銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

大切なお話

2014年03月11日 | 見かけだおしNのつぶやき
海外添乗の帰国後すぐ、事務所に残るメモ書き

あるお客様から
「大切なお話があります。直接、あなたとお話したいの」

ドキッ!
なんだ、なんだクレームか!!

早速お電話してみました

・・・開口一番

『ジュリーが!』

?ジュリーって・・・藤尾、いやあれはジェリーか(しかも古い)
ジュエリー?この方そういう光りものもお好きだし・・・

「え?なんですって?」
時差ボケ気味で、聞き返すと

「何いってんの、ジュリーよ、沢田研二じゃない!」
って知りませんよ

いえ、もちろん沢田研二は知っていますが・・・

そうして思考回路も少しずつ回復し、かの記憶へ

いつでしたか、このブログでも紹介したような?
毎月発行の旅案内ですが、
正直、作成現場は地獄です

だいたい深夜近くになって、手がけるのが
お遊びコーナー(スタッフ的)【サロン広場】です

観劇好きを豪語するスタッフが、たいがい自分勝手志向で
チケット情報を入れ込みます

その日はなぜか苦戦を強いられた様子で、なかなか良い公演情報が
掲載できずにいました

すると、
「もう、ジュリーでいきますか!」
なんだか投げやりに声をあげました

ジュリーって?まさか沢田研二?
アカン、アカン

だいたい、今時ジュリーなんて、ナンセンス
あんた、もしかして水前寺清子のこと
今でもチーターって呼んでんじゃぁないの!

なんて、疲労困憊のナチュラルハイで馬鹿笑いしたことを
思い出しました

「確か、あなたジュリーのコンサートのこと、
どうのこうのと前に言ってたでしょう」

はい、確かにどうのこうのは言っていました
どうやら、その時の笑話が
お客様の記憶に残っておられたようで・・・

『この前、新聞にジュリーのコメントが載っていたの、
震災後の3年間の思いがつづられていて、私、
ますますジュリーにラブよ!』

ラブですか!

『だから・・・
 あなたに読んでほしくって、その新聞記事残してるのよ』

■特集:沢田研二さんに会いに行く
「震災」「脱原発」への思い 自分の言葉で歌いたい

タイトルどおりの内容でした

ジュリーかぁ~わからんな~

で、この方の大切なお話とは・・・
「夏のフェスティバルホールのジュリー、絶対チケット取ってね」

はい


【9条も含めて、売れている頃は、
そういうことは考えないようにしていました。
考えて何かしようとしても、きっと周囲が止めると分かっていたから。
でも、こんな年齢になったから、
ちゃんと言っていかないと恥ずかしいよね。
集会やデモの先頭に立って、ではないけど。
だって自分に無理のない方法でやらないとしんどいでしょう。
だから俳優の山本太郎くんと仕事がしたい。
脱原発を主張していてつらいと思うから】――毎日新聞文面抜粋――

今日だから、3.11だから言いたいのではなくて、
今や想像するに四面楚歌?と思われる山本太郎に
この寄り添い発言

良いも悪いも、好きも嫌いも、右も左も

流されない人

ぶれない人

強いな、ジュリー、そう感じました


震災から3年です

大きな悲しいできごとだっただけに、
簡単に言葉を発信することは、
難しい
怖い

でも、声をあげて出さないと、
思いは通じないことの方が多い

本当は、それを伝えたくて、
あの方・・・今日のジュリーだったのかな


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