銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

「君の名は。」が教えてくれた

2016年10月08日 | のほほん同志Aの日常

一本の映画に、忘れかけていた会話を思い出しました。

「はじまりは、全部、たったひとつの詩なんですよ。
 その詩を増幅させて、分裂させて、それが短篇になり、長編になるんです。」
 
「小説だけじゃない。
 絵も、音楽も、舞台も、ありとあらゆる芸術のモトは、詩なんです」

何年も前、聞いたときにはまるで掴めなかったそのことばが、今は分かるような気がするのです。


話題の映画、「君の名は。」を、今日も観てきました。




今日も。
そう、2回目です。

1回目もグッときたのに、2回目はもっともっと、グッとくる。
(今日は、オープニングから涙ぐんでました)
稀な映画だと思います。

何度も繰りかえし見る人が多いようで、その理由は幾つもあるのでしょう。

映像の美しさ。
古典的なストーリーと現代的なキャラクターの組み合わせの巧みさ。
ライブ感のある音楽。

もちろんどれも素晴らしいのですが、わたしの場合は、もうひとつあります。

先日はじめて観たときに、冒頭の会話がふと、よみがえりました。
そして、映画のモトとなった「詩」が見えたような気がしました。

原作者でもある新海誠監督は、100分を超えるこの映画で、
この瞬間のイメージを伝えたかったのではないか。

それを確かめたくて、今日また、映画館に足を運んでしまったのです。


物語の前半に出てきた、あるシーン。

――やっぱり、そうだった。

途中から、そう勝手に確信しながら、スクリーンを見つめていました。

昼でも夜でもない黄昏時。
古くは、たそかれ(誰そ彼)どきとも、かはたれ(彼は誰)どきとも呼ばれた時間。
映画の舞台である糸守(いともり)町の方言では、この時間帯を「かたわれどき」という。

たそがれ、かはたれ、カタワレ

この三つが結びついたときに、監督のなかで詩が生まれたのだと思います。
黄昏時に、分かちがたい、自身の「かたわれ」に出会う物語として。

繰りかえされるキーワードは、「かはたれ」(彼は誰?)

つまり、――君の名は。


あ~それにしても。
仮に私の妄想どおり、そのイメージがこの映画の種だとして、
それをいったいどうやってどうやったら、あんなに面白い一本の映画ができあがるんでしょう。

作品は作品として、ただ楽しめばいいのでしょうが、
作り手の頑張りどころというか、その作品が生まれた過程を考えると、なおオモシロイ。

この分では、きっともう一度、見にいくことになりそうです。


「君の名は。」が教えてくれたこと。
それは、私はあのとき、とても大切なことを教えてもらったのだ、ということでした。


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話は変わって、舞台、「真田十勇士」に出演の勘九郎さんのインタビュー記事。

「お客さんに楽しんでもらうためには、こちらも楽しむこと。
 でもそれ以上に、作る過程でこちらがどれだけ苦しんだか、だと思います」

とあり、これまたグッときました。

舞台「真田十勇士」のチケットはコチラ

(残席2枚です!)


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