印旛沼の風景

2008-09-23 | Travels


 昨日の公休に、役所での手続きが必要だったため、千葉県の成田市まで出かけました。
 7月の記事に、東京・上野と千葉・成田間を結ぶ京成電車に、子供の頃の懐かしい思い出を持っていることを書きました。成田に行く機会ができたので、久しぶりに乗って出かけようと思いましたが、他の所用もあったため、今回は車で出かけることにしました。

 成田市役所での手続きを終えて、帰路は少し一般道を走ってみました。京成電車からの車窓の風景で、最も記憶に残っているのが印旛沼近くのものです。昨日は、その風景を見たくて、印旛沼の畔まで行ってみました。地図で表すと下の地図の辺りになります。

 京成電車の「京成臼井」と「京成佐倉」の中間地点にあたります。京成臼井周辺までは住宅地が広がっていて、一般的な郊外電車からの風景ですが、この地点に来ると、広大な印旛沼と田園風景に一変します。

 子供の頃に見た窓一面に広がる田園風景は、とても気持ちの良いものでした。お盆の時期、まだエアコンなど無かった電車は窓を大きく開けており、蒸し暑かった車内が、この辺りになるとひんやりと感じられました。
 昨日、数十年ぶりにこの地点に来て、あの頃の風景と変わっていないことが嬉しかったです。

 印旛沼の畔の風景です。沼と呼ぶにはあまりに広く、とても全景は撮影できません。小雨も降ってきたため、良い写真は撮れずじまいでした。

 トップに載せた画像は、印旛沼に接した「佐倉ふるさと広場」にある風車です。印旛沼周辺を公園としても整備していくようですが、個人的にはちょっと場違いな施設に感じてしまいました。せっかく日本の原風景のような環境が残っているのですから、もっと日本的な情緒を感じさせる建築物の方が良いのではないかと思います。

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8 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かに場違い (コタローママ)
2008-09-23 16:54:12
場違いな感じは否めません。
最近こういうの多いですね。。

誰のアイデアなんでしょうね。。

夜勤ドライブ、お気をつけて。。
昨日は街中おまわりさんがあちこちに身を潜めていらっしゃいました。。

交通安全は確かに大事ですが。。

調べてみました。 (Pepper)
2008-09-23 18:49:23
風車のそばに「跳ね橋」も見える本気モードが気になって、ぐぐったり、うぃきったり、らじばんだり。

江戸時代には「西の長崎、東の佐倉」と呼ばれるほど蘭学/西洋医学の進んだところだった模様です。
春に行けば広大なチューリップ畑も見られた事でしょう。

それでもやっぱり・・・ 場違いも甚だしい。
で、 (Pepper)
2008-09-23 18:53:05
産れも育ちも東京だと思っていたのだけど、成田市役所に何の用事だ
コタローママさまへ (non_B)
2008-09-24 12:56:09
風車の設置は、佐倉「市」のアイデアでしょう。
行政か、市民か、主体は分かりませんが、Pepperさんが書いてくださったように、「蘭学」との縁を象徴するものとして造られた可能性が高いです。
それはそれで誇るべき文化なのでしょうが、いかんせん設置場所が悪すぎる...
と、どうしても思ってしまいました。

「秋の交通安全運動週間」でしたね。
今朝の夜勤明け、帰路はかなり眠かったです。なんとか無事に帰りつけました♪
Pepperさんへ (non_B)
2008-09-24 13:02:04
ご教示ありがとう。

「蘭学」と「佐倉」のつながりがあったなんて知りませんでした。
自分の思い出の風景が、場違いな雰囲気の建築物に壊された気がして、文句のようなことを書いてしまいました。
「十勝平野」に突然「巨大なトーテム・ポール」がそそり立っているようなものではないでしょうか?
やっぱり、その場の雰囲気を酌んでほしいな...
成田での用事 (non_B)
2008-09-24 13:14:00
親が亡くなった後、子が様々なものを引き継ぐときに、親の戸籍を辿って原籍、さらにはその親、そのまた親の戸籍まで遡らなければならない事態も起こりえます。
詳しくは書き辛いのだけど、今回はその一例にあたり、私自身は籍を置いたことのない成田市まで出向きました。
Unknown (チビタンママ)
2008-09-24 14:32:24
あ、今日はだいじょびだ~~~ヾ(@† ▽ †@)ノうわーん

え~と覚えている限り書くね~

コタローママさんもおっしゃるように、最近こういう残念な整備が多いよね。
どこもかしこもタイル敷きに花壇とあずまやのある公園。
そのうち、テディ・ベア博物館やガラス細工館も建てたりして。
そりゃ一昔前の安ピカハリボテ風よりマシかもしれないし清潔感はあるよ。
でも、エコだの昭和の原風景だのって大騒ぎしている癖に、時代に逆行していると思う。
失敗例が日本全国にあるのを知っているにもかかわらず、せっかくの懐かしい自然をぶち壊して、観光客を呼びたい気持ちが理解不能。
何にも考えていない自治体の計画は、ずっと以前にたてたものなんだろうけど、止める勇気も変更する知恵もないのかなぁ。

とこんな風だったと思う(´-ω-`;)ゞ
文章は文語体で書いたんだけど、その力が残ってないのでごめんね m(_ _)m
チビタンママさまへ (non_B)
2008-09-24 18:58:30
やっぱり姉ちゃんも場違いな施設と感じましたかー

観光資源としての印旛沼に、巨大な風車とオランダ風庭園などは、家族連れには喜ばれるのかもしれません。
実際、私が出かけたときも親子連れの人たちが、風車を背景に記念写真を撮っていました。

佐倉市が蘭学との縁を誇るのなら、もっと重みのある施設が出来そうな気がします。
「蘭学塾」のような建築物を再現して、当時の資料なども展示したりすれば、大人は興味をもって訪れそうです。
佐倉市には、佐倉城址の一角に「国立歴史民族博物館」という巨大な博物館があって、歴史を学ぶには事欠かない環境があります。相乗効果もあると思います。
他所に住む者のおせっかいかもしれませんが、ちょっと残念ですね。

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