頑張れ、中年技術士!

青年技術士もいまや中年技術士。自分がなってみると意外に悪くない。中年技術士を楽しもうよ、そんな日々を綴っています。

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司馬遼太郎で北方領土問題を考える

2015-08-25 07:17:35 | Weblog
わが国は領土問題は存在しないという姿勢を通しているため,北方領土については明治期以前を含め,領有とともにロシアと継続的に争ってきた歴史について,広く広報されていないしあまり学校等のテキストでも触れられていないと感じます.
ロシア首脳の北方領土訪問などがあるとつい過剰に反応してしまうのですが,太平洋戦争とその解決という節目はあるものの,ずっとその以前,つまりロシア人が千島列島に到達し南下を始めた時期からずっと両国で課題化しているのですね.
もちろんその以前からこの列島にはアイヌが原住民として生活していたのは明らかで,彼らが領土という概念で主張を行っていればまた様相は変わったのかもしれません(もちろん領有権を主張するロシアまたは日本国により完全排除された可能性も含めて).

さて,このようなことを書いているのは高田屋嘉兵衛の本を読んだから.
菜の花の沖 司馬遼太郎は通勤電車利用していたころは良く読んでいましたが,いまは徒歩通勤なのでしばらくぶりに手に取りました.
もちろんこれであっても「司馬歴史観」というフィルターを介して歴史を概観させてもらっているわけですが,ずいぶん知識は増えました.

自国の立場,主張というのは大事なのだが,係争している相手側の歴史観,立場を介して見てみるとずいぶん内容が変わるものは多いです.
ロシアが200年前からの流れの中で択捉島のあり方を考えているのであれば,ロシア首脳の訪島はある意味,首是できるもの.

この辺,強引な不法占拠とは一線を画して考えるべきなのかもしれません.
わが国にはこういった一考すべき歴史的経緯をもつ領土問題は北方領土のみであるというのが私の主張ですが,2000年にわたり常にこのような問題を複数隣国を繰り広げてきた歴史を持つヨーロッパの人々はたいしたものだと思います.
争う部分を共有したままで同じ相手と別な論点では平気で握手する.
無理なくこれをできるようにするには,まだまだ修行が必要です.

さて,今年の日韓技術士会議はお休みすることになりました.
PIARCでソウルには行くしね.
富山の全国大会は参加です.
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表彰状

2015-06-17 06:20:57 | Weblog
昨日は日本技術士会の定期総会.
会長表彰を頂きました.長年にわたり貢献だって.ベテランというわけね.


青年技術士活動を同じ頃にやってきたメンバーも大勢表彰されました.


これも素晴らしいことです.
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EE東北

2015-06-05 05:29:08 | Weblog
EE東北は,東北地域の建設技術展.
参加企業,団体とともに入場者数も東北地域最大級の行事です.

今年は私の会社も出展中


EE東北の特徴は,大学,工業高校だけでなく一般の高校なども授業の一環として見学に来ること.
大勢の学生がわがブースを訪ねてくれました.
今年は展示が少し技術的内容に偏っていたので,難しかったかも...
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建設部会引退

2015-05-22 19:28:37 | Weblog
昨年は仙台転勤したものの建設部会幹事は継続してきましたが,この6月で退くことになりました.
これで,常設委員会,実行委員会なども含め,統轄本部の役割はすべ退くことになります.
ご褒美は,会長表彰ということで,これはこれで.

