中にあるトラピスト修道院に寄るのは割愛して、友の家に直行。 夜は函館のお寿司を食べさせたいという友の案内で、海沿いの回転寿司「函太郎」へ。 そこのお寿司がこれまで食べたことがないほどの美味しさで、カニの味噌汁と共に、勧め上手な友の言葉に乗って家族全員が大満腹の大満足!! さすが函館、ネタはどれも新鮮で口福でしたが、特にえんがわの握りが絶品でした~~ 土砂降りの雨の中緊張しながら車を運転した甲斐がありました・・・

次の日も重たい雲が空を覆い、立待岬は突風が吹きまくっていたものの、元町地区は風もなく、教会や公会堂など異国情緒たっぷりな町並みの散策を楽しみました。唯一残念だったことは、私のお気に入りの旧英国領事館のカフェ。 10年近い歳月の間に、様子は大分様変わりしていて、窓からローズガーデンを眺めながら、アフタヌーンティーを楽しむようなオシャレな雰囲気が感じられなくなっていました・・・

翌日はこれまでの悪天候を吹き飛ばすかのような太陽輝く青空!!  ほとんど車が走っていない無料(!?)の高速道路を気分よく飛ばし、紅葉し始めた大沼公園まで楽しく気持ちの良いドライブをしてきました。 独特な形の頂きをした駒ケ岳が青空を背にくっきりと聳えていました。

午後の便で成田に帰り着くと、成田は冷たい雨でした~~ 一体、雨女(男)は誰~~? 





SM   ストラスモア
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函館再訪(2)

2017-10-27 | スケッチ
函館のナポリ色付け終わりました。 強風吹きすさぶ立待岬から函館山の細い山道を登っていく途中で出合ったビューポイントです。 
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友を訪ねて・・・函館再訪(1)

2017-10-25 | スケッチ
思い切って行って来ました~~ 遥々と~~ではなく今や成田ー函館間は1時間30分の空の旅。 

これまで、函館まで新幹線では4時間、羽田からだと1時間40分で行けるものの上野、浜松町で乗り継ぎながらではやはり4時間近くかかってしまう・・・ と函館行きに二の足を踏んでいたのです。 それが、なんと成田空港から直行便が出ている!!と知って、ラッキー!これだっ!!と飛びつきました。 これで、函館の友に会いに行ける!! 彼女とは絵手紙を通して20年近く親しく交流を続け、その温かく優しい人柄に惹かれて、まるで姉夫婦の元に遊びに行くような気安さで何度もスケッチ旅行に通い、お洒落な函館の街をたくさん描かせてもらいました。 

青函連絡船の機関長をされていたご主人はいつもペットのウサギ(新次郎)を胡坐の中に入れて、口数は少ないもののニコニコ顔で私たちのおしゃべりに耳を傾けてくれていました。 スケッチに出かけて夕方になってもなかなか帰ってこない私を心配して、窓から外を眺め、私の姿を見つけるとホッとした顔をしていた姿が忘れられません。 そんなご主人が体調を崩して亡くなった、との知らせを受けたのは昨年2月のこと。 91歳の天寿を全うされたそうです。 直ぐにも駆け付けたい!と思うものの、傘寿を迎えた夫は昨今、長時間留守にできない状況で、二人で旅をするのは、私に自信がなく・・・ずっと気に掛かったままでいたのです。 それが、成田ー函館直行便とグッドタイミングで里帰りする娘を加え、夫と3人での函館への旅の実現となりました。 ホテルになど泊まるなんて言わないで、家に来て・・・との友の言葉にまたまた甘えて、親子3人楽しい函館の旅をすることができました。 仏壇のご主人には皆で毎朝お線香と共にご挨拶、写真の中から優しい笑顔で見守ってくれている気がしました。

生まれて初めてレンタカーを借りて立待岬から函館山の散策、赤レンガ倉庫群(大分様変わりしていましたが・・・)や紅葉の大沼公園まで、ナビと彼女の道案内で大好きな函館の街を家族に紹介しつつ、彼女とのおしゃべりは尽きず・・・ 今も夫と共に楽しい旅の余韻の中にいます。



