1日1時間の贈り物

お勉強blog!

自分の足で走りだせ

2017-08-05 | 日記
今年も駅のコンコースではビアガーデンが催されていて
昨日は夕方5時をまわった頃には矢も盾もたまらず、
次女と一緒にテラスへと向かう。
西日がまだまだ強烈な時間だったけど
オレンジ色に染まる街を見つめながら風に吹かれていると
暑さも何処へやら霧散してしまい
生ビールが喉を過ぎる心地よい感触にただ静かに身を委ねた。
地元産のりんごジュースを美味しそうに飲む次女の顔もオレンジに染まって
最近すっかり家内に似てきた次女をあらためて可愛いなあと思いながら
いま自分が息を飲むような瞬間の中にいることを切ないほどに感じていた。

電話をして家内も出てきたらと誘ったら
しばらくして家内だけが現れる。
長女はお勉強中で声をかけることははばかられたという。
東大のオープンキャンパスから帰った長女はその憧れをさらに強くしたようで
自分の興味のある分野で研究職に就きたいという目標が
ようやく自分の中で形になってきつつあるようだった。
あと2年の努力で夢が叶うのならそのための努力は惜しまないということなのだろう。
今はただそんな長女を見守り応援するだけである。

次女にはこの夏休み初盤は勉強に対する姿勢についてガツンという場面が目立った。
なぜならもう受け身の姿勢では先には進めないところまできたからだ。
ここからは僕から「学びとる」あるいはもっというなら「盗みとる」ぐらいの気持ちを持たないと
数学の山は乗り越えられない。
これまでは受け身で良かったが、ここからの主人公は次女自身だ。
軌道修正には激しい負荷がかかることは織り込み済みだ。
そこを親子で越えるためには、僕の次女に対する無償の愛で真正面からぶつかっていくしかない。
ただただ次女のことを思って言っているということをわかってもらうしかないのだ。
これまでは僕の背中に乗って進んできた次女
この夏からは僕という伴走ランナーを従えて自分自身の足で走っていくのだ。