銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

「恐山」とは

2010年07月22日 | Hの生きる喜び、それは
「人が死ねばお山(恐山)さ行ぐ」
イタコの口寄せで有名な霊場恐山

写真が本で知る限り、
あの世の一丁目、恐ろしく、
おどろおどろしい場所だと思っていました
死者の霊魂が集まるところだと…

ご参加のお客様も同じ思いだったのでしょう
光りものや、派手な色目の服を着て
取り憑かれないよう事前準備万端の方

気持ち悪くなったら先に戻るね!
そう宣言されて挑んだ方

しかし、いざ訪れてみると、
確かに殺伐とした荘厳な雰囲気は漂うのですが、
それより、人間の悲哀や祈りを
強く感じる場所でした

亡くなった子供のおもちゃである風車が
カラカラ、カラカラ回り、
無造作にお菓子が供えられ、
積んである石には、
幼くして亡くなったであろう子供の名前が書かれ、
服を着せ、靴を置き、かばんをひっかけ、
人間のように作られた石があり…

息子の魂に会いに来る母親が作ったものだそうです

あっちにもこっちにも
魂が浮遊しているような気配がします

蒸し暑い、カンカン照りの日でしたが、
背筋は常にスー――ッ

皆さんはどう感じられたでしょうか

「迎えが来ても、こんなしめっぽいとこ来たらあかんな
わしは賑やかなとこに行くで!」

あら、私一人がゾクゾクしていただけのようでした

そうそう!その調子です
もし、迎えが来ても「まだまだ!」と
追い返してください

それにしても恐山
観光地でも恐ろしい場所でもありませんでした
人々の祈りある霊場
訪れて初めて分かる、
生と死の対峙を感じる聖地でした



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