僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

WBC ・日本連覇!

2009年03月25日 | スポーツの話題

昨日のWBC決勝戦も、昼休みのあいだ、TVを見ていた。
何回か忘れたが、青木がランナーを置いてライト方向に大飛球を放ったときはホームランかと思って小躍りした…が、フェンス際で捕られてしまった。1点を争う息詰まる熱戦だ。なぜ、日本と韓国というのは、いつもこんな体に悪い試合をしてくれるのだ。午後の始業のチャイムがうらめしかった。

午前10時半ごろから試合は始まっていたようだ。
時々試合経過のメールが入ってきた。
仕事の合間に、携帯をこっそり見る。
「2回表、二死1、2塁もイチロー凡退。0対0」
またイチローがブレーキか、とメールを見ながら舌打ちをする僕。

11時半過ぎ。「3回。1対0で勝っている」というメールと、もう1本別に、「3回表、小笠原のタイムリーで先制。その後の1アウト満塁のチャンスは活かせず1対0」とのメールが入る。日本が先制したのか、よ~し。でも、日本はチャンスをつぶしているのも多いようだ。取れるだけ追加点を取っておかねば、1点ではいかにも頼りない。

そして昼休みにテレビを見たわけだが、日本は再三ランナーを出しながらも、あと一発が出ない。なんだか悪い予感の漂う試合展開である。

次にメールが来たのは1時半だ。
「8回裏、韓国1点取って2死1塁で岩隈から杉内へ。3対2で日本リード」

ん…? 試合はかなり動いている。

2時過ぎ。
「9回。3対2で勝っている。ダルビッシュ四球出しちゃった。危な~い」
この回を0点で抑えたら宿願の優勝だ。しかしダルが…。うぅ。頑張れ。

しかし…8分後。
「9回裏韓国同点。延長へ」
「だめ、追いつかれた。延長戦」
なんじゃそら。仕事も手につかなくなってくる。

2時半頃、「イチローのタイムリーで5対3」との報。
よ~し。と、携帯を握り締めた手に力が入る。
戦況は、そのまわりの人たちにも教えてあげる。
みんなも気になって仕方ないようだ。

そして2時41分、「やったぜ~!! 優勝」のメール。

職場のものに伝えると、小さな拍手が起こった。


             


夜、9時から2時間にわたって、TVで試合のダイジェスト放送を見た。
勝つとわかっている試合を見るのはなんとも心が落ち着き、いいものである。
水戸黄門を同じで、どんな危ないシーンがあっても、最後は必ず勝つのだ。

ところで…
延長戦に入った段階で、日本は12安打で韓国は5安打と、日本が圧倒的にヒットを打ちまくっているのに、なんで得点が3対3なのだと不思議に思った。
ダイジェスト放送では日本が得点したイニングを中心に放映していたが、映っていないところで、何度も何度も日本は絶好機を逃していたようだ。まあ、最後には勝てばいいのだが、9回裏、ダルビッシュがあと一人までこぎつけながら痛恨のタイムリーを浴びたとき、あのまま次の打者にもヒットが出て逆転サヨナラ負けなんぞ喫したら、日本のファンは、もう当分のあいだ、立ち直れないだろうと思う。よくあそこを踏ん張って三振にしとめたものだ。

そして最後は…やっぱり、イチローか。
負けたらこの大会の「戦犯」にもなりかねない崖っぷちに立ちながら、さすがイチローと思わせる見事な打撃を披露してくれた。

これで日本はWBCで堂々の2連覇だ。
前回は運が良すぎた感があり、「まぐれ」と思われるフシも多かった。
しかし、今回の優勝で、日本の実力は本物であったことが証明された。
北京での星野ジャパンの惨敗は骨身にこたえたが、これでようやく気分が晴れた。次のWBCまで、安心して過ごすことが出来る。これは大きい。

それにしても、イチローのことは、どう表現していいのだ。
まるで昔のプロレスの力道山を見ているみたいだ。
外人に反則なんかをされて、リングのコーナーにもたれ、されるがままにじっと耐える力道山。ファンの声援が悲鳴に変わるころ、すくっと立ち上がって急に空手チョップを連発し、たちまち形成を逆転して最後に相手を倒す…。

高倉健さんの仁侠映画もそうだ。
映画の前半から中盤は、健さんは悪いヤツにやられっぱなしである。
健さんはじっと耐えている。意気地のないやつだ、とも思わせる。
しかし、映画のラストについに健さんの怒りは爆発し、敵陣へ殴りこみをかけ、やっつけてしまうのである。ぱちぱちぱち。

今回のイチローは、力道山か「昭和任侠伝」の健さんの世界であった。

とにかく韓国を破って優勝を決めたことはサイコーである。
これで、大会中のいろんな不満もすべて帳消しだ。
「終わりよければすべてよし」とはよく言ったものだ。

今夜の某ホテルでの、送別会のあいさつの中でも使おう。
「終わりよければすべてよし。幸せな退職ができるのが一番です」

WBCに夢中になるとつい忘れがちになるが、今日は僕にとっての最後の議会である。今日の議会の最後に市長が、次の選挙に出るか出ないかを表明するということなので、今日はまた、テレビ局や新聞社が来るそうである。

議会が終わって、夜の送別会も終わったら、本当に一段落である。
退職まで1週間。早く明日の朝になれ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (6)
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