青年委員会の委員長を退いてからでも,4期8年,その前の青年委員会からだと10年以上何がしか役割を持たせていただいたことに感謝感謝です.
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恐竜と鳥と人類

2015-04-04 06:08:10 | Weblog
気が付けば4月、東京では桜も満開ですね。仙台はようやく開花宣言、東北の春はこれからです。

さて、鳥が恐竜と共通の構造を多く持ち、つまりは恐竜の子孫であるというのは、概ね正しいと言われています。
鳥って、世界中でどのくらいいるんでしょう。

これに対して、人類(ヒト)は数的に勝っているのでしょうか。少し調べてみても良くわかりません。
恐竜の子孫としての鳥類と対比すべきなのが、ほ乳類なのか、人類なのかも。

つまり何を思ったかというと、恐竜が滅亡してほ乳類の時代が来て、その頂点に人類が君臨していると思っていますが、実はまだその転換途上であり、数的逆転は成し遂げられてはいないのではないか、ということです。

春ぼけといわず、誰か教えてほしい。
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ダム訪問記

2015-03-17 06:13:41 | Weblog
委員をしている財団の研究で愛媛県にある鹿野川ダムを訪問してきました。



洪水に対する備えとして計画されたダムは、水位調節によりその機能を発揮しますが、下流の整備計画の見直しや治水事業の進展に伴い、要求される機能が変化してくることがあります。
そのような場合に、ダムの大幅改造により機能UPを図るというのは、なかなか困難でした。
ダムは巨大であるとともに非常に繊細な構造物なのです。

この鹿野川ダムを始め、全国でいくつかのダム改造事業が行われています。
ダムをカラカラにして数年にわたり機能ストップするというのは、毎年の災害リスクからすると許容できるものではありません。
そのため、多くのダム改造事業が湛水状態で行われるため、非常に高度な技術を要する分野となっています。

鹿野川ダムで行われているのは、トンネル洪水吐きの新設工事。
下流の整備計画を反映した洪水調節を見直す事によりダムの洪水調節量の増強が可能になります。
詳しくは、鹿野川ダムのHPをご覧ください。



洪水吐きトンネルといっても、このサイズ。



直径11mの穴をダム本体に開ける事は不可能です。そのため、すぐ横でダムを迂回してトンネルが施工されています。


土木をやっていての醍醐味のひとつは、その巨大さ
純粋に大きな構造物を作るのは、私にとってもっとも楽しい事のひとつです。いいなあ

上流側の取水設備は湛水環境で施工されます。



一方で、湛水しながら多機能取水設備を取り付ける工事はこのようになります。




赤い重機の横に、ブクブクと泡が立っているのが見えるでしょうか。
そう、潜水作業なのです。
私も潜水工事を行ったことがありますが(施工管理したという意味です)、潜水深度が増すほど、時間と安全性の制約から難易度が増します。
ダムリニューアルは、この大深度の潜水技術に左右されるといっても過言ではないと思います。たいへんだなぁ。。。

私たちを案内し、説明していただいたダム管理事務所の皆さん、施工者(清水建設、安藤ハザマ)の皆さん ありがとうございました。


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復興現場で被災後4年を考える

2015-03-13 08:15:12 | Weblog
3.11 黙祷された方も多いのではないかと思います。
(私は山形で雪の中にいましたが)
4年経過しました。これを長いと見るか、まだまだこれからと見るかはそれぞれ立場により異なるところであると思いますが、まずはこれだけの時間が経ちました。

街の復興




こちらは、女川町の状況。少し前に訪問したときのものです。
現在、多くの沿岸部嵩上げ工事は最盛期となっており、私のようなものでも訪問する度に景色が異なっていることに驚きます。
女川町は来週末に、鉄道の復旧を迎えるとともに復幸祭を開催します。駅前プロムナードの開業は当初の今秋から少し伸びるようですが、スケジュールが見えてきました。
まだまだ少しですが災害復興住宅も一部は分譲が始まっており、港周辺の産業部分の再構築も進んでいます。

翌週は、山田町織笠地区の完成式典が予定されています。こちらも分譲は順調にいったようです。

現地に多く関与してみると、報道で言われているほど「復興が進んでいない」とは思いません。
たしかにこれだけの時間を要していますが、建設業界が政策的に低迷させられてきた最中の被災という条件を外しても、どれほどのエネルギーが注がれてきたかに着目して欲しいと思います。
ようやくある程度の姿を見せられるようになってきたので、今後は利活用も含め本当に復興を考えていかねばならないと思っています。

