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パリの勧進帳

2007-06-14 | 感動


6月8日夜はNHKでプレミアム10
「オペラ座の弁慶 團十郎・海老蔵 パリに傾く(かぶく)」
の再放送を見た。

團十郎は「パリ・オペラ座で歌舞伎をやるのは、
歌舞伎座でオペラをやるのと同じこと」と意気込みを語りながら、
準備段階の親子の奮闘ぶりをたっぷり見せてくれた。
本番は、初日、團十郎の弁慶に海老蔵の富樫、
二日目、海老蔵の弁慶に團十郎の富樫という
日本では見ることのできないWキャストで公演された。

特に興味を持ったのは、奥行きはないが幅と花道を持つ歌舞伎
に対し、奥行と天井の高さがあるオペラとの舞台条件の違いを
いかに乗り越えるかで試行錯誤した点である。

海老蔵弁慶は舞台に垂直の花道にこだわり、客席中央の通路に向かって
通常の花道より幅が狭く(約2/3)しかも、かなり急なスロープを作り、
客席を通り抜ける花道をとった。
一方、父團十郎弁慶は万一のことを考え、舞台前面に平行のスペースを
設け、背景を幕で隠してから下手(舞台に向かって左側)へ引いて
行った。

また、勧進帳決まりの背景の松の木も通常の布製が使えぬため、
新たに板に描いたものを使ったが、特に海老蔵が出来に満足できず
日本では勿論、パリに着いてからも前日の深夜まで修正を続け、
やっと、一応納得のいく形で本番を迎えた。

ほとんどが歌舞伎を初めてみた観客だったが、伝統に裏打ちされた
その素晴らしさは誰もが感じ取ったようで、洋の東西を問わずいいものは
理解されることを実感することができた。

(1988年パリ訪問時、オペラ座の写真を撮っていなかったため
ノートルダムのステンドグラスを冒頭で使用した。)

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