僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

モミィとの珍問答

2017年02月10日 | 思い出すこと

昨日、このブログに「モミィちゃん、大きくなってますね~~」とのコメントをいただいた。僕が初めてブログというものをネットに載せたのが2005年の7月か8月だった。それから数ヵ月して、モミィが生まれた。そのあと、ブログはいくつか変えたけれど、時々モミィの写真を載せていたので、そういう写真をご覧いただいていた方は、やはり最近の写真を見ると「大きくなった~」と思っていただけるわけですよね。

先日、昔のモミィのことを書いた日記を読み返していたら、モミィの4歳の頃の話が出てきたので、懐かしかった。その頃のモミィは、何を見ても「なんで? なんで?」を連発する子だった。

ありますよね。子どもには、何でも疑問に思って手あたり次第「なんで?」って聞く時期が。

モミィが4歳の2009年(平成21年)の12月のことである。

僕は翌年の手帳を買おうと思って、駅前のジャスコへ行こうとした。部屋で遊んでいたモミィに「一緒に行く?」と声をかけると、「ええよ」と言って、ひょこひょことついて来た。

モミィを自転車に乗せ、ジャスコに到着し、手帳を買うために「本屋さんへ行くよ」と言った。書籍売り場は4階にある。そちらへ向かうと、「本やさんへ行くの?なんで本やさんに行くの?」と言う。4歳のモミィは、元々よくしゃべるけれど、最近やたら「なんで?」を連発する。たとえば、「なんで電信柱があるの…?」 とか、「なんで坂道って、あるの…?」 とか、次々と難問を発する。

この時も「なんで本やさんに行くの?」と聞くので、「手帳を買いたいねん。だから本やさんに行くわけ」と答えた。 

すると、「本…って、なんで本と言うのん?」とまた難しいことを聞く。
「本はね…、昔から、本て言うねん」…自分でも何を言っているのやら。

「そしたらね、本やさんの、やさん、って何のこと?」
「うぅ…。何かを売っているのを『や』と言うて、それに『さん』をつけるの」
「何かを売っているところが “やさん” なの?」
「そうや。お肉を売っていたら、お肉やさん。魚だったら、魚やさん」
と会話をしながら、洋服売り場の前を通ったら、
「そんならここは服やさんやねぇ」と言う。
「当たり~ わかっとるがな。えらい、えらい!」

次に、手相を見るコーナーの前を通った。
大きな手のひらの絵が描かれた看板がかかっている。
お客は誰もおらず、ひとり手相見らしきおばさんが、ちょこんと座っている。

モミィは、手の絵のある看板を眺めたあと、僕のほうを向いた。 
そして、大声で、
「ここは『おててやさん』やなぁ。おてて、売っているんや」

僕は思わず周囲を見まわした。そして、声を潜めてモミィに言った。
「おてて? 手…?  まさかぁ、手は売ってへんわ。手相やがな」
「手相…? 『てそう』って何…?」 
「え~っ? 手相か…? 手相言うたらなぁ…」
と、僕はしどろもどろになりながら、言葉を探す…。
「あぁ、誰か、かわって~!」と心の中で叫びながら。

この当時のモミィとは、ずっとこんな調子の会話が続いたものである。

ところが最近では…

去年から普通の新聞と併せて日刊の「朝日小学生新聞」というのを取っている。何でも文字があれば読みたがるモミィなので、妻が社会の学習の一環として取ってやった新聞だが…

あるとき、モミィはその新聞を読みながら、僕のほうを向き、
「ねぇ、『だんじょかくさ』(男女格差)って何?」
というような質問をしてきたのである。日本は、諸外国に比べてまだまだ男女格差が大きい、という記事を読んでのことだろうけど。

「おてて、売ってるの?」という質問から7年経った今、こんな「男女格差って何?」みたいな質問が飛び出すのです。

ホント、早いですね~ 子供の成長というのは。


 


   
     モミィ4歳の頃(2009年12月撮影)。

 

 

 

 

 


 

コメント
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