私自身は、震災の年の暮れに沿岸道路の道路予備設計を担当したことからスタートし、トンネル設計などをやってきました。
そして昨年4月から仙台に居るのですが、いくらかでも土木の力を使って復旧復興に寄与できていることを嬉しく思います。

止まった時間



先日訪問した大川小学校
こちらもさまざまな検証と手続きが進んでいますが、現地は時間が止まってしまいました。
地震後、なぜ裏山に登らずに橋のたもとに移動しようとしたのか。


確かに校庭より5mくらいは標高は高くなっており、今いるところよりは安全であると思われるのは現地に立つと良くわかります。
裏山も急斜面もあるが谷筋もあり登れないわけではない。
予条件として、この場所には記憶に新しい津波被災履歴がないこと、避難場所であることを被せてみると行動判断が浮かんできます。
公務員特有のロジック
しかし、そこに情報提供しているのは、行政であり土木の知見なのであり、自分自身に照らしていく必要があります。

まだ数年、いや10年以上続く復興。その段階ごとに考えておかねばならないことがあるということに気付きました。
昨年からは、できるだけ多くの若手に復興現地を訪問するように指導しています。
復興プロセスの判断をあとから理解するのは現地形状を追えなくなるので結構、困難です。
そういった意味でも、ベテラン始め土木を志す若手は機会を逃さず被災地を訪れて欲しいと思います。
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言論と表現の自由について考える

2015-01-12 11:01:40 | Weblog
政治的な発言をここに載せるのは好みませんが、どうなんだろう。
フランスでの新聞社襲撃とその後の両者の行動をみていて、全面的にテロ側を悪とする表現が圧倒的ですが、どうも納得できない。
もちろん、自身の意見を暴力的に訴えることについては他の選択肢がない場合以外には否定されるべき。これは賛同できる。

風刺などの表現について自由を標榜し、自身の商売に結びつけるのはどうなんだろう。
斜め読みでしかないが、発端はムスリムに対する風刺表現。
風刺であろうとなかろうと、どんな表現をする事も自由であり、それは保証されるべき。
これが編集長の主張であったと思いますし、デモ行進の主張も表現の自由に対する暴力は許さない、というところにあるかと。
ウィットなら許される、これは個人や文化的背景の差もあるし、詭弁でしょう。

われわれ曖昧な宗教観の者はともかく、多くの宗教が象徴的に扱うものに対する風刺や中傷を嫌います。
ここを意図的に刺激し反撃されたのが今回のケースではないのだろうか。
彼はキリスト者であろうから、そのセンスで他の宗教的象徴を同レベルで見ていないか。
タブーを捲りあげ、それを笑いのネタとすることが「言論と表現の自由」であるなら、反撃を受けることも止むなしではないか。
もちろん暴力的反撃については否定するところだが、それが宗教的に正であるなら単純に悪とも断定できない。

西欧社会の「自由」に対する意識の高さ、渇望観は否定しないし、それが社会の原動力であることも認める。
しかしその自由が他者とくに価値観の異なる他者に対してどのような影響を与えるのかに無関心であることも否定できないだろう。
常に強者の論理としての自由が正統化されているだけだと感じてしまうのです。

「選択の科学」(シーナ・アイエンガー)は最近読んだ中でもっとも秀逸な本だと思っていますが、「制限された自由」と「無制限である自由」は民族的背景により受け取り方が全く異なる。
無制限な自由を渇望する文化の「しんどさ」がこの本でも主張されるが、どうにもならない壁が両者には存在します。
しんどくない側に文化的背景を持つ身として、どうにも賛同しかねるところがあるのです。

繰り返しますが、自身の意見・主張を暴力的に訴えることについて否定的であることには異議ありません。
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新年おめでとう

