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咲-Saki- 第13巻 & シノハユ 第2巻 感想

2014-09-26 11:05:00 | 咲-Saki-

咲-Saki- 第13巻 & シノハユ the dawn of age 第2巻 特典と感想






9/25は咲-Saki-13巻シノハユ2巻が発売されたので買ってきました。



 13巻表紙の部長がかわいい。今回特典が付いていた店舗が6店舗だったので各店舗1つずつでメロンブックスのみ2冊購入したので7冊購入。



 咲-Saki-13巻の特典はどの特典もすばらですが、個人的にはやっぱりメロンブックスの由暉子ちゃんの特典がすごく良かったなと思いました。とらのあなに買いに行ったとき凄い勢いで13巻が売れていたのでとらのあなの特典も結構人気なんでしょうか。



 シノハユ2巻は各1店舗ずつ購入。慕ちゃんに比べると高校生になっても閑無ちゃんは見た目の雰囲気はそんなに変わらないな~と思っていたんですけど、まぁ髪型が変わってないからそう感じるのかもしれないですね。



 シノハユ2巻の特典は個人的にアニメイトの浴衣慕ちゃんとメロンブックスの閑無ちゃん&杏果ちゃんの特典が好みです。1巻では杏果ちゃんの出番は本当にチラっとしかなかったので特典がなかったんですが今回は杏果ちゃんが特典化されてよかった。2巻ではリチャードソンの特典がないんですが、1巻の時のようにリチャードソンが今後特典になることってあるんですかね~。



本編127局で洋榎ちゃんの手牌にあった右端の余分な牌がなくなっていたり(P130)、シノハユ4話で閑無ちゃんの和了形が修正されたり(P22)、今回も色々修正箇所がありました。


 122局のこのシーン(P64)は修正されていなかったんですが、ドラ3ならではなくですよね。
 次のページで部長が捨てているのもではなくで描かれていますし。第2版とかで修正されるかもしれないですね。




咲-Saki- 13巻 感想



13巻は119局~130局を収録。お話の中心は準決勝第2試合の中堅戦。


世界ランカーの風神・明華に対して、「悪待ち」で自分らしい麻雀を最後まで貫く部長がかっこいい。


「悪い待ちほど―― 分の悪い賭けほど―― 耐えて待った時に事態が好転している」(P133)

 127局の感想でも書きましたが、このシーンは個人的にとても好きなシーン。
 家庭の事情で清澄高校に進学した部長は廃部寸前状態の麻雀部でたった一人で待ち続けてきた。
まこの言うように個人戦に出場することだって出来たはずで、実際に中学生の時は個人戦に出場している。
 でも、部長は団体戦に出ることにこだわり続けてきた。


 部長が3年前インターミドルの三回戦で姿を消したことや苗字が変わっていること、「その頃うちには私立に行くようなお金はなかった」というセリフから考えて中学3年生の時にお父さんとのお別れがあったのかもしれないですね。
 もちろん想像の域をでませんが、でももしそうなのだとしたら、部長が団体戦にこだわった理由は中学3年生の時に失ってしまったつながりを仲間に求めてのことだったのかもしれない。




「夢かな 1年生の時 麻雀部には実質私一人しかいなかった 部室でただ一人牌を握ってたとき 私はずっと夢を見てた気がする
 いつかこの部屋が部員でいっぱいになって みんなの笑い声で満ちて そしてインターハイに団体で出場して
 そしたら1年後に一人の部員が入ってきたの その子は活動してない部でも怒りもしなかったし 諦めてやめたりもしなかった
 だからもしかしたらって思ったの 次の年にまたそんな子たちが入ってきて もしかしたらその子たちと一緒にってね」
アニメ咲-Saki-第8局「前夜」より


 麻雀を本気でやろうとする子はきっと風越に行ってしまう。
 それゆえに廃部寸前の麻雀部に全国を目指して麻雀を打ってくれる仲間が4人も入部してくれる確率なんて無に近い可能性で分の悪い賭けだったのかもしれない。それでも「インターハイに出たい。」その譲れない強い想いで待ち続けたからこそ今の景色がある。

 うれしかったこと、頑張ったこと、そしてつらかったこと。積み重ねてきたものは全部、今の部長をかたちづくるもの。
 部長が描いた、自分一人では決して叶えることのできない全国優勝の夢までもう残すところ2試合。
 仲間と目指す最初で最後のインターハイの頂点、その高みから見える景色を部長が見ることができたらいいなと思います。



・13巻エンドクレジット舞台




 13巻のエンドクレジットで新しく臨海女子の舞台が描かれていたので行ってきました。ここは105局[旧友]でガイトさんとダヴァンが話をしていた中洲公園のすぐ近くの舞台で、以前何度か行った時に見覚えがある場所だったので気付くことができました。
 涙目の明華かわいい。なぜ涙目になってるんだろう。



シノハユ the dawn of age 2巻 感想

  



 シノハユ2巻は4話~8話収録。てっきり8話のはやり編①は3巻に収録されると思っていたのでちょっと驚きました。
 4話~7話は小学生の閑無ちゃんが友達の大切さを知り、一つ大人へと成長するお話。


 1年前の松江こども麻雀大会でははやりんに完敗を喫して、悔しさを友達にぶつけ泣きながら自宅に走り出してしまった。
 人が集まれば時には摩擦が生じることもある。挫折を味わって、素直になれなくて、八つ当たりをして、後悔をして。
 でも今年は違う。結果的にはまたはやりんに負けてしまうけれど、閑無ちゃんの顔には笑顔がこぼれていた。



 1年前に言えなかった「ゴメン」を言うシーンには閑無ちゃんの大きな成長を感じます。

 牌を愛する女の子の慕ちゃんに出会い、湯町小の友達との特訓を経て仲間の大切さを知って、勝ち負けを超えた麻雀の楽しさを知る。
 ここでもまた咲-Saki-シリーズに一貫した「麻雀って...楽しいよね」というテーマが描かれていて閑無編もとても好きです。


 「本気で挑んだ“青春”と、支えてくれた“友達”――。」
 シノハユは単行本の帯に書かれているキャッチコピーもいいですね。
 咲-Saki-1巻と7巻のようなセリフ形式のコピーも好きですが、シノハユのようにその巻のメインキャラクターがどういう風に青春と向き合ってきたのかを表現したコピーも好きです。3巻では憧れの人に出会って将来の夢を見つけたはやりんがどう表現されるのか楽しみです。


 次回の咲-Saki- 14巻は2015年7/25発売予定とのこと。咲日和がOADとしてアニメ化になるみたいなのでとても楽しみです。


2 コメント

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格上相手への戦い方 (松葉)
2014-09-26 15:39:08
無条件で自風牌を集めるのは強能力ではあるけど、オリにも使えるっていうアドバンテージを逆手にとる悪待ち理論はおもしろいと思いました
中堅戦は後手に回らず強気で攻めた部長と攻めに出るというリスクを取らなかった愛宕姉が結果として獲得点数に差が出たということでしょうね
もちろん愛宕姉は防御に定評アリで点数状況としてもリスクを取る場面ではないわけですが
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Unknown (Unknown)
2014-09-27 18:51:36
さすがに単行本でも獲得点数についての追加シーンはなかったか
有珠山の残り点数が気になる
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