僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

耳鳴り よもやま話

2016年11月25日 | 心と体と健康と

耳鳴りについて、その後どうですか? 
というコメントをいただきましたので、
今日は少し、その耳鳴りのことを…

 …………………………………………

思えば9年前→平成19年(2007年)9月26日の夜、
風呂から上がって体を拭こうとしたそのとき、
左耳の奥の方からキーンという音が響いてきた。
それが耳鳴りとの“くされ縁”の始まりである。
以来、24時間ずっと休みなしに鳴り続けている。

耳鳴りが発症した頃は、このままだとノイローゼになる…
…と、本気で思ったほど、事態は深刻なものだった。
何しろ「静寂」というものが一切失われたのだから。
とくに夜、寝る時が辛い。音が気になって眠れない。

どの医者も「耳鳴りです」と言ったら顔をしかめ、
「治すというより、慣れることです」としか言わない。
病院でTRT療法というのも受けたけれど、
これも「気休め」程度の効果しか感じなかった。
今はもう、耳鳴りで医者にかかろうとは思わない。

耳鳴りで死ぬことはない…ということで、
一般的にこの症状が軽く見られているんだろうけどね。
それと、医師には耳鳴りの苦痛がわからないようだし。
「世の中にはもっと大変な人がいっぱいいます」みたいな。

何年か前、僕がアレルギー性鼻炎で診てもらった医師は、
信頼のおける医師だったけれど、僕が耳鳴りの話をすると、
「これまで耳鳴りが治る薬というのは、聞いたことがないですね」
と、正直に述べたおられたのが、深く印象に残っている。

そんなことで、
耳鳴りの薬や確実な治療というのは存在しない。
やはり、結局は「治すより慣れよ」というのが、
耳鳴りで悩む人たちがめざす方向であると言える。
いや、それしかめざす方向がない…というべきか。

しかし、僕も「耳鳴り歴」10年目を迎えるのだが、
この「慣れる」という言葉の解釈が難しいと、つくづく思う。

それが日常化して、気にならなくなった…
というのなら「慣れ」なんだろうけど、
やはりキーンという音はうるさいし、気になるし、
睡眠障害も続くし、大きなストレス源となるわけで、
気にならないわけがない。つまり慣れることはできない。
でもこいつと付き合っていかなければならないんだから、
これはもう、「慣れ」というより「あきらめ」である。

慣れることはできないから、あきらめなければしょうがない。
それも広い意味で言えば「慣れる」かもしれませんけどね。

それと、今は1日1錠までと心掛けているけれど、
デパスという精神安定剤を服用し続けている。
あえて薬といえば、安定剤しかないのだろう。
これだけは、今後も手放せないと思っている。

ところで。2年ほど前のブログに、
「近頃また耳鳴りの音が大きくなったように感じる」
と書いたことがあったが、最近さらに大きくなった気がする。

心房細動などで体調がすぐれないとき、
キーンという音が、耳というより脳の奥で鳴り続ける。

確かに「耐える力」というものは身に備わってきたと思う。
それと「これで死ぬわけじゃないし」と自分に言い聞かせ、
「ふん、勝手に鳴っていたらいいやん。知るか!」
とぶつぶつ独り言で自分をごまかしたり。

沢田研二の「勝手にしやがれ」をもじって、
「勝手に鳴ってやがれ」というところでしょうか(笑)。

それと、耳鳴りが気にならないほど、
他に何か熱中することがあればいいんですけどね。
なかなか、ず~っとその状態というのも難しいですが。

で、今の心境は…
耳鳴りはあきらめが肝心、ということ。
あきらめてこそ、何か得るところが

あるのかどうか、わかりませんけど

と、つい愚痴を並べてしまいましたが、
最後に余談で締めくくりたいと思います。
お急ぎの方は、ここでご退席ください(笑)。

さて、
僕の耳鳴りが発症した平成19年9月26日という日は、
自民党の福田康夫氏が首相に就任した日だった。

つまり、福田さんと僕の耳鳴りは『同期生』なのだ。

翌年9月、わずか1年で福田氏は退陣し、
次に麻生太郎氏が首相になった(平成20年)。

しかし耳鳴りは、退陣してくれなかった(笑)。

その麻生氏もまた1年後(同21年)の9月に退陣し、
政権が交代して、民主党の鳩山由紀夫氏が首相になった。

その新政権の鳩山氏も1年足らずで退陣。
次は菅直人氏が首相になった(同22年)。

さらに菅氏も1年余りで退陣して、
次に野田首相が就任したのが同23年の9月だった。

そして同24年に安倍政権となり、4年が経ったわけだが、
その前に5年間で5人の首相が退陣しているというのに、
僕がこの耳鳴りに対してどんなに強く退陣要求をしても、
こやつは知らん顔して頑固に居座り続けているのである。
まさに今の韓国の朴槿恵(パク・クネ)状態である。
でも朴槿恵も、いつかは必ず大統領を退陣するしね。

でも、この耳鳴り野郎だけは、退陣しそうにない。

また、ご存命の間は退位されないはずだった天皇陛下も、
どうやら生前に退陣(退位)される空気が出てきている。

そんなことで…

僕の耳鳴りも、なんとか生前退陣してくれないものかと、
奇跡が起きる期待を、実はまだ持っているところである。

だから、声を大にして、こう言いたい。

耳鳴りよ、退陣せよ!
僕が生きている間に退陣してくれ~

…やれやれ。
耳鳴りについて書くことと言えば、
もう、こんなことぐらいしかありませぬ。トホホ。

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人生のパスワード | トップ | アイム・ソーリー 明石家さんま »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
諦める (通りすがり)
2016-11-25 11:23:43
のんさん、耳鳴りのこと教えていただきありがとうございました。諦めるのが一番いいんですね。
早九年にもなりますか、早いですね。

これから寒くなるので風邪などひかぬようご自愛ください。
ひじが早く治るといいですね。ではまた。
どうもどうも (のん)
2016-11-27 08:09:36
あまりいい記事を書けなくて申し訳なかったと思ってます。
耳鳴り以外にも、あちらこちらが不調になってきます。
あれもこれも…となれば、耳鳴りのことをつい忘れたり(笑)
…ならいいんですけどね。
それどころか、耳鳴りは体調不良につけこんで、
さらに大きくなるという極悪なところがあります。
もう9年以上付き合っているんですから、
少しぐらい気を遣ってくれてもいいんですけど。

コメントを投稿

心と体と健康と」カテゴリの最新記事