2015-01-08 07:10:39 | Weblog
新年おめでとうございます。
早々に大寒波にやられています。
一昨日から三陸沿岸部に出かけていましたが、6日は快晴、穏やかな日和でした。
一転して昨日は大荒れ。
釜石市から遠野を経由して北上市に移動しましたが、地吹雪でホワイトアウト状態。前に進めません。



これからどうなるのでしょう。。。

さて、恒例の新年の誓い
今年はこれを実現したいと思います。

1. 毎日、きちんとした食事を摂ること
 基本ですが、単身赴任2シーズン目。飲み会・会食も多いのでかなり意識しないと実現できません。
2. 仕掛け中の論文など研究ネタに一定のけりを付けること
 忙しさを弁明ネタにしてはいけません。毎年のことですが。
3. 東北を満喫すること
 1年目は全力疾走。2年目はもう少し余裕を持って、東北をしっかりと体にしみ込ませたいです。
4. ゴルフも頑張るぞ
 今年はウッド系を一新します。これさえあれば。。。

なんか平凡な1年になりそう
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今年できたこと、できなかったこと(その2)

2014-12-31 07:21:17 | Weblog
さて、10月
この月から11月初旬まで、金沢工大で特別講師をやらせてもらいました。
地域政策学の枠内で、震災復興の状況や考え方、公共事業を行う際のアカウンタビリティの意味など自分でも勉強しながら講義しました。
実際、私の部下たちでもアカウンタビリティがなぜ求められるのか、その正統性とは何か、を論じられる者はあまり居ません。
ISOのルーティンと同じで、歯車になってしまえばその思想的背景や仕組みの詳細を理解していなくても機能はする。
自分たち自身がそれに陥っている事を実感しました。
何が悪いかというと
不具合や改善したいと思った時、全体を把握していないと自分では指揮が執れないということ。

そして日韓技術士会議(松山)に参加しました。




自分たちが始めて引き継がれているものを実感できるのは楽しいものです。
日韓青年交流サッカー大会、ついに10回を迎える事ができました。
双方、オリジナルメンバーは激減してしまったけれど、続くことを祈っています。
これは、オリジナルの背景を知らなくても楽しめば宜しいもの。



これに関連した移動で、大阪ー仙台を飛行機移動しました。

御嶽山の噴火は、津波同様、レア災害にどのように対処するのかを問われているのだと思います。
まだ山頂には取り残された方が眠っていると思うと、災害を生業としている自分の意味を問われているのだと感じます。

11月
久しぶりに実家に帰りました。


白すぎ城と悪口言われたりしていますが、本当に美しく仕上がりました。
来年のフルオープンが楽しみです。

金沢工大の講義は続いています。


技術士全国大会に参加するため、福岡に行きました。

やはりこれでしょう。

11月には、名古屋に行ったり、


函館に行ったりしています。


後半には、早稲田大学でIALCCE2014にワークショップ副主査で参加、論文発表は共同執筆者に任せましたが、久々オール英語にはらはらしました。
この会議はインフラ維持管理を扱う学会ですが、今年は正にそれにどっぷり浸かっていた感があります。

そして12月


仙台は雪!
東北に来ていることを忘れていました。初めての東北の冬、生き残れるのかしら。

大阪にも行きました。

御堂筋。イルミネーション良いですね。
神戸のルミナリエはずっと携帯の背景にしていました。

移動と仕事ばかりしていたこの1年。
できたこと
1. ゴルフに行く回数を増やせたこと
2. 低炭素社会への取り組みを自分の会社なりにアレンジして行動に移せたこと

できなかったこと
1. 毎日、規則正しく運動すること
2. 健康を考えた食事をすること
3. お勉強、とくに語学
やはり今年も時間が足りませんでした。こんなに仕事に没頭しているのになぜ?
コンサル中毒なのかなぁと思ってしまいます。いや確信です。
仕事を始めて30年になりました。
区切りとは言わないけれど、自分は大きくなったのか、これからも大きくなれるのか

来年が楽しみです。








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