あまり流行っていない家具売り場に
素っ気なく置かれたアップライトピアノ
なんだか惹かれて近寄り、そっと鍵盤を触った。
静かな売り場で、人通りはポツンポツンと視界を流れ
気にしながら鍵盤を触った。
ゆっくりと始まった和音 コードと交わりながら進むメロディ
気が付けば、誰かの手が鍵盤に…
温かく、やさしく曲を支えた。
和音から始まり、たおやかな抑揚をもってまた、
始まりに帰還するメロディー
どうしようもなく嬉しくて 声を出して泣いた。
そこで目が覚めた。
この夢を見させてくれたのはきっと
あなたなのだろう。
今もその余韻は耳に残る…
遠慮がちなアップライトピアノ、
側にいて欲しい
素敵な時間
ずっといつまでも。