冒頭のスケッチは一方通行の函館山の道すがら、『タクシーの運転手さんがここで "ここからの眺めは函館のナポリといわれています”と案内するスポットよ』と友が教えてくれた絶景です。 これからゆっくり色付けします。



SM  ストラスモア
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台風一過、風強し

2017-10-23 | あれこれ
「大義なき解散」から二転三転のドタバタ劇にいささかうんざりしながらも、内閣の不支持率は支持率を上回ったまま、との報道機関の世論調査に、流れは変わるかも・・・とのかすかな期待を抱いて、大雨の中一票を握りしめて投票所に向かったのでしたが・・・ 与党が過半数を維持しましたね・・・

今朝の毎日新聞に、政治部長の佐藤千矢子さんが作家の池澤夏樹さんの著書「知の仕事術」で書かれている次のような言葉--

 「世の中に向かうときに大事なのは『何が答えか』ではなく、『何が問題なのか』というほうだ」

を引用しながら、健全な民主主義をささえるのは、丁寧なプロセスだ。 最後は多数決で決めるにしても、性急に答えを求めるのではなく、問題を洗い出し、徹底的に議論し、幅広い合意を形成する必要がある、と述べておられました。

政治に疎い私ではありますが、今後は首相が私たち国民の声にきちんと耳を傾け、議論し、合意を形成する努力をしていくか、厳しく見ていかなければ・・・なんて柄にもなく思っています。


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コキアの丘の秋化粧

2017-10-19 | パステル画あれこれ
冷たい雨が降り続いています。 この憂鬱な日々の洗濯はさらに気が滅入ります。 そこで、乾燥は近くのランドリーに行って、干す手間、取り込む手間を機械にお任せ・・・という手抜きを覚えました~~ それがなかなか快適、仕上がりがふっくらしている点も気に入っています。 

そんな雨の続いている日々の中で、昨日は思いもよらぬ太陽のお出まし。 ひたち海浜公園のコキアの丘は真っ赤に染まりました~~ 大勢の人たちが久しぶりの青空に各地に繰り出し、秋を満喫したことでしょう。

そして、、、今日はまたしても冬の寒さの雨が降り続いています・・・ランドリーは今日もお母さん達や高齢の方々でにぎわっていました( ^ω^)・・・
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「生きとし生けるものの絆」

2017-10-05 | 日本画あれコレ
昨夜、お風呂上りに何気なくNHKのBSプレミアムをつけると、洋画家の絹谷幸二さんと娘さんで日本画家の香奈子さんの絵の共作の模様を放映していました。 縦194cm、横259cmの大きな画面に、人間や象、鶴、竜、パンダなどが画風が全く異なる親子の格闘の中から生き生きと息づき、融合していく過程が大変刺激的でした。

テーマは「生きとし生けるものの絆」・・・人や象、鶴などのそれぞれが「地球という同じ船に乗った仲間」であることを表現したのだそうです。 お父さんの幸二さんは、明るく豊かな色彩で、寄り添う人間の家族を描き、香奈子さんは水墨画のような技法で白い画材に墨を塗り、躍動感溢れる鶴やパンダを描き、画面中央の象には生き物全体をまとめる象徴としての役割をもたせて描き進めていました。

特に興味深かったのは、画風の違う二人が絵に一体感を生み出すための工夫でした。 幸二さんは、膠に顔料を溶かし更に砂を混ぜた塗料を油を使わずに使い、香奈子さんは、幸二さんが赤く塗った竜に白い顔料で鱗を描き入れ輪郭を浮かび上がらせる手法で見事に一体感を生み出していました。

画風が全く違う親子がぶつかり合いながら、一つの作品を創り上げていく真剣な姿に深く打たれました。 

展覧会は10月15日まで京都国立近代美術館で開催されているそうです。 
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